- 埼玉名物の武蔵野うどんを愛知・三重で展開
- コシの強さ!お肉のうまみと濃さ!名古屋との相性よさそう!
- 並でも中盛でも大盛でも同じ価格なら…?
うどんという食べ物は地域性が色濃く出るものです。各地に名物うどんがあって、それを旅先で食べるのは楽しみではありますが、一方で、他の地域の特色あるうどんを好きになっても、それを日常的に近所で食べることはなかなか叶わないものです。ところが。
埼玉名物の武蔵野うどん
ところが、埼玉県の名物である「武蔵野うどん」を愛知と三重に展開しているお店があります。竹國です。しかも、麺の量によって価格が変わることがない定額制。倍の量になっても同じ値段。だったら倍を注文したらいいんじゃない?いえいえ、並盛でも結構なものですよ。
「武蔵野うどん」とはどのようなものでしょう。関東の武蔵野地域では古くから郷土料理としてうどんが食べられていて、麺に特徴があります。なんといってもコシの強さ。歯ごたえとしては、名古屋のみそ煮込みうどんと戦えるほどのものではないでしょうか。色は若干茶色です。
肉汁うどんで人気を集める
もともとは、そのコシの強いうどんをもりうどんとしてつけ汁で食べるというのが武蔵野うどんの定義のようですが、つけ汁として「肉汁」「きのこ汁」を出すお店が本場埼玉でも人気を集めています。この小牧のお店でも、定番メニューとして真っ先に紹介されているのは「肉汁うどん」です。
つけ汁は温かく、一方で麺は「冷めん」「温めん」を選べます。メニューに書いてある「おすすめ冷めん」「温めん可」という表記からもその温度を感じ取ることができますが、店員さんに伺ったところ、冷めんのほうがうどんのコシが出るのでオススメとのこと。
そもそも、コシの強さを楽しむのが武蔵野うどんなわけですから、冷めん一択です。
麵の量は違っても価格は同じ
他にも「牛すじうどん」「鳥汁うどん」「きのこ汁うどん」「クリーミーカレーうどん」とありましたが、イチ推しの肉汁うどんを選択。ここで迷うのが麺の量です。
並盛は350グラム、中盛は500グラム、大盛は700グラムな上に、なんとどれも価格は同じなのです。しかし、うどんの麺をグラムで考えたことがないので、どうしようかなと思いますし、同じ価格なら…と思ったのですが、初心者ですから並盛をチョイスです。
小盛もありますよ
一緒に私は、えびの入ったかき揚げ、妻はとり天を注文。運ばれてきました。
つゆは本当にアツアツ、麺はコシがすごくて、天ぷらは揚げたて。最高ですね。そして麺の量ですが、私たちは並盛でもうお腹いっぱい。見た目には350グラムって少なそうに見えますけど、もりうどんですからね。満足できました。
倍の700グラムを注文していたらどうなっていたことか。なお、小食の方には小盛があります。250グラムで50円引きになります。
味の濃さと麺のコシが名古屋にマッチ?
天つゆも用意されていますが、つけ汁に天ぷらをつけて食べるとおいしい。しかもこのつゆが、だしもしっかり出ているうえに、肉のうまみがあふれていまして、味が濃いんですね。そば湯ならぬ釜湯のサービスもありますので、食後は肉汁に釜湯を注いで飲み干すのも最高です。
私は埼玉で本場の武蔵野うどんもいただきましたし、実はこのお店にも複数回足を運んでいるのですが、一度きりではなく、何度でも食べたいと思うのですよね。
まるでみそ煮込みうどんのようなコシの強い麺に、味の濃いつけ汁。埼玉名物でありながら、名古屋近郊の人の口に合っているような気がします。
このお店、埼玉県狭山市に本社があるのですが、店舗展開は埼玉と愛知・三重だけ。FC展開だとは思いますが、本場の埼玉以外では小牧・豊田・鈴鹿と、この地方だけの展開で、三重テレビでテレビCMを打っているほどです。
武蔵野うどんと名古屋っ子は相性良いかも?
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