ガーデンセンターから走ること2時間。午後1時にメリットのインターチェンジに到着しました。メリット、確か見覚えのある景色です。そうです初日に昼食を食べたガーデンレストランです。日本・韓国・中華料理が融合した弁当とはどんなものなのか、逆に期待してしまいます。バスから荷物を全て降ろします。ガイドさんは新しいバスを取ってくると言います。どうやらガイドさんは変わらないようです。
ガーデンレストラン(メリットインターチェンジ)
今回は女の子二人と一緒の席になりました。と言っても自己主張の激しい韓国人女性ではありません。結局彼女らとは食事の席が一緒になることはありませんでした。たぶん向こうも私達を避けていたのでしょうけど。話すと一人は日本語がペラペラです。二人ともバンクーバーにやってきたばかりだそうです。日本語が話せる彼女は在日韓国人で、もう一人は韓国在住の韓国人とのことです。
そして運ばれてきた弁当はやっぱりよくわかりません。
アメリカなどでよく見る、ご飯と海苔が逆になった巻き寿司と、ご飯の上に焼肉が乗せられたもの。そしてサッパリとしたサラダがあります。なるほど、寿司が日本で焼肉が韓国というわけですね。ところで中国は…と見ると餃子が2つ。確かに日本・韓国・中国の融合と言われれば…そうですね。思っていたのとは少し違っていましたけど。
そして初日と同じ具の無い味噌汁です。これが本当に美味しかった。もちろん最後の食事でもキムチは食べ放題でした。
▲初日の昼食を食べたレストラン。お久しぶりでーすって感じ。
レストランを出ると、スクールバスの様な黄色のバスが停まっていました。確かに今までのバスよりも大きいです。しかしテレビも無くエアコンの調子もイマイチです。乗り心地もあまり良くありません。
推測ですが、OKツアーの基地はメリットにあって、明日からのツアーは参加人数が多いので大型のバスにチェンジをしてバンクーバーに戻るのでしょう。それとも今までのバスが調子悪かったとか…。とにかく、午後1時半過ぎ、スクールバスのようなバスでバンクーバーに向けて出発です。
午前中に結構寝たせいか、目がパッチリ覚めたので相方と色々と話をしました。さすがに半年も会っていなかったので話すことはたくさんあります。これからどうするのか…などです。旅行のことではなく人生のことです。相方が外国に行きたいと言い出した時は正直戸惑いました。もちろん心配はたくさんありました。
しかし、初めて親元を離れ、こうやって単身で外国にやってきて、たくましく生活している姿を見ると、安心したのと同時に何か自分が置いてきぼりになっている気がして仕方ありません。正直にその気持ちを伝えるとこんな言葉が返ってきました。
「正直、今のあなたにはちょっと魅力を感じないかも。安定なんか求めずに、とにかく夢を追い続ける人でいて欲しい。」
それが相方から私への注文でした。外国へ行くことを選んでも、東京に住むことを選んでも、そして名古屋に居続けることを選択してもいいから、とにかく自分の意志で夢を追い続けて欲しいということ。私は今までの人生、口だけという部分が多かったのも事実です。夢を語るのだけど、結局一歩が踏み出せないということを何度も経験してきました。
「妥協して入った会社に居続けるなんて許さないからね。」
難しい注文だけど、そう言ってくれる相方に感謝です。すごいプレッシャーだけど、自分に嘘をつき続ける人生なんて面白くないですものね。帰国したらじっくり考えなければ…。
そんな深い話をしていたせいか、あっという間に時刻は4時になりました。するとガイドさんは韓国人夫婦に何やら話をし始めました。韓国語なので全くわかりませんでしたが、雰囲気的にはバンクーバーの歴史などを話しているようです。この韓国人夫婦はバンクーバーにやってきたばかりのような感じだったので、そんな話をすることにしたのでしょう。
ところが、この物語はものすごく壮大なのか1時間経っても終わりません。ガイドさんは運転をしながらですので何か資料を見ているわけではありません。やっぱりプロだなぁと思いつつも、そんなバンクーバー物語が妙に気になって仕方ありません。でも、韓国語で私にはサッパリだったので本当は全然関係の無い話をしていたのかも知れませんけどね。
バスは渋滞に巻き込まれ、予定時刻の5時を過ぎても到着する気配がありません。するとガイドさんは強行手段に出ました。
▲アボカドって寿司に合うのね…本当だ。
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