25チャンネルよ永遠に…

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25チャンネルだけに第25回で最終回です

さて、勘づかれている方もいらっしゃると思いますが、テレビ愛知の今までのアナログ放送のチャンネルナンバー「25」にちなみまして、この「新しいチャンネルだ!テレビ愛知開局20周年に勝手に寄せる想い」は第25回をもちまして最終回とさせていただきたいと思います。

開局20周年にしてデジタルを開局

こう振り返ってみますと、自分がいかにテレビ愛知ファンであるかということに、改めて気づかされました。衝撃の出会いから20年。開局20年目という節目にして、デジタル放送の開始という、テレビ愛知には第2の開局を迎えるわけです。

このように、テレビ愛知の放送を20年ずっと見てきたわけですが、それほどまでに私をひきつけるものは一体何だったのでしょうか。衝撃的な出会いをしたからだけでしょうか。

テレビ愛知が惹き付けるものとは

確かに、最初から知っているというのは大きかったかもしれません。私が生まれたときには、それ以外のテレビ局、NHK、CBC、東海、メ~テレ、中京、三重は既に開局しており、それらの局には、私にとって未知の部分があるのですが、テレビ愛知については最初から知っている、だからこそすべてを知りたい。

というマニアの血が騒いでしまったのでしょうか。それともテレビ愛知とそれを取り巻く、テレビ東京、三重テレビなど、これらの放送局が他のテレビ局と違って、とても複雑で興味深い経歴や関係を持っていたことに、入り込んでしまったのかもしれません。

テレビ東京系列自体が他とは一線を画す成り立ち

テレビ東京の経歴ひとつ取っても、それはそれは複雑で、いろいろな力関係が行ったり来たりの大騒ぎ。テレビ朝日がかつて教育局だったことも忘れかけられている今、テレビ東京の過去を知る人は、ほとんどいないのではないでしょうか。

にもかかわらず、未だに名古屋でも、テレビ東京のことを「12チャンネル」と言う人はいます。テレビ東京が東京12チャンネルだった頃は、もちろん名古屋に系列局は無かったのですが、他の系列局、CBCやメ~テレ、中京で放送されていた、12チャンネルの番組に衝撃を覚えたのでしょう。

その強烈な印象が、彼らの脳裏に焼き付いていて、そういった人々は、テレビ愛知ができたときも、「ようやく名古屋にも12チャンネルがやってきたかぁ」と感慨深く思ったことでしょう。

広域圏内にある県域テレビ局という存在

しかし、今思い出してみましても、少年時代にテレビ愛知の試験電波と遭遇したあの夏休みの日の衝撃は、未だ新鮮に心に刻まれています。私がテレビのネットワークや、テレビの裏側に興味を持つきっかけになったのは、この出来事と、三重テレビの存在だと思います。

三重テレビにつきましては、深すぎて、まだまだ語ることのできないテレビ局ですので、また別の企画で想いを綴ることができたらな、と考えています。

新しいテレビ局という印象

開局から20年が経つにもかかわらず、今までテレビ愛知にはずっと、「新しい局」という印象がありました。20年前、既にある程度決まっていた、中京広域圏のテレビ局が取り合うCM広告市場というパイを、後から来てもぎ取らなくてはならないという新規開拓者。その精神が今でも残っているからでしょうか。

そういった営業的な部分と言うのは、あまり視聴者に伝わってきませんが、少ない予算、少ない人員でも頑張って行われている報道、他局には無いスタイルを追い求める番組制作には、とても好感が持てます。

そして、少しでも名古屋に馴染みたい、馴染ませたいというキャッチフレーズ戦略。それらから感じるのは、名古屋という新規参入者が入り込みにくいと言われている街で、どうしたら馴染むことができるのか、親しまれるのかを追い求め、結果、それは市場を荒らすことではなく、名古屋の人に好かれるテレビ局になることを、テレビ愛知は目標にしているのではないか、という印象です。

デジタル放送は横一線でスタート

今までは、そんな新しいチャンネルであったテレビ愛知も、この2003(H15)年12月1日にスタートする地上デジタル放送については、他局と一緒にせーので始まります。チャンネルも一部の局を除いて整理され、すべての局がUHFになるため、今まで多少あったであろうマイナーイメージのUHF電波というレッテルも払拭されます。これから、真の実力を試されるときです。

そしてテレビ愛知は、そのデジタル放送を始めるにあたり、3チャンネル同時放送可能な設備を導入し、マルチ編成の導入を掲げています。これが、一歩リードとなるのか、自らハンデ戦に望むことになってしまうのかは、今のところ全くの未知数ですが、その意気込みは買いたいと思います。どの程度のものかはわかりませんが…。

デジタルになっても残って欲しいローカル感

愛知県民としての私にとっても、やはり「テレビ愛知」というのは、広域局よりも身近な存在なのです。唯一の県域局という密着性、そして古くからの地元企業のCMが流れるというのどかさ。いい意味で、素朴さ、田舎っぽさをデジタル化後も残して欲しいものです。

お読みいただきありがとうございました

この連載を通じて、特に愛知県エリア以外の方々には、愛知県にはそんなテレビ局があるんだ、ですとか、テレビ東京系列ってのは、なかなか面白い事情があるんだな。と感じていただけたら、とても嬉しいです。

また、愛知県の方には、テレビ愛知の実情やちょっとした裏側を、お見せできたのではないでしょうか。これをきっかけに、テレビ愛知、テレビ東京、そして三重テレビを身近に感じていただけたり、好きになっていただけたら、これ以上の喜びはありません。

ローカルこそがテレビの醍醐味

視聴率至上主義がはびこるテレビ業界。夕方のニュースはどんどんグルメ、買物情報番組へと変貌しつつあります。そしてやたらと事件、事故を煽る夜のニュース。行き過ぎたバラエティ番組。

テレビ愛知やテレビ東京系列、三重テレビには、数字だけじゃない、素敵なものを追いかける番組がたくさんあります。あなたの知らない世界が、そこにはあるかもしれません。あ、でも時間によってはテレビショッピングばっかりだったりしますけどね。理想を追い求めるほど、台所事情も苦しいのです。

テレビ愛知は「10チャンネル」の時代へ

この連載を書くにあたって、情報を提供してくださった皆さん、そして、直接お会いしての取材や、メールでの取材に応じてくださった皆さんに、本当に感謝いたします。この連載によって、私のテレビ愛知への想いが、ひとつの形にできましたことを嬉しく思います。

これからも、私はテレビ愛知を応援していきます。デジタル放送では10チャンネルになってしまうため、長年親しんできたチャンネルナンバー「25」は、あと8年で無くなってしまいますが、あえて、この言葉で締めさせていただきます。

テレビ愛知本社

TOPPY
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 25チャンネルよ永遠なれ!

参考文献
・テレビ愛知15年史 テレビ愛知
・三重テレビ放送20年史 三重テレビ放送
・テレビ東京史-20世紀の歩み テレビ東京
・テレビ大阪10年の歩み テレビ大阪
・日本経済新聞社120年史 日本経済新聞社
・日本経済新聞社100年史 日本経済新聞社
・日本の放送’93 国内放送局データブック刊行委員会
・日本の放送のあゆみ 日高一郎著 人間の科学社
・されどテレビ半世紀 ばばこういち著 リベルタ出版
・TV博物誌 荒俣宏著 小学館
・テレパル各号 小学館
・中日新聞各号 中日新聞社

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