食欲をそそられない!台湾の「便所」トイレレストラン

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  • 「便所」がテーマのレストラン
  • 店の雰囲気はもちろん座席や装飾もトイレ
  • それだけでなく食器やグラスもまさかの便器

台湾のかわいいスポットをめぐる企画「ぐるり台湾カワイイめぐり」。2軒のカフェを巡りましたが、台湾にはこのように「テーマカフェ」がたくさんありまして、続いても、あるテーマを完璧に世界観として表現して人気を集めているレストランをご紹介します。

【閲覧注意】飲食店の紹介記事ですが、お食事中の閲覧はオススメしません。

そのテーマとはなんと「便所」。便所をコンセプトとしたレストランなのです…。食べることと出すこと、全く正反対の行為を融合させてしまったという禁断のトイレレストラン。行ってみましょう。

便器とうんこキャラがお出迎え

トイレレストランは台湾にいくつもお店を出しているのですが、訪れたのは、若者が集う台湾の渋谷といわれる「西門町」。賑やかな夜の街並みのなかでお店を探すのは大変…かと思ったら、すぐにわかりました。なぜなら、ビルの外壁に大きな便器のオブジェ。間違いなくこことです。

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お店は2階にありまして、階段下ではお店のマスコットキャラクターがお出迎え。トイレレストランですから、もちろんキャラクターのイメージは…うんこちゃん。黄金の巻き糞をモチーフとしたキャラクターです。また、便器にこんもりそれが盛られたオブジェも。

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「えっと、これはレストランの入口ですよね?」と、思わず何度も確認したくなってしまいますが、間違いはありません。これから、食事をするお店に入るのです。きっと脳が本能的に「本当にこれでいいのか?」と反応していたのでしょう。

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座席は便器、テーブルの土台は…

店に入ると…ゲンナリ。座席は蓋のある様式便器、そしてテーブルは、公衆トイレにある大きなあの掃除用の洗面台ですかね…あれの上に透明のガラスが敷いてあるというものです。ワザとなのかどうかはわかりませんが、やや水分の多いタオルで拭いたのか、テーブルの上がベタベタしているのも、いかにもトイレなリアリティ。

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このお店はガイドブックにも掲載されており、外国人観光客も多く訪れるため、日本語のメニューが用意されているので安心です。メニューはどれも読み取れる日本語なのですが、注意書きに「写真はご参考のままにしてください。」という、理解しにくい文言が。たぶん、実際に出てくるものとは若干イメージが違うことがあるといいたいのでしょうね。

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さらに「飲み物に40元プラスして、尿瓶に入れてお持ち帰りできます」とあるのですが、そこには赤色で大きく「いたずらではありません」と書かれており「本当に尿瓶で持って帰ってもらいますからね!」というお店の強い意志を感じます。

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スパゲティーはまだよかった

相方が注文したのは「海鮮白酱(地中海海鮮ホワイトソーススパゲティ)」。エビにイカにアサリなどの海鮮がしっかり、ホワイトソースとともにパスタと合わさっています。器は洗面台をイメージした白い陶器。もちろん、見た目は美しくありませんが、これはまだ序の口。嫌悪感を抱かなかったメニューはこれだけでした。

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便所レストランならカレーでしょ

私は、看板メニューを注文しました。「招牌馬桶咖喱牛腩(便器ビーフカレー)」です。もうね。わかりますよね。洋式便器を模した器に、ややゆるい感じのビーフカレー。そのビジュアルに何を思うか。しかも、ご丁寧に巻き糞の蓋がのっけられています。ここまで食欲をそそらないカレー初めてだわ。

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でも、清潔感が無いわけではありません。ちゃんとペーパーランチョンマットが敷かれますので、ジトっとしたテーブルでも大丈夫!そのランチョンマットやメニュー表には、「KISS ME」と言ってる便器キャラや、排便しているキャラクターが。さすが台湾クオリティで、タッチはすごくかわいいんですけど、相変わらず食欲には一切結びつきません。レストランなのに。

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飲み物やデザートもヒドい

食事にはドリンクやデザートをセットにすることができます。まず、ドリンクです。紅茶が男性用便器を模したグラスに入っています。大きさにリアリティはありませんけど、男性用小便器にストローが刺さっているこのビジュアル。無糖紅茶から別の香りがしてきそうです。

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そして極めつけはデザートです。こちらのメニューの名は「馬桶12號(便器12号)」和式便器にバニラ&チョコレートのソフトクリームです。しかも下の方のチョコレートソフトが若干溶けかかって、茶色の固体とも液体ともいえない物質が便器に広がるという、なんともいえない状態に。

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これまでの人生で、これほどまでに食欲を刺激されなかったレストランに出会ったことはありません。ネタとしては最高の便所レストランですが…。お気づきでしょうか、このレポートに味の感想が無いことを。おいしいとかマズいとか、そういう次元じゃないのです。はっきり言って、味を覚えていません。

トイレレストランというその空間のインパクトに、記憶の全てが上書きされてしまったといいますか、そもそも味が脳にインプットされなかったといいますか。まさにこれは「人生でこれまで味わったことのない超刺激的な食事」。

このお店の食器は販売もされていますので、買って帰れば、自宅の食卓がトイレに早変わり!

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なぜこのようなお店が誕生したのか。なんと、日本のマンガである「Dr.スランプ」に感化されてのお店なのだそうです。確かに、アラレちゃんは棒に刺して振り回していましたし、うんこがキャラ化された元祖といえば元祖かもしれなせん。まさか、日本しかも名古屋で描かれたマンガが、台湾にこのようなお店を誕生させてしまったとは!

ちなみに、トイレレストランのなかのトイレも、当たり前ですが普通に便器なので、どれがディスプレイのトイレで、どれが本物のトイレなのか、間違えないでくださいね。

さすがに味噌料理はありませんでしたが、もしあったら本当にくそみそレストランだわ。

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コメント

  1. ネモッチ より:

    ビートたけしさんのコントで汲み取り便座風の容器にカレーを載せて・・・みたいなものを観たことはありますが、まさか本当にそんなお店が存在するとは・・・。
    そして、アラレちゃんがそんな形で台湾に影響を与えていたとは、鳥山明先生もビックリでしょうね。
    台湾は近くて温暖で親日的で、いつか行ってみたいですが、そのときには是非とも・・・行く勇気はないです。

  2. トッピー@管理人 より:

    >ネモッチさま コメントありがとうございます
    かなりキツいシャレですよね。
    でもまさか、その発想がDr.スランプからだったとは、
    さらに衝撃的でした。
    台湾はほんと親日で、優しいですよ。
    自分は台湾のセンスも大好きですけど、
    さすがに…このお店は食欲増進されませんね(笑)

  3. Log より:

    こんにちは。
    ま、写真で見ただけではありますが、もし僕がこのレストランに行ったら、支配人に「ここのレストランのテーマは何? トイレだろ? 大便だろ? きれいすぎて子供部屋にしか見えないよ!」と文句を言うでしょうね。

  4. トッピー@管理人 より:

    >Logさま
    ぜひどうぞ、直接お店で言ってあげてください。
    よりリアリティが増すかもしれません。

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