テレビ愛知「愛知あたりまえワールド☆」ナレーション収録に潜入！

★愛知だけに特化した「地元のあたりまえ」紹介番組
★ナレーション収録の現場を見せていただきました
★さらにお昼はなんと社員食堂でいただきました

テレビ愛知はこの9月1日、開局40周年を迎えました。そんなテレビ愛知で毎週土曜日の夜に、1時間半にわたって、とことん愛知県のことだけを取り上げるローカルバラエティ番組が「千原ジュニアの愛知あたりまえワールド☆〜あなたの街に新仰天！〜」です。なんと今回、そのナレーション収録の現場に潜入してきました。まさにその現場に仰天です。

クイズ大会の優勝賞品がナレーション立ち会い権！

この夏、テレビ愛知は恒例のイベント「10チャン縁日」を久屋大通公園・エディオン久屋広場で初開催。そのなかで、この番組から出題される「愛知あたりまえワールド☆検定クイズ大会」が開催され、私トッピーは初日の回で見事優勝を果たすことができました。その優勝賞品こそが、「愛知あたりまえワールド・ナレーション収録立ち会い権」だったのです。

10月のある日、テレビ愛知を訪れました。当サイトを昔からご覧いただいている方はご存知だと思いますが、私にとってここは聖地。ロビーに入る前から感情の高ぶりを隠せなかったのですが、そこにはあの名古屋めし料理家のSwindさんの姿が。そうです。クイズ大会は初日と2日目の2回行われ、もう一人の優勝者がSwindさんだったのです。

スムーズにリモートで東京と結んで収録

テレビ愛知の番組は、「遊びに行こっ！」がスタートした古の時代から、男性と女性のナレーターがパートごとに登場する形式が多く、「愛知あたりまえワールド」では、元中京テレビアナウンサーで現在はナレーターとして活躍している柏田ユウリさんと、同じく中京テレビアナウンサーを経てニッポン放送、フジテレビで活躍され、現在は柏田さんと同じくナレーターとして活躍している松元真一郎さんがナレーターを務められています。

お2人とも東京を拠点に活躍されており、毎週のナレーション収録はどうされているのかと思ったら、リモート収録なんですね。遠隔だとなかなかスムーズにいかない部分があるのでは？と思ったら、そんなことはありませんでした。

東京の収録スタジオとテレビ愛知をリモートで結んで、東京側で番組本編映像を再生しながらナレーションを入れていくのですが、そのスタジオに対して、テレビ愛知からディレクターが指示を出して、プロデューサーをはじめスタッフが立ち会います。その音声は東京側で収録されていて、のちにデータで送られてくるので音質もバッチリというわけです。とはいえ、立ち会いといってもリモートかあ…と思ったのも束の間のことです。

感情をこめて読み上げるのは…あたりまえ～！

まずは柏田ユウリさんのパートの収録から。その第一声からあらためて、感情ののり方にびっくり。いきなりVTRの世界にすっと入り込むといいますか、原稿の文字から思い描く感情と、映像がぴたっと合っていく感覚はまさに神業。ところが…それはもうプロのナレーターの方はできてあたりまえ！という感じで、さらにそこからです。

映像には、すでにスタジオ収録の部分が反映されており、千原ジュニアさん、大久保佳代子さん、須田亜香里さんがワイプで映っていてあちこちに声が入っています。さらに取材先の人の声も入ってきますし、切り替わりのタイミングもあります。時にそれは秒単位ではなく、10分の1秒の世界でしゃべる尺を調整しなければならないわけです。

もちろん、声が重なってもいけないですし、間が空いてもいけません。瞬時にその調整をしながら、収録を重ねていく様子は圧巻でした。時には取材先の方に、時には視聴者に寄り添うナレーションの妙を見ることができました。

声だけの収録だけど声だけを出すわけじゃない

続いて松元真一郎さんです。「Mr.サンデー」や「IPPONグランプリ」のナレーションも担当されておりその深く太い声は印象的なのですが、この番組ではさらに感情があふれ、「あたりまえー！」の言い方だけでも果たしてどれだけのバリエーションがあるのだろう？と思っていました。実際に拝見してさらに驚愕。

それも、プロの方にとってはあたりまえのことなのでしょうけれども、いきなりのテンションMAX。見ている側の高揚感がグーンと上がります。緩急のとても利いたナレーションは、引っ張られて、緩められての繰り返しで、身を乗り出してマイクに向かわれているんじゃないかと思わされたのですが、そのスタジオの様子を見てさらにびっくり。

スタジオと言ってもナレーション収録ですから音だけです。その姿が収録されているわけではないのですが、松元さんは、言葉を刻む場面では手が小刻みに動き、叫ぶところでは上半身どころかその声を全身で出している！という感じで、収録の様子の見た目の迫力にも驚かされました。

さらに、その収録を進行するディレクターの手際の良さ。リモートを感じさせない、同席して指示を出しているかのように次々と収録をこなし、なおかつ演出面なども確認、修正を行いつつナレーションを完成させていくのです。