岩村の戦国料理とは?飛騨牛に地鶏に鮎!そして大浴場でリフレッシュ

広告

写真

  • 建物の古さを味わいととれば言うことなし
  • 炭焼戦国料理はもちろん!意外なものがびっくりのおいしさ
  • ラジウム温泉でゆったりお部屋でのんびり

 世界一の美濃焼こま犬を見て、日本三大観音のひとつとも言われる飯高観音で厄除けのお願いをしたら、そろそろお腹が空いてきました。実は、予約しておいたんです。こちらも、日本三大山城の一つといわれる「岩村城址」の山裾にある岩村山荘。もちろん宿泊もできる宿なのですが、こちらにはデイユースプランがありまして、ラジウム温泉の大浴場に入って、お部屋でのんびりくつろぎつつ、囲炉裏端で戦国料理をいただるのです。

 料理はもちろん、雰囲気にも味があって、さらに思わずびっくりするおいしさだったのが最後に出てきた東濃名物。家族全員口をそろえて「この味の秘密は一体?」と思うほどのサプライズなおいしさでした。

2つのタイムスリップ感

 岩村城址にはお城はありませんが、その山裾にある岩村山荘の外観はまるでお城。石燈籠のある橋を渡って中に入ると思わず声がでます。ロビーは吹き抜けになっているのですが、まるで合掌造りの建物のよう。立派な梁に圧倒されます。さらに囲炉裏もあってタイムスリップ感、遠くまで旅行に来た感が抜群です。

写真

 日帰りプランでは、午前11時から午後4時まで最大5時間客室を利用することができます。それも料金に含まれていますから、家族や夫婦、カップルだけでなく、仲間内での利用にもぴったりですね。

 もちろん、部屋は清潔で掃除も行き届いているのですが、扉や窓には、先ほどのタイムスリップ感とはまた違う、経年劣化感があるのも…味わいですね!

写真

ラジウム温泉は入り放題

 岩村山荘にはラジウム温泉「老いずの湯」がありまして、滞在中は何度でも入ることができます。しかもこのラジウム温泉、普通とはちょっと違っていまして「妙水」という活性水が使われているというのです。リウマチ、腰痛、肩こり、冷え性に効果があるとのことで、心身ともに生き返ります。ただ、大浴場まで通路が少しありますので、湯冷めしない格好で行くといいと思います。

いよいよ戦国料理です

 食事は大宴会場でいただくことになるのですが、ここがまた面白い。全ての席に小さな囲炉裏があって、天井にはやはり太い梁が。さあ戦国料理、いただきますよ!

 でもね、正直思ってたのが、このプラン1人5,250円なのですよ。それでお風呂に部屋利用がついてですから、まあ、そんなには…と思っていたのです。

写真

 まず登場したのが野菜にしいたけ。地元で採れたというネギ、ししとう、なす、お芋、玉ねぎ、たけのこ。そこにほうば味噌です。やっぱり採れたての野菜を炭火で焼いたらそりゃいいですよ。特にしいたけ。実は苦手なんですけど、ジューシーで嫌味もなくおいしかったです。

写真

飛騨牛キター!

 来ました来ました。飛騨牛!そして地鶏。しっかりとサシの入った飛騨牛を炭火で焼いたらもう、口のなかに広がる旨みは間違いなしですよ。続いて地鶏。これがもう、絶品。牛に鶏に贅沢な話なのですが、まだ終わりません。

写真

 さらに、串に刺された鮎が登場です。しかも、宿の方が焼き具合を見てくださいますので、炭火で焦げ目が付いて最高のタイミングで!香ばしくてほくほく、しかも串に刺さった状態でガブッとです。

写真

何この味!?

 それで実は、次に出てきたものが、意外だったのです。ご飯ものとして、ごまのまぶされたおにぎりにおつけもの、五平餅が出てきました。おにぎりはもちろん、焼きおにぎりとしていただきます。醤油の香ばしい香りがたまりません。

 何が意外だったのかというと、五平餅です。東濃で五平餅といえば団子型をしているものなのですが、ここでは一般的なわらじ型。しかもですよ、おにぎりもあるのにさらに五平餅って、これ、ラインナップとしてどうなの?と思ったのが間違いでした。

 五平餅を食べて、家族全員びっくり。これまで、それこそ五平餅なんて数え切れないほど食べてきて、どれもそんなに変わらない味で、その味の差はゴマの風味の違いだったり、味噌の濃淡くらいなものだと思っていました。しかしです。この五平餅のおいしさ、おかしい。炭火で焼くとこうなるの?いや、それだけじゃないですね。家族全員、こんなおいしい五平餅は食べたことがない!という感動の意見の一致です。一体、何が違うんだろう…。

写真

 しかも、既にたっぷりの野菜、お肉、魚でお腹は充分満足していて、空腹の状態でもないのに、これほどおいしいと感じさせる五平餅、おそるべしです。

 戦国料理、大満足です。いやあ、これのメニューで、お部屋利用とラジウム温泉利用がついてこの値段は、ちょっといい意味で予想を裏切られましたね。さらに、食後にコーヒーなどもついていまして、部屋まで持ってきてくれます。

写真

 同じプランで、戦国料理とは別にもうひとつ、シメにラーメンのついた「寒天豚しゃぶしゃぶ」コースもあります。この地方の名産である糸寒天を食べさせて育てたヘルシーポークを使っているのだそうですよ。ただ、そちらのコースは五平餅が出てきませんので、私は断然戦国料理をおすすめします。あと、季節によって出される野菜や川魚は変わることもあると思います。

 窓から見える山並みに心も癒されますし、気軽にお値うちな非日常体験、良かったです。リフレッシュには最高ですよ。

コメントはこちらから

Loading Facebook Comments ...

コメント

  1. masa より:

    masaです、こんにちは。
    岩村山荘、なつかしや。
    ゆったりできるし、おいしいし、
    一帯に残る山城跡の町並みも味わい深いし、
    むかし何度か食事に行きました。
    日本酒「女城主」で知られる岩村醸造の蔵開きには、
    今でも毎年のように出かけます。
    久しぶりに岩村山荘へ寄ってみたくなりました。
    「あじめ味噌」を知ったのも、岩村山荘だったような。
    ぴりっと甘辛いあの味がくせになり、
    岩村へ行ったときは必ず買って帰ります。

  2. >masaさま コメントありがとうございます
    そうですね。岩村山荘のあたりは、
    散策するとさらに味わいありますよね。
    気分転換には最適だと思います。
    蔵開きに行かれてるのですか~。
    私は下戸なのでいけませんが、
    地酒も魅力ですよね。
    「あじめ味噌」もいいですよね。
    山の幸を存分に味わえるのも、本当に魅力的だと思います。

タイトルとURLをコピーしました