イベントレポート

愛・地球博のラジオ局・FM LOVEARTHが復活?栄で開催された市民大交流フェスタ

記事公開日:2006年6月25日 更新日:

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 昨年開かれた万博が会期のちょうど折り返し地点を迎えた、6月25日から1年が経過しました。その6月24日と25日に、名古屋・栄の久屋大通公園で「市民大交流フェスタ~育てよう!愛・地球博の種~」が開かれました。あの万博公式FM局「FM LOVEARTH」復活イベントもあると聞き、24日に出かけてきました。

市民代交流フェスタとは

 北側のエンゼル広場には、小さなステージとブースがいくつか設けられ、万博をきっかけにして生まれた団体などが展示を行っていました。「市民プロジェクトゾーン」では、電気自動車やアフリカの叡智など26のテーマで地球の授業が行われ、「地球市民村ゾーン」では万博会期中と同様にNPO、NGO団体が終結して開催当時の雰囲気が再現されました。

 「愛・地球博ボランティアセンターコーナー」は、万博でボランティアスタッフをされていた方々によるワークショップ、「愛・地球プラットフォームコーナー」では愛・地球博で生まれた出会いをネットワーク化して、世界の子どもたちにサッカーボールを贈るプロジェクトを紹介。

 「森の自然学校・里の自然学校コーナー」では、今は全国各地で活躍されている、万博会場のインタープリター(森の案内人)たちの様子を紹介していました。「EXPOエコマネーセンター」では、今も続くエコマネーを紹介。「エンゼルステージ」ではミニコンサートやインタビューが行われ、長久手会場の地球市民村や瀬戸会場のような雰囲気が再現されていました。

久屋広場ではステージイベント開催

 一方、南側の久屋広場には大きな久屋ステージが設けられ、様々なステージイベントが展開されました。それは後ほどご紹介するとしまして、久屋広場ではそのステージを取り囲むように、3つのワークショップゾーンが設けられました。「地球市民村ゾーン」では海の自然や飢餓の問題を考えるプログラムを。「市民プロジェクトゾーン」では、織物やクラフト体験など。そして「森・里の自然学校ゾーン」では、この久屋大通公園をインタープリターと一緒に回るプログラムを実施。名古屋は都心にも自然が溢れていることを実感できる内容となっていました。

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 久屋ステージでは、24日午前10時からオープニングセレモニーが開かれ、万博と言えばやはりあの人たち。森に帰ったはずが、閉幕後も大忙しのモリゾーとキッコロが登場です。ステージの司会を担当されたのは、佐野瑛厘さんと上野規行さん。そう、この二人といえば万博公式FM局「FM LOVEARTH」です。

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万博のラジオ・FM LOVEARTH復活

 そのFM LOVEARTH復活イベントが午後2時半から3時45分まで開かれました。FM LOVEARTHの選曲コンセプトであった、70年代80年代のミュージックビデオクリップとともに、今回のイベントに参加している団体の方を迎えてのトーク、そして会期中のFM LOVEARTHを写真で振り返るという構成となっていました。それらを繋いだのがFM LOVEARTHのジングル。

 会場の雰囲気は、まるで万博会場のサテライトスタジオ前のようで懐かしく感じました。しかし、FM LOVEARTHは常にDJが一人だったため、実は佐野さんと上野さんの二人MCは初めてとのこと。そういえばそうでしたね。新鮮でした。イベントの最後には、近々またFM LOVEARTHを思い起こさせるイベントを計画中だという発表も。詳しくはCBCの関連番組で詳細が決定次第発表されるとのことです。

CBC主催だけどビフォーアフターにJチャン

 夕方6時からは「100万人のキャンドルナイト支援スペシャルイベント」として、松谷卓さんや寺井尚子さん、スイートリリーなどのコンサートが開かれました。松谷さんといえば「スーパーJチャンネル」や「大改造・劇的ビフォーアフター」の番組使用曲の作曲者として知られています。このイベントはCBCが主催でしたが、もちろんそれら他局の番組のテーマ曲も演奏されました。

 スーパーJチャンネルの曲を演奏する松谷さんを映すCBCのカメラ、という構図は放送マニアとしては面白かったです。現在は土日のみ使用されているJチャンのテーマ曲を生でフルで聞くことができ感激しました。好きなんですよね~この曲。そしてコンサート終了後の9時にはライトダウン。栄一帯の電気が落とされ、会場はろうそくの光に包まれました。

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 25日は朝から夕方までコンサート。西アフリカギニアの伝統音楽や、真砂秀朗さん、白井貴子さん、山根麻以さんらの演奏が繰り広げられ夕方5時半に閉幕となりました。日曜日は行けませんでしたので、詳細はわかりませんですけれども...。

万博の面影を追いかけて

 会場の看板は、モリゾーやキッコロが描かれているだけではなく、使われているフォントや色使いも万博を思い起こさせるもので、さらには万博会場のボランティアの格好をした人がたくさんいたり、会場で使われていた柵などが再利用されていて、万博の雰囲気をそのままとは言えませんが、ある程度再現できていた感じでした。

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 今回のイベントは、愛・地球博で生まれた出会い(種)を、これからもずっと育てていこうというのが主旨でしたけれども、私も実際、愛・地球博がきっかけで今、繋がっている仕事や人間関係などもあります。万博での縁というものをこれからも大切にしていきたいと思います。次の万博関連イベントは、9月25日あたりに閉幕1周年イベントがある予定です。今度はモリゾー・キッコロのミュージカルもあるみたいですよ。本当に大忙しですね彼ら。

関連情報

久屋大通公園(名古屋・中区)MAP

名古屋 エンゼル広場

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