そりゃぁドラゴンズだがね

バファローベルの魅力!そうか...バファローか12.05.30

記事公開日:2012年6月9日 更新日:

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★ベルタソを見るのは初めて!
★絵的にはどうかと思ったけど、動きがもうね
★長かったけど...試合も最高の一日でした

 今年のナゴヤドームでの交流戦は、全ての試合前に、対戦相手のキャラクターが参加する「D-STAGE」が開催されるとのことで、オリックスバファローズがやってきた、5月30日の試合とステージを見に行ってきました。オリックスのマスコットといいますと、一昨年までの「ネッピー」と「リプシー」に代わり、昨年から登場した「ベルタソ」こと、バファローベルが大人気。

 でも実は、写真やイラストで見る限り「そこまで言うほどか?」なんて思っていたんですけど、ああ、これはダメだ。

平日でも大人気のステージ開始午後3時!

 この日は水曜日。午後3時からのステージということでしたが、相変わらずやっぱりたくさんの人。世の中、土日休みばかりじゃないんだよ!ですね。まずは、いつものとおりアタックさんが登場。いつものとおりのグダグダになるかと思いきや。この日はシャオロンとパオロンがしっかりサポート。そこそこ盛り上がりました。

 午後3時、ステージのはじまりです。ルミお姉さんが登場し、チアドラとドアラ、シャオロン、パオロンによるドリームスターズパーティ第1部です。

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15:15 待ってました!オリックスステージ

 そしていよいよ、オリックスステージの時間です。チアの「Bs Dreams」とマスコットの「バファローブル」そして「バファローベル」の登場です。

 登場した瞬間。ああ、そういうことかと理解しました。なんですかね、この、完全にわかっています的な反応、しぐさ、動き。これは計算高いな...と思う一方で、そう思わせない、もともとそうなのかも、どうしてそんなしぐさができるんだ、と思わずうなってしまいます。動いてるベルタソ、すごいわ。

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 改めて、初めて実際にバファーロブルとバファローベルを見て、ああ、そういうことなんだよね...と、頭ではわかっていたことなんですけど、視覚的に納得せざるを得ない現実をつきつけられた感じがしました。

 どういうことかといますと、一昨年までのオリックスのマスコットキャラクター「ネッピー」と「リプシー」は、オリックスが「ブルーウェーブ」と名前を変えた1991(H3)年から長年使用され続けてきたもので、海神ネプチューンの息子という設定です。まさにブルーウェーブ、球団としてのオリックスのイメージが強く脳裏に刻まれたものでした。彼らの姿を見るだけで、ズバリ、オリックスという感じがしたのです。

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 しかし、今回のキャラクター「バファローブル」と「バファローベル」は、もう、その名のとおり、名前の最初が「バファロー」なんです。オリックスよりもバファローズのイメージが先行しているのです。

 かつてオリックスブルーウェーブと、大阪近鉄バファローズと、それぞれ別々の球団だったものが、合併して誕生したオリックスバファローズ。この、バファローブルとバファローベルは、草食動物のオリックスとバファローが掛け合わされた架空の生き物という設定、つまり、合併した球団であることを強調するキャラクター、いや、それまでの「オリックスのマスコット」から「オリックスバファローズのマスコット」としての存在に生まれ変わったわけです。

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 ネッピーとリプシーは、近鉄バファローズがあった頃からいたキャラクターでしたから、近鉄ファンから見れば敵だったわけです。しかしこのバファローベルにバファローブルは、もうその名のとおり「バファロー」なわけで、ああ、かつての近鉄はオリックスの一部分になったんだよな...と、改めて認識せざるを得ない現実をつきつけられた感じがしました。もちろん、もう一度書きますが、頭ではわかりきってるはずのことなんですよ。

 すみません、なぜそこまで語る?なぜそこまで思いが巡る?と思われるかもしれません。大きな声では言えませんが、球団が消滅するまで、実は、大阪近鉄バファローズファンでしたので。

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15:35 DD知っ得コーナー

 続いて、営業部水野さんとルミお姉さんによる、DD知っ得コーナーです。すると、電話を持ったバファローベルがステージに。誰かからルミお姉さんに電話がかかってきたようです。

 電話の相手は、オリックスの公認か非公認かよくわからない、マスコットキャラクター「大阪八カセ(大阪環境八カセ)」。大阪八カセは、京セラドーム大阪で登場するそうで、一方で、ほっともっとフィールド神戸では同じくそういう位置づけのマスコット「ゴーヤ」が登場。同一人物では?という噂も。

 このあたり、正直センスとしてはよくわからないところがありますけど、大阪と神戸の2つ、合併前の2つの球団の本拠地でそれぞれ違いを出してるのも、やはりその球団の経緯からですかね?

