★あの頃は天空にあったけど…
★ピカチュウと桜の競演は今年が見納めだったのかな
瀬戸市といいますと、2005(H17)年に愛知万博(愛・地球博)の開催地となった自治体ですが、そんな瀬戸市にある桜の名所としても知られる神社に、その万博の面影があります。神社の名は「山口八幡社」。
尾張の瀬戸際を三河から守る?
山口八幡社のすぐ北側には、菱野団地という高度経済成長期に建設されたニュータウンがあり、「八幡台」という名前がつけられています。山口八幡社は「三河との国境を鎮護する神社」。そうこの先、八草に入ればそこは豊田市。三河です。三河ナンバーの車の運転も鎮護してくれると良いのですが。
千年の森の東屋にはポスターが
まずは、そんな山口八幡社のなかにある建物に注目です。これは万博会場の「千年の森」にあった展示室の東屋です。「千年の森」は、北ゲート・ゴンドラ駅の東にあって、2000平方メートルの敷地に散策路・石の広場などが整備されていました。
建物の内部は現在公開されていませんが、覗き込むことはできます。見てみると、なかには愛・地球博のポスターがずらり。マスコットキャラクターのモリゾー・キッコロの英語のポスターはシンプルですが印象的ですね。
万博会場の天空にあった「木」
そして、もうひとつの注目ポイントが「木」です。「天空鎮守の森」と看板が掲げられた木があります。この木が、万博会場のどこにあったかわかりますか?
そう「天空」です。ステージのあった愛・地球広場から見えた、バイオラングのてっぺんにあった木ですよ!里桜(八重桜)の木と書かれていました。
この木だけでなく、山口八幡社周辺にはたくさんの桜の木がありまして、春になると桜の名所として多くの人が訪れます。
そのピカチュウの運命は…
幼いころからよくお参りしていた神社ですので、春だけでなく事あるごとに訪れていたのですが、この神社の本殿の前にはずっと、10年以上前からですかね、ピカチュウが描かれた看板が置かれていまして。私もポケモンがずっと好きなので、親近感を持っていたのですが…。
「人形(ヒトガタ)納め所」というところに置かれてしまっていました。いなくなっちゃうのかな。
幼いころから見続けている、桜を今年も愛でることができました。愛・地球博のとき、ステージの上空で咲いていた八重桜。今しっかり瀬戸の地に根付いていますよ。