イベントレポート

8月3日に半田の新名物誕生!ご当地グルコン料理審査会

記事公開日:2013年7月23日 更新日:

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★醸造の街・半田市で子どもたち考案レシピのグルメコンテスト開催
★165もの応募から入賞した7品を試作・審査
★8月3日(土)の「summerフェスティバル」でお値打ちに販売!

 ここ最近「ご当地グルメ」がブームになっていますが、やはり「ご当地」というからには、食べる側にとっても、その地域ならではの特徴を生かしたレシピであってほしいですよね。

 名古屋をはじめこの地方の名物料理は、たまり醤油、八丁味噌といった醸造製品が使われることが多いですが、「蔵のまち半田」と呼ばれるほどに、その醸造を支えているのが知多半島の半田市です。

 そんな半田市で今、地元の醸造製品を使ったグルメコンテストが開催されており、近々入賞料理が商品化されてイベントで販売されるというのです。そこのコンテストの審査会場を取材させていただき、また、一足先に試食させていただきましたので、今回はその模様をお届けします!どれも8月3日(土)に食べることができますし、なんと、食べると豪華賞品が当たるチャンスも。

未来のシェフたちが奮闘!

 今回の「ご当地グルコン!グルメコンテストin半田」は、半田商工会議所創立120周年記念事業として開催されているもので、新美南吉生誕100年とあわせて、この夏半田を盛り上げる事業のひとつになっています。

 7月上旬まで、半田市内の小・中学校・高校に通学する生徒、その親子からレシピの応募を受けつけ、応募総数はなんと165。料理のプロによるレシピ選考が行われ、その165のレシピのなかから7つが入賞を果たしました。

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地元の醸造商品を使ってレシピ実現

 ただひとつ、レシピには条件がありまして、泉万醸造、キッコウトミ、澤田酒造、中埜酒造、中利、原田酒造、丸一酒造、三井酢店、ミツカングループ本社、盛田、盛田金しゃち酒造、ヤマミ醸造(50音順)これら地元の醸造会社の商品を必ず使うこととなっています。やはり、ご当地グルメというからには、ご当地の要素があってこそですものね。

 そして7月21日(日)に開催されたのが、「レシピ実現会&審査会」です。入賞した7つの料理を考案した児童、生徒、そして親子らが半田市の宮池小学校に集結。考案したレシピの料理を実際につくりあげるのです。

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 料理のプロによる指導も入り、さらに半田商工会議所青年部のサポートメンバーと一緒に、実際に商品として売れる形に仕上げます。さらに審査員として、半田商工会議所会頭の榊原卓三氏、半田市長の榊原純夫氏、半田市学校給食センター長の新保幸雄氏、地元料理人の勉強会である味道研修会の代表入口修三氏、地元の醸造文化を発信する醸すプロジェクトの代表松見直美氏、以上来賓と、主催者である半田商工会議所青年部会長・久村俊弥さんが試食を行い、賞を決定します。

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 当日は地元ケーブルテレビ「CAC」の取材も入り、下は小学2年生とその親子グループから、上は高校3年生の女子高生グループまで、果たしてどんな料理が登場するのか、ここから半田の新名物料理が生まれるかもしれません。地元の期待を背負っての緊張感溢れるなか、いよいよ調理スタートです。

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さっぱりみそかつサンド(半田農業高校3年生女子グループ)

 まずは中埜酒造の「料理の鉄人」とキッコウトミの「赤だし」を使った、さっぱりみそかつサンドです。半田農業高校に通う女子高生3人のグループによる作品です。おそろいのオリジナルエプロンが決まってます。みそかつといいますと、どうしても味の濃い印象になってしまうのですが、衣に緑茶をプラスすることでさっぱり感をうまく引き出しています。

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 また、最初にひとてまかけて、肉をフォークで叩いてあることから、食べたときにふんわりやわらかいのも特徴。みその良さを引き出しつつも、暑い夏でもさっぱりといただける一品です。

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肉みそぎょうざ(成岩中学校2年生男子親子グループ)

 続いては中利の「みそ」を使った肉みそぎょうざです。今回は焼きタイプと揚げタイプの2タイプを調理。タレなしでもいただけるみそ味の美味しい餃子です。やはり味噌ということで、てっきり濃い味を想像していたのですが、これが意外にさっぱり!

