- 陽気なシーサーたちもお出迎え
- グラスボートでバトル見物
- ホテルに長期滞在してもいい感じかも
今回の沖縄は、2泊3日の旅だったのですが、宿泊したのはまさにリゾートホテル、恩納村の「沖縄かりゆしビーチリゾート・オーシャンスパ」です。敷地の広さはなんと10万坪で、ホテル内にプールやスパがあるだけでなく、宿泊者専用のプライベートビーチもあって、ホテルの施設を満喫するだけでも、2泊3日では足りないくらいです。
ですので、全ての施設を体感したわけではありませんが、それでも充分非日常でした。ええ、小学生の男の子と、幼稚園児の女の子とも一緒だったので、それもかなりの意味で非日常でしたが…。
シーサーもカワイくデフォルメ
ホテルに到着したら、まずは景色を眺めてみようということで、東シナ海が一望できるテラスへ。その海の青さはまるで人工的に着色したのではないかと思えるほどに美しい。でも、沖縄のサンゴ礁は環境破壊によって減少傾向にあります。そこで、このホテルのプライベートビーチであるかりゆしビーチでは、サンゴの植え付け作業を行って、保全を図っているとのことです。現状、守らないと無くなってしまう存在なのですね…。
そんな海を見守るのは、やっぱりシーサー。巨大な「かりゆシーサー」は幸福を呼ぶとのこと。その背後にある、海に面した全面ガラス張りのチャペルでは、もちろん結婚式も挙げられるそうです。青く輝く海をバックに結婚式もいいですね。と言いつつも、私たちは海よりも山人間なので、たぶんこういう景色での結婚式にはならない気がします。
大きなシーサーは、本来のちょっと強面な表情をしていましたが、それ以外にもたくさん、デフォルメされた笑顔のシーサーたちがいるではありませんか。
まずは泡盛を飲む金と銀のシーサー。完全に目が笑ってますね。
そして三線を奏で、太鼓を叩く青いシーサーたちと、踊るシーサーです。ここまでくると、本来の魔除けとしての効力は弱いような気もします。
一緒にいた女の子に「カワイイよね?」と聞くと、即座に否定されてしまいました。確かに、何でも「カワイイ」と評価してしまう安易な風潮はよくありませんね。よく見れば、目は笑っていても、開いた口はやっぱり怖いかも。
ちなみに、口を開いているシーサーは♂。よく見たら、デフォルメされたシーサーの大事なところには、ちゃんとはっぱがあしらってあったのにはちょっと笑ってしまいました。
伝説の獣とはいえ、オス・メスがあるとなると、躍らせたりするとなると、そこはどうしようか迷うところでしょうからね。普通は座っているので見えないわけですが。
プールに子どもたちは大喜び
では、プールに入ってみます。ガーデンレジャープールは、海のように傾斜になっていて、だんだんと深くなっています。しかし海ではないので真水。小学生の男の子は、前日のしょっぱい海にかなり参っていたようで、このプールには大喜びしていました。確かに、昨日の海は大人にとっても、かなり塩分の濃さを感じさせるものでしたから、子どもには相当効いたと思います。
でもやっぱり、せっかく目の前に青い美しい東シナ海があるのだからと、海に行くことにします。ホテルのプライベートビーチである「かりゆしビーチ」へは、専用のバスで5分ほどで到着です。このビーチは昨日と違って、観光客ばかりですから、みんな当然水着です。なので、相方もこの日は水着でやってきました。
昨日の今帰仁村民の浜とは違って、そこまで塩辛いということはなく、本土の海と変わらない塩分でした。やっぱりあそこが特別だったのかな…。
かりゆしビーチでグラスボート体験
このかりゆしビーチでは、海水浴だけではなく、さまざまなアクティビティを体験することができます。私たちは子どもと一緒だったので、海のなかの熱帯魚を見ることができるという「グラスボート」に乗ってみることにしました。所要時間は30分で、毎正時と30分に出航しています。
グラスボートの底はガラス張りになっていまして、海の中を泳ぐクマノミやタマン、アバサーなど、約30種類の魚たちを見ることができます。撮った写真を見ますと、船底のガラスは青味がかっていたのかな…と思ってしまうのですが…。
実はこれ、天然の海の青さなんですよね。ボートの外側の海面を撮った写真も同じ青さなんです。優雅に泳ぐ魚たちを見て、ゆったりのんびりもいいなぁ…なんて思っていたのはこの時まで。魚たちがボートに寄ってくるのには、理由があるのです。
エサ撒きすると本来の姿に…
それはエサ撒き。船長さんがエサを撒いているから集まってくるのですね。さらに、ボートではエサが売られていまして、乗客も海面にエサを撒くことができるのです。
もちろん、相方や子どもたちもエサを撒いたのですが、その瞬間。
さっきまでのゆったりのんびり気分が吹き飛ぶほどに、魚たちのエサの取り合い。それは、生きていくってどこの世界でも大変なんだなぁ…と思わせるほど。リゾート気分がちょっとショボンとしてしまいました。
かりゆしビーチではこのほかにも、クルージングやダイビング、水上スキー、ドラゴンボート、パラセーリングなど、遊びきれないほどのプログラムが用意されています。
一方のホテルでも、フィットネスジムやテニスコート、アロマテラピー、エステティックサロンなどがあるほか、レストランも沖縄料理、中国料理、バーベキュー、イタリアン、焼肉と多彩なので、ホント、ホテルにずっといてもいいくらいです。
お風呂でゆったり…したかったけど…
しかも、スパと名の付くくらいですから、大展望風呂や露天風呂もあります。昼間はアクティブに遊んだあとは、夜はリラックス…といきたいところでしょうけれども、私はそうはいきませんでした。
小学生の男の子と一緒にお風呂に入ることが、あれほどまでに大変だとは…。いやぁ、まあ、いい予行演習となったといえばそうですけれども、部屋でも枕を投げて遊ぶし、いやほんと、休まる時間はありませんでした…けど、楽しかったですね。
これほどまでにホテルの設備が充実していると、ただ泊まるのはもったいないですね。でも私の場合、やっぱり旅行先ではあちこち見物したい派なので、いざじゃあリゾート満喫でホテルに一日中いるかと聞かれても、きっとそれはないだろうな…と思います。
あっという間の2泊でした。最終日は、海の中の窓から魚たちを見て、沖縄土産を買いつつ、那覇空港へと向かいます。
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