フィルムエストTV制作「友近サスペンス劇場」名古屋プレミアム上映会に行ってきました

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  • 「友近サスペンス劇場」の上映会が名古屋で開催
  • 友近さんと西井監督の副音声トーク&テーマ曲生歌披露
  • 会場の建物も昭和・昭和の最新コンテンツイベントという謎感覚

1980年代から90年代っぽい映像表現でコンテンツを制作しYouTubeで映像作品を発表している「フィルムエストTV」が本当に本編を制作してしまった、あのころの2時間サスペンスのような作品「友近サスペンス劇場・外湯巡りミステリー 道後ストリップ嬢連続殺人」の名古屋上映会に参加するため、3日ぶりにCBCへとやってきました。

今回は「花咲かタイムズプレミアム上映会」と銘打たれ、企画・主演の友近さんと、フィルムエストTVの西井紘輝監督が登壇されるとのことで大興奮しました。

パロディ動画からコンテンツへ

私がフィルムエストTVを知った時はまだ、にしいさんたちが学生だった頃に作られた動画がアップされていた状態でした。過去にタイムスリップした男がポンコツだった…といった内容や、昭和30年代のCMを再現したようなものを制作されていて、「え?学生?すごい着眼点だなあ」と思ったものでした、それからしばらくしてコロナ禍に動画がブレイクし、次々とパロディ動画を生み出すようになられました。

フィルムエストTV
いまを振り返る。アナクロ系YouTubeチャンネル。※アップロードされた番組は全てフィクションです。▼公式Twitter(X)「フィルムエスト公式」▼公式TikTok▼公式インスタグラム▼主宰/映像制作:にしい

実際にドラマを制作してしまうとは

1980年代から90年代の「VHSビデオテープに録られたテレビ番組」を今の時代に作るというコンセプトなのですが、コロナ禍の頃はまだセットやロケを再現するのは難しかったのか、多くはその「さわり」の部分だけという作品が多かったところから、あれよあれよと広がりを見せ、とうとう90分にわたる、実際にサスペンスドラマを制作してしまったというのですから驚きです。

上映会ではウラ話に生歌披露も

今回の上映会では友近さんと西井監督の「副音声」付き。つまり本編を上映しながらお2人がエピソードやウラ話を披露してくださり、それが「2時間サスペンスあるある」であったり、「こだわりポイント」「再現するに当たって難しかったこと」などとても興味深く、時には爆笑しながら聞かせていただきました。

またこの「友近サスペンス劇場」のために作られたオリジナルテーマソングの生歌披露もありました。

昭和の最新イベントという不思議な感覚

今回、上映会が行われたCBCホール(第8スタジオ)は、1956年(昭和31年)竣工のCBC放送会館にあり、内装などはリニューアルされている部分があるものの昭和の趣のまま。そう、私が小学生の頃に「CBCこども音楽コンクール」でトロンボーンを演奏した場所・建物そのものなのです。ホールへの入口の横には、かつて「CBCニュースワイド」「ミックスパイください」などが放送されていた「CBCフロントスタジオ」の面影もありました。

まさに、昭和のあのころのままの建物、あのころのままのホールなのです。そこで上映される「昭和コンテンツの最新作」。自分がまだ子どもだった頃のイベントに大人の状態で参加するような不思議な錯覚に陥りました。

29歳の監督が作る昭和に魅了される

西井監督はまだ29歳。フィルムエストTVを立ち上げられた際には学生だったわけですから、頭ではわかっているものの納得が追いつきません。とても強く感じるのは「昭和に魅了されている」ということ。

私は「あのころに戻りたい」とは思わない昭和生まれです。「タイムマシンで昭和に戻れますよ」と言われても戻りたいとは思いません。実際のあのころって今と比べると、理不尽だし汚いし辛いし多様性なんてクソくらえだし、そもそもオタクに人権はなくて不自由だったじゃないですか。でも昭和が嫌いなわけではありませんし、なつかしく思いますし、楽しかったなあとも思うのです。

令和にいながらにして昭和を楽しむという、まさに理想の疑似タイムマシンを提供してくれるフィルムエストTVに昭和世代としてこれからも期待しています。

この記事を書いた人
TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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