劇的!逆転満塁ホームラン!ファイナルステージ進出 12.10.15

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  • 勝負はこの試合で決まります
  • 繋がらないんです…今日も1点に…
  • と思ったら劇的な展開に!

1点に泣き、ヤクルトに1勝1敗のタイに持ち込まれてしまった「クライマックス・セ・ファーストステージ」。泣いても笑ってもこの試合で決まります。シーズン成績は中日が上位のため、中日は勝つか引き分けでファイナルステージへの進出が決まります。

中日先発は山本昌投手!

ピッチャーは誰だろう…と思ったら、ヤクルトは村中投手、そして中日は山本昌投手です。47歳のピッチャーがこの舞台でマウンドにのぼります。しかしすごいですよね。自分が小学生のしかも低学年の頃にもう中日には山本昌投手が既にいたのですから。

1回裏、中日にチャンスが巡ってきます。前日4打数4安打と絶好調の大島選手はこの日も先頭でいきなりレフトヒット。さらに荒木選手が相手のエラーを誘ってノーアウト1・3塁とします。そして打席には、前日までの森野選手と代わって、3番に入っていた井端選手です。しかしこのチャンスを生かせません。井端選手はフライに終わり、続く和田選手もゲッツーをとられ、無得点で終わってしまいます。これは本当に痛かった。ノーアウトからでしたので。

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2回表[D]0-1[S] 今日も先制はヤクルト…

続く2回表、逆にヤクルトは細かく刻んで得点につなげます。宮本選手がセンターにヒットを放つと、既に今季での引退を表明している福地選手がショートゴロ、宮本選手は盗塁を決めて3塁へ。そして相川選手です。嫌な予感がしたのですが…やっぱり。タイムリーを放って1点。この試合もヤクルトが先制です。

前日と違って、中日は打たないわけでは無いんです。でも、打っても抜けない、繋がらない。なかなかフラストレーションのたまる、まあ、ドラゴンズらしいといえばドラゴンズらしい展開が続きます。3回裏には松井佑介選手が代打で登場するもフライに。そして、代打に代わってマウンドには川上憲伸投手が登場。4回も5回もセカンドまで進塁されるものの、切り抜けます。

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7回裏[D]0-1[S] 抜けてれば…飛んでれば…

一方の中日は4回裏、井端選手がレフトへヒット、ブランコ選手がフォアボールで1アウト1・2塁。平田選手のセカンドゴロで2アウト2・3塁となったところで7番に下げられた森野選手。しかし快音は聞かれず、この回も無得点です。チャンスは来るのに決め手が無い状況がさらに続きます。

6回と7回、中日は山井投手がマウンドへ。川上投手と同じく、両方の回ともに2塁まで進まれますが、それでも切り抜けます。対するヤクルトは、6回裏のブランコ選手の打席から押本投手に交代。7回は赤川投手に3人で抑えられナゴヤドームを重い空気が包みます。

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ドアラのバック転は失敗だったけど

ドアラのバック転は、やっぱり負けている試合ということで、前日に続いて捻りを入れるも失敗。もうすっかりお決まりになってしまいましたが、つば九郎にスプレーをかけられまくります。いつもなら、それを見て「またか」と笑うところですが、そんな気持ちにはなることもできず、冷笑でその場面を見過ごします。

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8回表は浅尾投手が登場。きっちり3人で抑えます。そして、ドラマがやってきました。8回裏です。

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8回裏、先頭の大島選手が期待通りにライトへのヒットで出塁。荒木選手がきっちりバントで送ると、ヤクルトはピッチャーを山本哲哉投手に交代。打席は井端選手。そこで、出てきていきなりフォアボール。1アウト1・2塁とします。

8回裏[D]4-1[S] キター!!

ヤクルトはピッチャーをさらに交代させます。前日、中日が苦しめられたバーネット投手が登場です。ところが、和田選手にまたもや出てきていきなりフォアボールです。1アウト満塁の大チャンスを迎えます。しかしこの試合、ここまでチャンスを生かせないプレーが続いてきました。ここはと願いをこめますが、打席に立ったブランコ選手はこのシリーズここまで打率0です。

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ところが、ボールが3つ続きます。これは押し出しもある?いや犠牲フライで充分、とにかく1点…と思っていたら…。

ブランコ選手がバットを振った瞬間、まさに、見てすぐそれとわかる打球の飛び方。なんと、逆転満塁ホームランです!!それまでのナゴヤドームの空気を一瞬にして変えてしまう、開いた口がふさがらない…手に震えが…ああ、こんなことあるんだ…。見ているこちらが頭真っ白になってしまうような、そんなホームランでした。

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9回表、浅尾投手がきっちり3人で抑えて試合終了。8回表までの流れからは信じられない、劇的な勝利で中日ドラゴンズはファイナルステージ進出を決めました。東京ドームで読売巨人軍と対決です。

ファイナルステージ進出です!

ヒーローインタビューはもちろんブランコ選手。相変わらず何を言ってるのか全然わからない言葉でしたが、途中「マササン」「マササン」と何度も出てきたところは確認できました。やっぱり、山本昌さんが投げることは、他の選手にとってもすごく大きなことなんだな…と。

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47歳で現役ですものね。まだまだボクなんてひよっこですね。人生これからこれから、そんな生きる勇気さえもらえた試合でした。中田投手の選手登録も抹消されてしまい、ファイナルステージのピッチャーのやりくりを考えると、心配で心配でしょうがないけど、まだまだ野球を楽しめる、そのことに感謝です。ありがとう、中日ドラゴンズ。

この試合の感動は、きっとずっと残るだろうなあ。

10/15 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ヤクルト 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
中日 0 0 0 0 0 0 0 4 x 4

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