ベトナム料理ヴィナ(ブリティッシュコロンビア州)
高速道路はやたらと渋滞しています。カナダに来て初めての渋滞です。相方が言うにはバンクーバーで渋滞はそれほど珍しいものではなく、結構頻繁に発生するそうです。するとガイドさんは、一度インターで降りて脇道を走り、またインターから高速に乗るといった細かいショートカットをして、強引に車線に入り込みます。しかもスピードの出がイマイチのスクールバスタイプでです。
バンクーバー帰着 ベトナム料理レストラン・ヴィナ
こういったことが可能なのも、高速道路が無料だからですね。イチイチ料金を払うのではインターを降りる意味がありませんから。
ガイドさんの奮闘もあり、バスは予定より1時間遅れて午後6時にバンクーバーのダウンタウンに到着しました。ツアーの終了はあっさりしていて、バスを路上駐車させるとそこで解散となります。まずはウォーターフロント駅近くで停車します。スカイトレインを使う韓国人夫婦などが降りていきます。
そしてロブソン通りに停車して全員解散となりました。4日間一緒に過ごしてきたものの別れはあっさりとしたものです。当たり前ですけどね。私達は最後まで残り、ガイドさんに杖のお礼としてチップを渡しました。杖そのものよりもガイドさんの心遣いが嬉しかったからです。もちろん、杖自体にも大変助けられました。
相方の足はかなり良くなり、痛みは少し残っているものの、見た目は普通に歩ける程度にまでなりました。ガイドさんと別れ、ホテルへと向かいます。
ホテルは初日に宿泊したのと同じバークレーホテルです。今日から4泊の予定です。部屋に入ると木の枝が散乱していました。掃除してないのかな、何事…。と見ているとどうやら開いていた窓から鳥が侵入してきて、巣作りをしようとした様子。窓は閉めておいてよ。今回の部屋は前回と違ってクーラーの効きも良くて一安心。
時刻はもう7時を回ろうとしています。まだ日は高いのですが晩御飯を食べないといけません。何を食べようか。韓国や中華料理も食べたし、こうなったら世界各国の料理を食べようということで、この日はサッパリとベトナム料理を食べに行くことにしました。
▲帰りに撮影したので暗いですが、9時半でこの明るさ。
ロブソン通りを北西へと歩きます。オーガニックスーパーCAPERSを越えさらに歩くとデンマン(Denman St.)にぶつかります。そこを少し左に歩いたところにベトナム料理レストラン・ヴィナ(Vina)があります。この日は天気も良く時刻は8時でしたが明るかったので、オープテラスの外の席で食べることにします。
日本語メニューが無いために私は相方に頼りっきりです。単品メニューよりも、プレートに様々な物が乗ったコンビネーションメニューがお得ということで、牛の串焼きセットを注文します。もう牛肉は怖さを感じません。だって食べたかったんだもの。麻痺とはこういう状態を言うのでしょうね。
プレートには牛の串焼きの他、揚げ春巻、生春巻きに加え麺の様なものが乗っています。そしてお酒のダメな私にしては珍しくリンゴのお酒を注文しました。相方からは
「どうせ飲めないくせに。」
と、注文を辞めるように言われたのですが、開放的な気分に少しだけ飲みたくなったので無理を言って注文しました。
▲牛肉どんとこい!
揚げ春巻が絶品。そしてもちろん肉も生春巻も美味しい。お酒を少しだけ口にして上機嫌です。弱いのはわかっているのでほんの少しだけ飲んだだけですけどね。8時半を過ぎると辺りは次第に暗くなってきました。すると急に気温が下がり肌寒くなってきました。と言っても9時を過ぎてもまだ日は沈みません。
昼が長いというのは良いですよね。残業で遅くなっても明るいのですから。日本もサマータイムを導入すればエネルギーの節約や夜の消費拡大に繋がると思うのですけどね。でも、日本の場合は明るいうちには帰宅しにくいという感じがして、余計に残業が増えたりして…。
ちなみに、バンクーバーでも夜遅くまで明かりが点いているビルが多いのですが、そのほとんどが防犯用で、カナディアンは夕方5時にピタっと仕事を辞めて帰宅する人ばかりだそうです。明るいからこそ、アフター5はしっかり楽しみたいというわけですね。
▲このお酒結構強かったな…って8%程度ですけどね。
コメント