★人気のあった「花果」が再オープン
★現地の味そして今の雰囲気を再現するため
★お店をきっかけにアジアの文化を伝えたい
このトッピーネットで以前ご紹介しました、台湾とベトナムのドリンクとスイーツで人気を集めていたカフェ「花果(ホアクア)」。人気もあり、いつもにぎわっていたのですが、惜しまれつつもお店を閉められてしまいました。
当時の記事:「台湾式ティータイムで癒される~花果(ホアクア)」
その花果が、昭和区に再オープンしたとのことで行ってきました。フードメニューも充実し、よりアジアンなカフェとなった花果。その人気の秘密と、なぜ以前お店を閉められてしまったのか、伺ってきました。そこには、理由がありました。
新しい花果は御器所にオープン
新しい花果は、地下鉄の鶴舞線と桜通線が交差する御器所駅の近くにあります。3番出口を出て南へ歩き、1階にスギ薬局のある角を左に曲がると、パステルカラーのグリーンに黄色の看板、かわいらしいゾウのイラストの描かれたお店が登場します。そこが花果です。
以前は、台湾とベトナムのメニューにちなみ、現地にある伝統的で素朴なカフェの雰囲気を再現というコンセプトでしたが、今回はより今のアジアを重視。さらに発展している空気、外からの影響も受けてアレンジされている面白味をそのまま形にされています。
かわいらしい店内でしっかりごはん
店内はまとまっていて、2人掛けのテープルがいくつかと、あとはカウンター席となっています。装飾もアジアン雑貨で彩られていて、ランチョンマットなども優しい色で落ち着きます。
ランチメニューは日替わりでして、この日はそのメニューのひとつである「バインミー」をいただきました。バインミーとは、ベトナムのバケットサンドです。一口。何かとても豊潤といいますか、強い風味が口のなかに広がります。
実はこれ、レバーペーストが塗ってあるんですね。さらにナンプラーに香草の風味もあいまって、これは…おいしかったです。なかなか味わえない本格的な味ですね!…と言いましても、自分はベトナムは行ったことがないので、初めて食べたのですけれども。
私はレバーが実は苦手なのですが、これはおいしかったです。
ナンプラーやチリソースなど、調味料はお好みで。
フードメニューは他にも豚角煮丼や鶏肉のフォー、グリーンカレーなど、食べてみたいものがいっぱい。タイ風鶏の唐揚げも気になります。
ドリンクもやデザートももちろん
せっかくなので、ドリンクもいただきました。ベトナムスムージーの「シントー」です。バナナ、パイナップル、アップルなどのフルーツと、コンデンスミルク、グラニュー糖、そして氷から作るもので、私はパイナップルをいただきました。
フルーツの味がしっかりしている一方で、とてもさわやかです。
いやー、異国情緒漂うランチ、いいですね。
なぜお店を閉められてしまったのか
花果は姉妹で経営されていらっしゃるお店で、今回はさらに女性スタッフも加わり、復活オープンということで、それは嬉しいのですが、なぜ、いったんお店を閉められてしまったのか、あえて聞いてみました。
以前の花果は、台湾に住まわれていた経験をきっかけに、さらにベトナムに興味をもち、台湾とベトナムのドリンクやスイーツを出すカフェとして運営されていらっしゃったのですが、お店をしながら勉強していくうちに、さらに東南アジア全体に興味をもつようになったとのこと。
そして現地に飛び感じたのは、エネルギッシュで、現在進行形で発展しているその勢い。人々は希望に満ち溢れ、変化をおそれず、様々なものを受け入れ、融合させ、さらに発展を重ねる明るさ。
そこで、いかにも現地っぽいカフェではなく、今の東南アジアの最先端を行くようなお店を開きたい…と思われて、再スタートを切ったそうなのです。
伝えたいのは今の東南アジア
もちろんカフェですから、味わってほしい、味を伝えたい、おいしいと思ってもらいたいというのは当たり前のことで、そこにさらに、この花果をきっかけに、東南アジアの文化、そして活気溢れる今の空気を感じて欲しいとのこと。
私も東南アジアはいくつかの国や地域に訪れたことがありますし、近年は台湾にとても魅力を感じています。
確かに、東南アジアの各国は、日本に比べれば経済規模も小さく、まだまだ発展しきれていない部分もありますが、未来への希望が見えてこない、閉塞感が漂う日本と比べて、どちらが暮らしていて楽しいか…。
いや、それは意識の問題であって、今の日本においても、気持ちの持ちようで、東南アジアの人々と同じように、閉塞感を打ち破って、エネルギッシュに未来へ発展の道を歩むということはできるはずです。
花果は、そんなアジアの風を名古屋に吹き込むために、今、復活したのではないか、そんな気さえしてきました。
もちろん、そこまで気構えなくても全然大丈夫です。のんびりとした東南アジアもうまく再現されています。現地にはなかなか頻繁にはいけませんが、ここなら気軽に、東南アジアを体感できます。おすすめです。
※お車でお越しの際は、付近のコインパーキングに停めることになりますが、周囲は一方通行の道が多く、大通りも中央分離帯がありますので、お気をつけください。
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