 正式な準フランチャイズではありませんでしたけど、かつて近鉄バファローズは、大阪だけの球団ではなく、名古屋の球団でもあったような感じでしたよね。かつて名古屋にも、地元にもうひとつ、プロ野球の応援の選択肢があった...そんな時代もあったのです。

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16:00 お客様と遊びまショーはチア対決

 続いて、アタックさんのやたらとマニアックなクイズコーナーに、チア対決となったお客様と遊びまショーのコーナー。この日もやっぱり、けん玉対決にお絵かき対決。そして1対1となったところで、手を使わないV字バランスという、ハードな対決。しかしこのバランス対決は結局決着がつかず、両チーム引き分けに。やっぱり、プロはすごいですね。

16:15 マスコットミニショーでもいちいちかわいい

 マスコットミニショーも、やはりチーム戦で対決です。ストップウォッチ対決に、黒ひげ危機一髪対決。ベルタソたちは結局いいところを見せることができず、この日はドラゴンズの勝利。

 でも、落ち込むバファローベルもいちいちかわいいから困ります。

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16:30 ドリームスターズパーティそして記念撮影

 最後は30分、目いっぱいのドリームスターズパーティです。この時間になると、それまでは暑かった陽気が嘘のように過ごしやすくなり、見物人の数もどっと膨らみます。

 最後の最後は、バファローベルとバファローブルも登場して、みんなで記念撮影タイム。そっか、バファローだものね。別物として心理的にシャットアウトしてきたけど、ちょっと興味持とうかな、オリックスバファローズ...なんて思いつつも、やっぱり、ドラゴンズに勝ってもらわなきゃ。

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試合は延長サヨナラ勝利!

 この日は試合前のスピードボールコンテストが「各局アナウンサー対決」。テレビ愛知からは、初の女性アナ実況にチャレンジされたものの、実況する前に試合が雨でノーゲームになってしまい、逆に実況よりももっとハードな展開になってしまった改野アナが登場しました。

 この日、中日の先発は中田投手。今回のドームでの観戦は今季3試合目となったのですが、これまで見た試合全て中田投手。もうこれは運命でしょうか。

1回表[D]0-1[Bs] またもやいきなり先制

 前回の観戦試合では、初回いきなり先制されてしまったのですが、この日もでした。先頭のスケールズ選手がライトにヒットを放つと、野中選手が送ります。バルディリス選手がショートゴロで倒れたところで、李大浩選手です。ライトへタイムリーヒット。オリックスが先制です。

 しかしその後、中田投手は崩れることなく、2回から4回まで全て3人でオリックスの攻撃を終わらせます。一方のドラゴンズ、オリックスの中山投手を前に4回まで1塁を踏むのがやっと。5回裏には藤井選手がツーベースヒットを放つものの、続きません。

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6回裏[D}1-1[Bs] 追いつくも均衡破れず延長戦

 ドラゴンズが動いたのは6回裏でした。先頭の荒木選手が出塁。しかしツーアウトとなってしまうのですが、和田選手が左中間にツーベースヒット!追いつきます。

 続くブランコ選手がフォアボールを選ぶものの、井端選手はショートゴロ。追いつくのがやっとでした。

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 次のピンチは9回表。先頭の野中選手にフォアボール、バルディリス選手がヒットで続き、その間に1アウトを取るものの、さらに李大浩選手にフォアボール。1・2塁とされてしまいます。しかし、後藤選手と日高選手を連続三振。切り抜けます。

 その裏、谷繁選手がツーベースヒットを放つものの、得点につながらず試合は延長戦へ。さらなるピンチは10回表でした。

 この回マウンドにあがった田島投手を相手に、オリックスは1アウト1・3塁のチャンス。さらに田島投手はスケールズ選手にフォアボールを与えてしまい、満塁のピンチに。

 しかしです。野中選手、山崎浩選手を連続内野ゴロで締めくくり。自分で蒔いた種を自分で刈り取りです。

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10回裏[D]2-1[Bs] 森野選手の初サヨナラ本塁打!

 時刻は既に9時半。規定から、もうこれ以上の延長はありません。ああ、今日もまた、長時間の引き分けは嫌だよもう...と願いながら応援です。

 先頭の堂上剛裕選手は見逃し三振。ああ...とため息が出たところで、なんと、森野選手がやってくれました。今季チーム初、そして森野選手にとっては、人生初となったサヨナラホームランです。その幕切れに、ナゴヤドームは大きく沸きました!

 ヒーローインタビューはもちろん森野選手と、あ、田島投手もいますね。今季初の勝ち試合観戦となりました。スカっとしました!

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やっぱりベルタソはやさしい

 さて、この日の「ドアラのバック転タイム」は、ブルとベルに見守られながらです。バファローブルはバック転はしないんですね。ドアラは大失敗。ベルはそんなドアラに、罵詈雑言を浴びせて蹴飛ばしたり...なんてことはありません。ベルタソはドアラを気遣って、帰り際もずっと励ましていました。

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 ブレないな、ベル。

 ベルも見ることができ、試合も森野選手の劇的サヨナラホームランで快勝。気分良く帰路に付くことができました。また、見に行きます!

 そういえば。今季初の勝利試合観戦になったのですが、なんか...勝つと、踊るんですね...。

5/30 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
オリックス 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
中日 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1x 2

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