★定食屋さんのような雰囲気・出てくるものがさすがの海の幸
★賑やかで気さくで楽しい雰囲気の中
★大きくてぷりぷりな牡蠣に満足していたら「これはまだまだだよ」って!?
この秋はありがたいことに、三重県の鳥羽での取材の仕事をいただきまして、大好きな三重県でのお仕事ということで、それ自体にテンションが上がっていたのですが、昼食で連れて行っていただいた食事処にびっくり。
ぷりっぷりの大きな牡蠣をいただいて大満足していたら、「いやいや、この季節はまだまだ」って、さすが本場は違いますね!ええ、ズバリ「オイシイもの食べたよ!」なレポートです。
観光客だけでなく地元の方も訪れる「ふる里館」
お邪魔したお店は、ミキモト真珠島の対岸にあり、近鉄鳥羽駅から歩いて4分で行ける交差点か角にある「ふる里館」。午後1時過ぎに訪れると、手前のテーブル席にはたくさんのお客さんが。
奥には座敷席がありまして、一見、定食屋さんのような雰囲気なのですが、これが、地元の新鮮な食材をいただける人気店なのです。壁には色紙もずらり。よく見ると、テレビ番組の取材なども多く訪れているようです。
ホクホクの焼き魚&味噌汁に立派な海老が!
今回は常連さんに連れて行っていただきまして、まずは「焼きはいくつ?、フライはいくつ?」と聞かれ、何のことかと思ったら、この季節ですからね、鳥羽の牡蠣です!期待が高まります。その前に...。
運ばれてきましたのは、ご飯と味噌汁とお漬物、そして焼き魚です。この魚がまた、ホクホクの焼き加減で、身がしっかりと詰まってて食べごたえがすごい。地物の洗礼をまず受けます。さらに...。
お味噌汁がもう、最高ですね。しっかりと濃い赤出汁に、三重といえばそう、あおさがたっぷり。さらに、立派な伊勢海老が身ごと頭ごと!そこから染み出たダシのうまさがもう、赤味噌と相俟ってたまりません。この時点でもう最高の焼魚定食なのですが、メインディッシュはこれから。
ふっくらサクサクの牡蠣フライ
メインディッシュの一つ目は、牡蠣フライです。まずその大きさにびっくり。フライになっているのにこの大きさとは?という感じで、タルタルソースやソースとあわせて、キャベツの千切りと一緒にご飯を口に頬張れば、もう、ご想像どおりの味です。
衣は揚げたてサクサクななかから、牡蠣のジューシーさがジュワっと。うまみがあとから口じゅうに。
何もつけなくて焼き牡蠣!
いよいよ、焼き牡蠣です。殻ごとドーンと大迫力。でも...殻が大きいだけで、中の身はどうかな...と思って、牡蠣の殻を開けると...。
何これ、全然縮んでない!ふっくらと焼きあがっています。味付けは自然の海の塩味だけでそのままいただきます。
潮の香りと牡蠣の風味がもうね。あー、幸せです。牡蠣好きにはもうこれはたまらないですよ。さすが鳥羽、さすが本場、さすがふる里館。
「いやー、ほんと、さすが鳥羽の本場だけあって、牡蠣、大きいですね!」と言うと、ご主人から驚きのコメントが。
「まあ、うちは、いい牡蠣仕入れてるからね。でも、今の牡蠣はまだまだ小さい方だよ、2月になったら今と比べ物にならないよ~。」
なんですと?2月の鳥羽の牡蠣は、これと比べ物にならないとは、一体、どんな牡蠣が出てくるというのでしょう。あーまた、2月にも来たい。
最高のお昼ご飯でした。にもかかわらず、地元価格で驚いてしまうほどお値打ちなんです。もちろん、これだけのお店ですから、昼間は大人気で混雑していますので、訪れる際には、カツカツのスケジュールではなく、余裕をもって行ってみてください。
他にも、お刺身や煮魚、人気の海老フライに貝づくしとバラエティに富んだメニューがありますので、オススメです。でもやっぱり、冬季限定の牡蠣、さらに2月、狙い目です。