- ダイソーの4世代のロゴが1つの店舗に共存している
- 近隣のセリアも味わい深い歴史を感じる店舗
- 実はどちらのお店も同じ業態からの転生・居抜きだった
ダイソー愛知犬山店
100円ショップのダイソーは2019年(平成31年)3月にロゴを「世界共通化」し、上向きの三角が3つ重なったようなマークになったのですが、数千店舗を構えているので全店舗のロゴが刷新されているわけではありません。
そんななか「4世代のロゴ」を一度に見ることができる店舗に愛知県犬山市で遭遇しました。
見ることができた4世代のロゴ
ダイソー愛知犬山店で一番大きく目につくロゴは「Theダイソー」です。2005年(平成17年)秋からゴールデンタイムで放送されたフジテレビ系列の「はねるのトびら」にあった「ほぼ100円ショップ・The・ダイタイソー」のコーナーでこのロゴを模したものが使われていたので印象が強いですね。多分その頃に犬山店は出店したのでしょう。
さらにそれ以前の「ザ・ダイソー」ロゴが買い物カゴに残っていました。
そしてその後、ピンク色になったときの最初のロゴが自販機にあり、駐車場案内や証明写真撮影機は現行ロゴになっていて、一つの店舗で4つのダイソーロゴを見られるというわけです。
統一されるまで屋号が50種類あった!?
ダイソーは現在のロゴに統一するまで、「ファミリーダイソー」や「100円館」などなんと50種類近く(!)もの屋号・ロゴが存在したといいますから驚きです。
さらには別会社の「ダイソー&アオヤマ 100YEN PLAZA」という業態もありました。現在もその会社による運営のダイソーには「DAISO Life Coordinate Shop」という文字があり見分けることができます。アオヤマとはあの洋服の青山です。ダイソーは紳士服店と協業しているのですね。
近隣のセリアにも味わいが
さらにこの犬山のダイソーの近くにある同じ100円ショップの「セリア犬山店」にも味わいがあります。「Seria」のロゴが旧ロゴなうえに「生活良品」「百円生活」「百円良品」という文字が踊ります。一世代前の深緑色ではなく、紫色がベースなのも古そうです。
ただ、このセリアには現行ロゴがありませんので、セリアのほうはロゴの変遷をたどることはできません。
どちらも100円ショップに転生したのね…
ダイソーとセリア。徒歩圏内に2つの100円ショップがある激戦区なのですが、どちらも100円ショップとして建てられた建物ではありません。
実は、ダイソー愛知犬山店は「紳士服の名紳」の居抜きで、セリア犬山店は「紳士服のトリイ(現在のAOKI)」の居抜きなのです。
かつての紳士服の近隣ライバル店がどちらも撤退し、両方とも100円ショップに転生しているのもまた面白いところです。100円ショップと紳士服店は親和性が高いのかもしれませんね。
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