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52年ぶり!ケンタッキーフライドチキン1号店が復活?

記事公開日:2023年10月18日 更新日:

★日本初のファストフード店だったKFC1号店
★1970年11月にオープンするも翌年閉店してしまっていた
★南西に2キロ移動?した地に52年ぶりに復活

ケンタッキーの国内1号店が復活!?

2023年(令和5年)10月13日、ケンタッキーフライドチキン「ヨシヅヤ名古屋名西店」がオープンしたと聞き、食べに行ってきました。このお店は「1212号店」なのですが、店頭には「国内1号店発祥の地」というプレートが掲げられています。実は、52年ぶりに同じ街に帰ってきたケンタッキーなのです。

ショッピングセンターの目玉として進出

今からさかのぼること53年前、1970年(昭和45年)11月21日、ケンタッキーフライドチキンは国内初の常設店として「名西店」をオープンしました。それは同じ年に開催された、大阪万博での実験店を受けてのものでした。

その日、名古屋市西区には大型ショッピングセンターが開業したのです。それが「ダイヤモンドシティ・名西ショッピングセンター」です。ダイヤモンドシティはジャスコ(現:イオン)と三菱商事の共同出資で設立された企業で、ダイヤモンドは三菱のスリーダイヤモンドに由来していました。

その後、ダイヤモンドシティはイオンモールに吸収合併されていますが、同じく西区にある「mozoワンダーシティ」の「シティ」にのみ、その名を残しています。

日本初のファストフード店として登場するも…

ダイヤモンドシティ・名西ショッピングセンターは、大阪の東住吉ショッピングセンターに次ぐ2施設目で、当時、ケンタッキーフライドチキンは本国の会社と三菱商事との折半出資によって設立されたこともあり、その開業にあわせて華々しくケンタッキーは国内1号店をオープンさせたのでした。

しかし当時の日本にはまだマクドナルドも無く、ファストフードというもの自体が知られていないなかで、東京でも大阪でもなく、名古屋でも栄といった繁華街でもなく、地下鉄の駅ができるまでそれから19年もかかるような場所に、日本初のファストフード店としてオープンしたケンタッキーフライドチキン1号店……。結果、次の年に閉店してしまったのでした。

半世紀ぶりに同じ街にケンタッキーが帰ってきた

それから半世紀以上、52年がたった2023年(令和5年)。ケンタッキーフライドチキンが「名西」に帰ってきたのです。1212店目となった「ヨシヅヤ名古屋名西店」には、「名西の地に50年ぶりにカムバックします」というポスターや、「国内1号店発祥の地」というプレート、さらに国内1号店が開店した当時の写真もディスプレイされており、ここを「新たな1号店」として位置付けていることがわかります。

また、オープンから先着1000名に「KFCヨシヅヤ名古屋名西店限定ステッカー」が配布されました。

ぜひ、復活した1号店で、半世紀前に日本にやってきた「初のファストフード」「初のケンタッキー」を体感してみてください。

同じ街であって同じ場所ではないですからね!

ここで重要なご注意!実際に1号店があった場所とは違います。かつて1号店があった、ダイヤモンドシティ・名西ショッピングセンターは現在「イオンタウン名西」になっていますが、そこにケンタッキーはありません。南西方向に2キロ移動した、ヨシヅヤ名古屋名西店のなかにあります。

52年という長い期間を経ての復活ですので、ちょっとだけ、座標のズレが生じたんだろうな……と納得してください。

発祥の地でケンタッキーにしなーい?


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