そりゃぁドラゴンズだがね

森野選手1000本安打もチャンス逃し...中日×阪神 11.04.16

記事公開日:2011年4月17日 更新日:

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★森野選手が通算1000安打達成
★采配に時間との戦いも
★あのミス、あのチャンス...痛い引き分け

 東日本大震災の発生により、当初はセ・リーグだけで先に開幕すると表明するなど、ひと悶着あったプロ野球ですが、結局、4月12日にセ・パ両リーグ同時開幕となり、節電に配慮したスケジュール、ルールで試合が行われることとなりました。

 当初は、5日の試合を観戦する予定だったのですが、開幕がズレ込んだために試合が中止となり、この日16日が今季初観戦となりました。

 先発の小笠原投手の立ち上がりもよく、森野選手の記録となるヒットもあり、最後の最後までドラゴンズの勝利ムードだったのですが...。

3回表 [D}0-0[T] 抜群の小笠原投手が...

 1回、2回とノーヒットでそれぞれ3人で抑え、好投を見せていた小笠原投手が3回表に負傷降板。せっかく抜群の立ち上がりだったのに...と気持ちが落ち込んだのは一瞬。緊急登板した山内投手も好投を見せ一安心です。

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5回裏 [D]1-0[T] 連続敬遠?谷繁選手

 3回裏、7番大島選手から始まりました。1アウトとなったところで、8番谷繁選手が阪神先発のメッセンジャー投手から敬遠のようなフォアボールで出塁、山内投手が2塁へ送るのですが、つづぐ荒木選手がサードゴロとなり、4人で攻撃を終了します。

 4回裏も、ドラゴンズは3塁まで踏むのですが、結局無得点。そして5回裏、またもや大島選手から始まり、同じように1アウトとなったところで、8番谷繁選手が敬遠のようなフォアボールで出塁、山内投手が2塁へ送る...と、3回裏と全く同じ展開。でも、違っていました。

 先ほどはサードゴロに倒れた荒木選手が、ライト方向に2塁打。ドラゴンズ見事先制です。

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6回表 [D]1-1[T] 終わったと思ったのに...

 6回表、1アウト1塁としたところで、山内投手から三瀬投手へ交代です。1・2塁となったところでマートン選手にセンターヒットを打たれるものの、大島選手の好返球で失点を阻止!ほっと胸を撫で下ろします。

 ところがです。続く平野選手がゴロを打ち、これで終わった...と思ったところで三瀬投手がファーストへ悪送球。1点を失い、同点とされてしまいます。

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6回裏 [D]1-1[T] ドラフト1位ルーキーから1000本安打

 その裏、阪神は2番手としてドラフト1位ルーキーの榎田投手を投入します。いきなり森野選手にレフト方向にヒットを許し、和田選手にフォアボールを与えます。ツーアウト満塁までドラゴンズはランナーを進めたのですが、最後は、先ほどまでメッセンジャー投手に連続敬遠されていた谷繁選手が空振り三振で、切り抜けられてしまいました。

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 この回の森野選手のヒットは、通算1000本安打となりました。プロ野球通算263人目の達成で、1997(H9)年8月29日の初ヒットから13年7ヶ月での1000本となりました。森野選手には花が贈られました。

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 この回は、そのヒットが生かされなかったものの、記録に勝利という花を添えて欲しい!と願ったのですが...。

9回裏 [D]1-1[T] 采配に時間との戦いも加わりました

 試合はそのあと膠着状態となり、ドラゴンズは7回表河原投手、8回表浅尾投手、9回表岩瀬投手で抑えます。そう、同点の試合なのに9回表が守護神・岩瀬投手なのです。

 いつもなら、延長は12回裏までというルールになっていますが、今年は節電対策のため、試合開始から3時間半を越えた時点で、次のイニングには入らないという規定があり、必ずしも12回まであるわけではないため、監督の采配にそのことが大きく影響しているのです。

 ドラゴンズは、7回から9回まで全て出塁はしたものの、点に繋がりません。延長戦に突入です。

 そして、試合開始から3時間、時刻が午後9時をまわったところで、延長戦に入りました。

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11回裏 [D]1-1[T] 結局、ドロー

 10回表は、平井投手が先頭の浅井選手にフォアボールを与えるも、その後3人で抑え、その裏、ドラゴンズはノーヒット。サクサクと展開し、規定の試合開始から3時間半を迎える4分前、11回表に突入です。

 11回裏、ドラゴンズはブランコ選手がヒット、大島選手がフォアボール、谷繁選手が敬遠と、なんと1アウト満塁のチャンスを迎え、これはサヨナラ期待!となったのですが...。

 佐伯選手、荒木選手と連続ゴロでゲームセット。ドラゴンズがチャンスを生かせない試合...でした。

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今年はいろいろと変わりましたし、変則ですね

 今季初観戦となりまして、やはり一番気になったのは、ライブビジョンの「BSO表記」ですね。これまでは上から、ストライク、ボール、アウトだったものが、国際標準に準拠する形となり、ボール、ストライク、アウトに改められました。これは、球場に限らずテレビやラジオの中継なども今年から変わっています。

 そして、球場内の広告や、ライブビジョンの演出の一部もいろいろと変わっていました。

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 そのライブビジョンの上を見ると、そこにはペナントが。今年こそ、球団初の連覇を期待です。

 そうそう、この日は結局、ナゴヤドーム開幕3連戦となったため、当初は3月25日からの開幕戦で配られる予定だった、球団のカレンダーが入場者全員にプレゼントされました。

 もちろん、そのカレンダーは当初の日程となっていますので、「中日ドラゴンズオフィシャルサイトなどをご確認ください」という注意張り紙が...。

 阪神が投入したのは8投手、一方の中日はベンチ入り投手全員を投入という総力戦。今年の延長戦の采配には、3時間半という「時間」が大きく影響しそうですね。まあ、そのお陰で、終電で帰れないという、昨年の日本シリーズのようなことは無さそうですね。

4/16 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
阪神 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
中日 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1

協力

ももたろうさん

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