オイシイもの食べたよ! オイシイレポート

台湾新幹線に乗って「台湾の台湾ラーメン」をさがせ!

記事公開日:2013年7月14日

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★台湾ラーメンが名古屋オリジナルなのはわかってますが
★では台湾の「台湾ラーメン」ってどんなの?
★せっかくだから新幹線に乗って

 名古屋と台湾の接点を求めてやってきた台湾。ここまで、台湾全土に展開しているスガキヤを訪れたりかつて名古屋に進出したcha FOR TEAは実はスガキヤだったというレポートをしてきましたが、名古屋で台湾といったらやっぱり「台湾ラーメン」ですよね。

 かつてはトリビア的に「台湾にはあの台湾ラーメンは無いんだよ」なんて言われることもありましたが、今ではすっかりそれが広く知られるようになり「名古屋名物台湾ラーメン」という地位が確立されましたが...。ここで疑問。

 じゃあ、台湾で「台湾ラーメン」を注文したら何か出てくるの?

 台湾で台湾ラーメンさがし。日本と同じ技術を採用してくれた台湾新幹線に乗って捜索です!

台北の「ラーメン」は日本のラーメン

 台北の街を歩いていますと、意外にもラーメン屋さんは多く見かけます。しかし「いらっしゃい」「ラーメン」と日本語で書いてあり、提灯っぽい装飾だったりと、ラーメンというのはつくづく日本の食べ物なんだな...と。これひょっとして、台湾には現地の食べ物としての「ラーメン」というメニューがそもそも存在しない?と不安な気持ちになります。

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 いまや名古屋名物となっている「台湾ラーメン」は、今から30~40年ほど前に名古屋の台湾料理店「味仙」が開発したものです。台湾の担仔麺(タンツーメン)を辛く辛くアレンジしたもの。あまりの辛さに、その辛さを抑えた「台湾ラーメンアメリカン」というナゾのネーミングメニューがあるのも今では有名になりましたね。

 その担仔麺は台南のメニューということで、南へ向かうことにします。でも、担仔麺は台南ローカル...ということは、いわゆる「台湾のラーメン」とは言えないわけで、手がかりは特にありません。

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新幹線で名古屋っぽい街で下車

 台湾を南へ向かいますが、せっかくですから、台湾新幹線乗っちゃいます。正式な名前は「台湾高速鉄道THSR」。最高時速300キロ、2007(H19)年1月に仮営業運転を開始、その年の3月2日に正式開業となっています。車両は日本の新幹線技術が投入されていることから、現地でも「台湾新幹線」とも呼ばれています。

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 乗ってみますと、まさに新幹線。白とオレンジのツートンカラーの700系です。いや、本当に、国内と錯覚してしまうほどに新幹線です。

 そんな新幹線でやってきましたのは台中。台北から台中へは所要時間約1時間、運賃は一般指定で700元(約2,100円)、ビジネス車両は1,000元(約3,000円)です。1時間乗ってその金額というのは、日本よりやっぱり結構安い感じですね。

 台中は名古屋との共通点がいくつもあるんです。「台中は台湾第3の都市」そうですね。都市圏としては名古屋も日本の第3都市圏ですよね。「台中は台湾の中部に位置している」これもですね。名古屋は日本の真ん中です。「台中は台湾で一番住みやすい都市」...。えーっと...。うん。まさに、台湾における台中の位置づけは、日本における名古屋とピッタリ一致ですよね!!

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逆によく見る日本ブランド

 台中駅で新幹線を降りますと、羽織袴の巨大なおじさんのポスターが。日本人ではなさそうなんだけど、イメージは日本人だよね...。なんだかクーラーの広告みたいで見ると「大金空調」。あー!ダイキンですか。日本よりもキャラクター推しの激しい台湾で、あえてぴちょんくんではなく、羽織袴の日本らしさという広告戦略、なんですね。

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 そして、新幹線もそうですが、列車の旅といえばやっぱり駅弁ですよね。駅弁売場が目に入ってきます。あれ?そのロゴ見たことある...。「日式弁當(日本式弁当)」そして「おいしい!!」というひらがな。あ、RoyalHost。ロイホの弁当屋さんですか。結構、台湾では日本ブランドの力、大きいんですね。あえて日本語の文字を入れることで、日本ブランドであることのアピールが客寄せになるんですね。

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ついに発見?台湾の台湾ラーメン

 なーんのアテも無くやってきて、本当に手がかりが無いのでとりあえずホテルを拠点に散策してみることにします。泊まったのは台中兆品酒店。ツインタワーになっている高層の建物ですが、その周囲にはコンビニを始め、個人商店がずらりと並んでいます。

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 このホテルには日本人が多く宿泊するのか、周囲の個人商店は結構メニューに日本語が併記してあるものの、ジュースを買ってみたら、全く日本語は通じません。片言も通じません。でも、指をさせば注文できるので、商売はできるというわけですね。印刷物に日本語併記の専門業者さんとかがいるのでしょうね。ですから、注文はできますが、質問には答えてくれません。

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 そんななか、ふと目に留まったのが「肉飯・麺・鶏肉」と書かれている、ガスのプロパンが店先に並んでいる、いかにも庶民的なお店。どうかな...と思いましたが、「麺」と書いてありますから、これはひょっとすると、ひょっとするかもしれません。

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 入ってみます。もちろん言葉は通じませんが、よかった。メニューには日本語が。そしてそこで発見しました!

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「陽春麺・台湾式ラーメン」の文字。おお!これこそ、台湾の台湾ラーメンということですね。興奮が抑えきれません!価格は30元(約90円)。さっそく注文です!!

 運ばれてきました。台湾の台湾式ラーメン「陽春麺」。肉とねぎ、菜っ葉がトッピングされていて、スープは薄味。そして麺は、これベトナムのフォーみたいな感じですね。横幅のある小麦粉の麺、そんな感じです。

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 スープ自体は薄味なのですが、具の味が濃いのでバランスが取れています。そのマッチ加減がほっとさせてくれますね。まさにやさしい味と口当たり。あー、これが台湾の台湾式ラーメン。これは、日本でいうところのラーメンではないですね。むしろきしめん?

 陽春麺とは、シンプルな麺料理という意味だそうで。つまり、これが基本ということですね。やっぱり、台湾で台湾のラーメンといったら、これになると。

 これでよくわかりました。確かに、名古屋の台湾ラーメンは台湾にありませんし、台湾でいうところの台湾のラーメンはまったくの別物ということですね!

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 それにしても、この台湾の台湾式ラーメン陽春麺が30元(約90円)ということは、台湾スガキヤの小丸子ラーメンとジュースで115元(約350円)、cha FOR TEAのモーニングセットで135元(約400円)は、そりゃ...高いわ。

 ちなみに、台湾の大卒初任給は10万円弱、アルバイトの時給は300円ほどです。物価の割には、所得が低い気がしますね...。

 最後に。肝心の台湾の方は、名古屋の台湾ラーメンについてどう思っていらっしゃるのか。名古屋に遊びに来たことがあり、名古屋の台湾ラーメンを食べたことがあるという台湾の方に、現地で運よくお話を伺うことができました。その感想とは。

「あんな辛いもの、私はちょっと...食べられませんでした」

 そうでしたか...。すみません。

関連情報

老王の店(台中・北屯区)

24.190757,120.665956

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