[st-kaiwa1]先にスタンプ押す?ブロンズ像を見て回る?お店に入る?うーん、迷っちゃう…。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2]いやいやいや、別に同時進行でいいと思うよ。でも…。「妖怪の魔力にまけずにスタンプを集めよう」ってなってるね…。[/st-kaiwa2]
水木しげるロード
見学自由
JR境港駅から全長800メートル
前回は、境港駅から程近いところに完成した新しい妖怪ブロンズ像「河童の泉」を見ましたが、そもそも、この妖怪ブロンズ像たちは何のためにいるのか、いくつあるのか、どこまであるのか。今回は、水木しげるロード全体を見て行くことにします。
境港駅から東へ800メートル続く商店街が「水木しげるロード」と名づけられています。道路案内標識にもその名が記されているほどです。このロードには現在、総勢133体のブロンズ像が設置されていて、そのうち36体の近くにはスタンプが設置してあります。
観光案内所で「妖怪ガイドブック(100円)」を購入して、そのスタンプを全て押すと「妖怪博士」と認定され、シリアルナンバーの入った「水木しげるロード妖怪スタンプラリー完走証」を受け取ることができます。お子さまたちはもちろんですが、これが意外と、大人でも夢中になってしまいます。
河童の泉を越えたあたりから、「砂かけ婆」「ねこ娘」「ぬりかべ」といった、良く知られているメジャー級の妖怪たちが登場するようになり、川が流れる「しげるさん通り」と交差するところには、目玉おやじと鬼太郎、そしてねずみ男の姿が。彼らの像はやっぱり人気。たくさんの人が記念写真を撮ろうと順番待ち状態です。さすがです。マナー違反のあの家族連れは、妖怪にお仕置きしてもらわないとね!って感じでしたが…。
今から15年前、1993(H5)年7月に23体のブロンズ像でスタートした水木しげるロードは、その翌年には40体に、1996(H8)年には80体となりロードは全長800メートルと、現在の距離になりました。その後、駅にあった鬼太郎ポストが郵政省(当時)によって設置されたり、地元企業からの寄贈も加わり、2003(H15)年には悪魔くんの世界からのブロンズ像3体も設置され、さらにロードは賑やかなものになりました。
ひとつの妖怪につき1体というわけではなく、しげるさん通りの先にも再び鬼太郎やねずみ男は登場します。おやじ通りを越えたところにあるねずみ男は、等身大とのこと。意外とデカい…。ちなみに、ねずみ男というと強烈な悪臭を放っているとされていますが、ブロンズ像は臭いまでは再現していませんので、ご安心を。
そしてロードには、立体ブロンズ像だけではなく「妖怪絵タイル」や「妖怪レリーフブロンズ」もありますので、足元とかも見落とさないように気をつけてください。先ほどご紹介した、妖怪ガイドブックが全て情報を網羅していますので、1冊持っていればバッチリです。ただ、サプライズを発見する楽しみはなくなりますが…。
地元の方のお話によると、この水木しげるロードのことを「鬼太郎ロード」と間違えて覚えていらっしゃる方が多いとのこと。確かに、妖怪といえば鬼太郎、水木しげる先生といえば鬼太郎、ですものね。でも、水木先生で忘れちゃいけないが「悪魔くん」ですよね。
「エロイムエッサイム!我は求め訴えたり~」
1989(H元)年という、私にとって少年ジャストミートの時期にテレビ朝日系列でアニメ化されたので、私は水木先生というと、その印象がとても強いんですね。悪魔くん関係のブロンズ像もチェックチェック。でも…。
アニメではとても可愛かった「百目ちゃん」。ブロンズ像はもろ妖怪でした…怖かった…。
魔法陣の悪魔くんとメフィストを見かけたら、その先はもう「なんじゃもんじゃ通り」。水木しげるロードもまもなくゴールです。そのゴールはアーケード街となっていて、ロードの中核となる施設があります。
この商店街、妖怪ブロンズ像がたくさん置かれているだけではなくて、全てのお店が妖怪の世界観で統一されているのが面白い。ですから、理髪店や靴屋さんなども、妖怪の商店街というイメージに合わせた展開になっていて、見ているだけでも楽しいです。
でも、スタンプラリーをやっていると、とりあえずスタンプを押すことがメインになりますから、散策はスタンプを集め終わってからにしよう…あらためてブロンズ像をしっかり見たい、お店もゆっくり見たい!と、結局2往復することになったりします。
商売上手~。
運がいいと、動く妖怪たちに会えるかも。私たちはアーケードでリアルねずみ男に遭遇しました。全く身構える様子も無く普通にいるからビックリしちゃった。
コメント