ゲゲゲの妖怪楽園
TEL：（0859）44-2889
駐車場：なし
無料
無休
9:30～18:00(7・8月は19:00まで)
水木しげるロードは基本的に商店街ですので、お土産店のほか、喫茶店や雑貨屋さん、靴屋さんに洋品店などといったお店がずらりと並んでいます。まあ他にも、一反木綿が鳥居になった妖怪神社といった施設があることにはあるのですが、
全てが妖怪チックになっているとはいえ、やっぱりテーマパーク的なところで、妖怪な雰囲気を楽しみながら、ちょっとゆっくりしたいですよね。そう思いながら、ロードの最も奥、アーケードとなっているところまでやってくると、その賑やかさに思わず足が向いてしまうのが「ゲゲゲの妖怪楽園」です。
ゲゲゲの妖怪楽園は、ジグソーパズルメーカーとして全国的に有名な「やのまん」が手がけた施設です。やのまんというと、私の中ではゲームソフトを作っているメーカーという印象があったのですが、今は撤退しているのですね。
そんなやのまんが、昨年4月にオープンさせたプチ・テーマパークが「ゲゲゲの妖怪楽園」です。さらに、今年3月にリニューアルオープンし、遊戯施設や軽飲食施設も設けられ、妖怪の街ならではのドリンクもあるとのことで、楽しみです。
プチテーマパークといっても入場は無料です。入ってまず目に飛び込んでくるのは鬼太郎の家。あの、テレビアニメで見た感じのそのままです。家の前にはかわいらしい鬼太郎やねこ娘、ねずみ男たちの姿が。でも、想像より低いところにあるなぁ...と思ったら、自由に入ることができるようになってるんですね。
ただし、入れるのは身長120センチまでのお子様限定。え？鬼太郎ってそんなに小さいの？と思ったら、鬼太郎の身長は130センチ。あれ、意外と小さいんだね。さっき見た、ねずみ男の実物大に比べると、そんなに身長差があるんだ...とちょっと驚き。
そして奥の建物、「妖怪楽園館」と「3Dびっくりサウンドシアター妖怪島」が、この施設のメインアトラクションです。楽園館の入場は無料で、ここでしか買えないグッズなどが販売されているほか、有料(1,000円)ですが、鬼太郎のちゃんちゃんこを着たコスプレ姿で、手に実物大の目玉のおやじを持って、写真を撮ることができる「妖怪写真処」があります。
ジオラマのねこ娘は「これぞねこ娘」という感じで、最近のアニメの萌えねこ娘とは大違いです。
3Dびっくりサウンドシアター妖怪島には、私たちは立ち寄らなかったのですが、暗闇の中でヘッドホンを装着して、耳から妖怪の気配を感じ取れるものとなっているそうです。(350円)
では、妖怪たちの魔力に負けずに、ここまでスタンプを押し続けてきて少し疲れてしまったので、「妖怪茶屋」で一服することにします。ここでぜひとも飲みたいのは「妖怪ラテ」。
カフェラテの上にココアパウダーでイラストを描いてくれます。鬼太郎だけでなく、目玉おやじや、一反木綿もできます。他にも、目玉カレーや荒挽きフランク、そうめんセット、ジュースやビールなんかもありますから、家族連れでも親子そろって楽しくゆっくりできます。
お父さんは「プハー」と一杯！と行きたいところでしょうが、お子さんがスタンプを集めているのなら、まだまだこの先も歩くことになります。飲みすぎはいけません。
でも、ビールを飲みすぎると、ガイドブックに載っていない妖怪に出会えたりして。
そして妖怪茶屋の向かいには「妖怪縁日小屋」があって、射的やスマートボール、輪投げといった懐かしい遊びをすることができます。運が良いと、この妖怪楽園広場に鬼太郎とねこ娘がやってくることもある...という話だったのですが、残念。私たちは出会うことができませんでした。
妖怪楽園のテーマは「もっと怪しく、楽しく、懐かしく」。
「怪しく」が最初に来てるところが、やっぱり妖怪。
ここまできて、そもそも妖怪って何なんだろう...という思いが。何を今更...なのですが、そんな疑問に答えてくれるのが、妖怪楽園のお隣にある「水木しげる記念館」です。ではその記念館のお話で、山陰の旅を締めくくりたいと思います。