大アマチン展覧会「天野鎮雄という生き方」展示と朗読会を見に行ってきました

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  • アマチンさんをしのんで開催されているイベント
  • 朗読会やトークが1日3回 様々な方々が登場
  • 写真・資料展ではかつての東海ラジオの資料も

2024年12月17日~22日まで市民ギャラリー栄で開催

俳優としてラジオパーソナリティとして名古屋を中心に「アマチン」の愛称で親しまれ続けた天野鎮雄さん。昨年(2023年)11月に87歳で亡くなられて1年になります。

10月からアマチンさんをしのぶ「大アマチン祭」が開催されているのですが、12月17日から22日は中区の市民ギャラリー栄で写真の展示と朗読・トークイベントが展開されていまして、18日(水)に行ってきました。

トップ東海・東海ラジオの顔

俳優として名古屋の演劇界を牽引されてきた功績は計り知れないものがありますが、やはり私としては東海ラジオの方。小学生の頃から東海ラジオっ子でしたので「アマチンのラジオにおまかせ」「サタデーパーク アマチン通り」を聴いていた家の情景や、聴きながら車窓を流れた風景が今でもよみがえります。

さらに、母が名鉄百貨店の通販好きでもあったので、東海テレビの「天ちんの土曜サロン 人間こんさーと」も思い出されます。

朗読会とトークイベント

大アマチン展覧会「天野鎮雄という生き方」では期間中、アマチンさんと関わりのあった様々な方々が、午前11時からと午後1時半からと午後3時半からの1日3枠、朗読や歌、トークなどを展開されていて、それぞれ観覧料は500円です。

私がお伺いした18日(水)の午後1時半は、元東海ラジオアナウンサーの深谷里奈さんと、俳優の神戸浩さん、元東海ラジオレポートドライバーの伊藤静香さんによる朗読で、新美南吉さん作「てぶくろをかいに」とあまんきみこさん作の「きつねのおきゃくさま」でした。

感情をこめて話を伝えるということが、いかに難しく、かつ、いかに楽しいことであるかを感じさせてくれました。名古屋は朗読文化が盛んと言われますが、その原点がアマチンさんだったのですね。

思い出話もたくさん

午後3時半からは元名古屋テレビアナウンサーの小島一宏さんと教え子である大同大学の学生さんたちによる朗読で、宮沢賢治さん作「よだかの星」と新美南吉さん作「ひろったらっぱ」でした。

その作品の朗読、そしてかつて学生時代に東海ラジオでアルバイトをされていたという小島さんによるアマチンさんとの思い出話から、人として未来に何を伝えていかなければいけないのか、何を残していかなければならないのか…という芯を感じることができました。

写真展と資料展は入場自由

服部義安さん撮影による写真展と資料展も開催されていまして、こちらは入場自由です。写真はここ10年ほどのものが多いのですが、昔懐かしい「さん!さん!モーニング」時代の東海ラジオのタイムテーブルといった資料も見ることができました。

私はアマチンさんそして奥様の山田昌さんとの直接の接点はまったく無いのですが、ずっと名古屋を中心としたラジオ・テレビに親しんで育ってきた名古屋っ子として、子どもの頃からその薫陶を受けていたのだなと感じることができました。

12年ほど前から私は現在の「TOKAI RADIO」で構成作家の仕事をいただくようになって、縁がつながっているのですが、このイベントはアマチンさんがずっと紡がれてきた様々な人のつながりが形になっているのだなと実感するとともに、会場での出会いもあり、談笑もあり、なつかしくもあり、また、身の引き締まる思いがしました。

大アマチン展覧会「天野鎮雄という生き方~展示、朗読、トーク~」は、中区役所平和不動産共同ビル8階で12月22日(日)まで開催されています。

大アマチン祭×ギャラリー栄『天野鎮雄という生き方』~展示、朗読、トーク~ | 名古屋市文化振興事業団
名古屋市文化振興事業団 Webサイトの「大アマチン祭×ギャラリー栄『天野鎮雄という生き方』~展示、朗読、トーク~」ページです。

新美南吉童話集 ごんぎつね・手ぶくろを買いに など (100年読み継がれる名作)新美南吉童話集 ごんぎつね・手ぶくろを買いに など (100年読み継がれる名作)

この記事を書いた人
TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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