★あのアランジアロンゾのテーマカフェは台湾だけ
★店内は細かいところにまでぜんぶイラストが
★ドリンクもパンケーキもかわいすぎる
「ぐるり台湾カワイイめぐり」と題して、台湾で「カワイイ」探しの旅。つづいては日本のキャラクター作家のテーマカフェです。その作家とはアランジアロンゾさん。愛・地球博のモリゾーとキッコロ、中部空港セントレアのなぞの旅人フー&セントレアフレンズと、名古屋っ子にもおなじみですよね。PiTaPaのぴたポン!もいいですよね。
ブランド名ともなっているアランジアロンゾは、大阪を拠点に日本国内各地に直営店を展開されていますが、カフェがあるのは実は台湾だけ。しかもこの春に3号店がオープンしたというのですから、台湾での人気ぶりが伺えます。では、覗いてみましょう。
台湾の合弁三越にもライオン
やってきましたのは、台北新光三越南西店。その2館の4階にあります。さすが三越。台北にもライオンがいるのですが…地球に右前足を乗っけていますね。さすが海外店。ところで、店名の「新光」とは?現地の方に聞いてみますと、「新光」とは台湾の企業で、新光三越は日台の合弁となっているのだそうです。日本企業は、台湾に進出する際に台湾企業と合弁という形をとるとスムーズに参入できるとのことです。一方で「日本企業は単独で進出するとうまくいかないんですよ。あのお店はその典型です…」と、青い看板の紳士服店を指差して教えてくれました。
ちなみに。台湾の三越は富裕層しか立ち寄れないような価格帯のお店となっていまして、日本よりも敷居が高い感じです。現地の方には「日本のものが日本よりも高く売っているお店なので、日本人が行く必要はまったくありません」と止められてしまいましたが、いや「台湾にしかないアランジアロンゾのカフェに…」と言うと「え?日本には無いんですか!?」という反応。
店内装飾がスゴい
エスカレーターを上がりますと、ありました!ARANZI Cafe!いきなり「わるもの」と「うそつき」がお出迎えです。テーマカフェといいましても、メニューがそうなっている程度かと思っていたのですが、これはすごいですね。
店内の椅子、テーブル、そして案内看板などもすべてアランジアロンゾの世界。これは好きな方にはたまらないんじゃないでしょうか。平日のお昼過ぎでしたが、たくさんのお客さんでにぎわっていました。ほとんどが女性で、カップルがチラホラという感じでした。これは男だけのグループにはかなりハードル高いと思われます。
飲み物はカップもそしてラテアートも楽しめます
さて、注文です。メニューは台湾の言葉と英語のみの表記なので、なかなか読み解くのが難しいのですが、見ると、メニューにはそれぞれキャラクターのアイコンがつけられています。これがポイント。
「わるもの」のアイコンがついている「わるもののティラミスコーヒー(壞東西特調提拉米蘇咖啡)」を注文すると、わるもののマグカップに、わるもののラテアートが!こうなると、飲みたいもので注文しようか、好きなキャラクターで注文しようか迷っちゃいますね。
一方相方は「くろうさぎ」のアイコンがついた「くろうさのカフェモカ(黑兔妹的咖啡摩卡)」を。こっちはしろうさぎのマグカップでやってきました。マグカップで飲みつつも自分もマグカップに入ってるしろうさぎかわいい。このスタイルのイラストは、他のキャラクターもメニューに描かれていますし、メニューは持って帰れますのでいい記念になります。
フードも見逃せません
お店の入口には、アランジアロンゾのキャラクターが勢ぞろい!くらいの雰囲気で、それぞれのキャラクターをデザインしたケーキがずらり。ホールケーキまであります。こんなケーキが誕生日に登場したら、お子さんなんかは、大喜びなんじゃないでしょうかね。もちろん、テイクアウトでもいただけます。
せっかくなので食事もいただきましょう。私は「スモークハムとザワークラウトのサンドイッチ(壞東西的德國豬腳三明治)」を注文。ザワークラウトとはキャベツの漬物です。こちらには「わるもの」のアイコンがついていたのですが、さすがサンドイッチは普通ですね。でもちゃんと、キャラクターのついた爪楊枝が。そしてお皿もかわいいこと。
相方が注文したのは「しろうさのフェイバリットフルーツクリームパンケーキ(白兔妹喜歡的水果奶油熱鬆餅)」。これがすごい。フルーツがこれでもかとふんだんに。ベリーのアイスクリームもおいしいですし、何よりも、パンケーキにプリントされたしろうさのかわいさ。しかも、爪楊枝のしろうさは着物きてるし、これはいいですよ。味もバッチリ。ついてくる紙ナプキンもまたかわいいですねこれ。もって帰りたくなっちゃう。
ほんとに細かいところまで
お店はグッズショップも兼ねていますので、買物もできます。お店を出ても楽しめるのが、壁面のイラスト。厨房の背面には、クマにパンダにカッパに…かつて名古屋店の看板キャラだった「うおくん」の姿も。
そうなんですよね。アランジアロンゾの直営店って、日本では大阪、東京、札幌、福岡での展開で、名古屋に縁がある割りには、名古屋店は結構前に閉店してしまっているのですよね。でも、日本の直営店はあくまでもグッズショップで、カフェは台北にしかありません。
おっと、厨房の入口には立入禁止の表示が。わるものが「だめ」って日本語で言ってます。
ARANZI Cafeは台北に3店舗。國父紀念館の近くの路面店に、この新光三越台北南西店2館4階の2号店、そしてこの春には統一阪急台北店4階に3号店がオープンしています。統一阪急台北店には地下2階にテイクアウト専用のカウンターショップもあります。
ここまで徹底したテーマカフェはいいですね。どっぷりとその世界観に浸れます。ドリンク、フード、食器、家具、店内装飾、案内看板、すべてがアランジアロンゾです。メインキャラクターはそれぞれのお店で違うので、ファンの方は3店舗まわってみるのもいいかも。
わるものくん、ごちそうさまでした!
実は台湾って、こういうテーマカフェがいっぱいあるんです。他のお店にも行ってみましょう。
※メニューや価格は訪問時(2013年1月)のものです。
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