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 なんと、しょうが汁を加えることで、うまい具合にさっぱり感が出ています。キャベツのシャキシャキ感としょうがの風味と味噌、これはたまりません。手が止まらなくなりそうです。また、揚げと焼きでは食感が変わりますね~。

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玉ネギゴロゴロみそメンチ(半田中学校3年生女子親子グループ)

 3品目は盛田の「あま塩八丁赤だし」を使った、玉ネギゴロゴロみそメンチです。先日、大阪で開催された肉の品評会で全国の頂点に立ち、今話題となっている「知多牛」を使ったタイムリーな一品。外はカリっと中は肉汁がジュワっと、味噌の甘さと肉汁が相まってこれは幸せな味です。

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 玉ねぎも牛脂で炒めてあるからでしょうか、その甘さが十分に引き出されていて、しっかりとした味で、これはビールも一気に進んでしまいそう。おつまみにもぴったりですね。

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ぶたみそいなりずし(宮池小学校5年生女子親子グループ)

 一方こちらはご飯ものです。ミツカンの「すし酢昆布だし入り」盛田「料理酒」中利「田楽みそ」を使ったぶたみそいなりずしです。一見、見た目は普通のいなりずしなのですが、一口食べると思わず笑みがこぼれてしまいますね。やっぱり、豚と味噌の相性はバツグンです。

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 しかもご飯にすし酢が加えられていますから、口の中に広がる香りがまたいいですね。玉ねぎもアクセントになっていて、全てが相乗効果を生み出しています。田楽みそってところもポイントですね。

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チキンとじゃこっとみそミニピザ(乙川中学校2年生男子親子グループ)

 こちらも中利の「田楽みそ」を使っているのですが、ガラっと変わって洋風な一品、チキンとじゃこっとみそミニピザです。餃子の皮を使うことで、手軽にひとくちピザのできあがり。白ちりめんとチーズと味噌の味はよくマッチしていて、これはワインにもあうかもしれませんね。

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 最初はエビを使ってみたりと、試行錯誤を重ねて厳選した食材を使って、満を持しての発表だそうです。冷めてもおいしいのが特徴で、お弁当のおかずとしてもいけそうとのことですよ!

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コロコロっ肉みそボール(亀崎小学校6年生女子親子グループ)

 キッコウトミの「木桶仕込みしょうゆ」と「京好みみそ」を使って、たこ焼きにヒントを得て生まれたのがこのコロコロっ肉みそボールです。しょうゆとみそ、さらにみりんとだし汁、卵に薄力粉によって作られた生地のなかに、ぶたバラスライス、ねぎ、紅しょうがが。さらに、隠し味がいいですね。

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 じゃがいもとチーズが入っていることで、これが豚肉と味噌に合う合う。さらに紅しょうががピリッときいているので、食欲をそそりますね。たこ焼き機で焼かれているので、お手頃サイズでこれも止まりません。

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じゃがもち田楽(雁宿小学校2年生男子親子グループ)

 ラスト7品目は、中利の「田楽みそ」を使った「じゃがもち田楽」です。じゃがいもを熱してそこに片栗粉、塩、こしょうを加えて餅じょうにしたもので、やわらかふんわりとした食感になっています。そこに田楽みそです。これもまたじゃがいもとの相性がぴったり。

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 加えて、刻んだきゅうりがトッピングされているのが、大きなアクセントになっています。これもやっぱり、ビールでしょうねえ。きゅうり、みそ、じゃがいも、口のなかでハーモニーとなりますよ。あまさっぱりでもっちもちです。

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さあ審査です!ここから未来の半田名物料理が!

 審査員による審査です。この日の審査結果は、8月3日(土)のイベント会場にて発表となります。この「ご当地グルコン!グルメコンテストin半田」は、半田の醸造文化を若い人たちに伝えていきたいという思いから企画されたのですが、新しい、若い人たちの柔軟なアイデアが登場したのではないかと、池田誠委員長も満足げな様子でした。

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 これで終わりではなく、せっかくこれだけのメニューが誕生したのですから、次につなげていきたいというのは、榊原吉隆副会長。次の半田を担う新名物料理になる可能性は充分ある逸品ばかりだったと思います。

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8月3日(土)に実際に販売されます!

 私も試食させていただいたのですが、やはり名古屋っ子ですから、基本的に赤味噌、八丁味噌、たまり、醸造品は大好物なので、どれも本当においしかったですね。最初は思ったんです、これだけ「味噌」「味噌」「味噌」が続くと、特に今は夏場ですし、さすがに濃くて参っちゃうんじゃないかと。それが、さすが選ばれし精鋭たちです。

 しょうがだったり、緑茶だったり、チーズだったり、それぞれに、この夏場にさわやかにおいしくいただける工夫がされていて、しかもどれも個性が際立っていて、これに優劣をつけるのは本当に難しいですよね。

 さて、今回誕生した半田の新名物入賞料理7点は、8月3日(土)に赤レンガ建物で開催されまる「ご当地Summerフェスティバル」にて実際に販売されます!ぜひ、味わってみてください。当日は午後1時過ぎから料理の表彰式もあり「半田商工会議所会頭賞」「半田市長賞」「ミツカンキレイなママ賞」などが豪華賞品とともに授与されます。

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食べるとプレゼントも!

 当日は、第1部として午前11時から計800食、第2部として午後5時から計460食の限定販売となるのですが、第1部販売分には「大抽選会用抽選券」がついてきます。名古屋ヒルトンディナーペア招待券、名古屋マリオットアソシアホテルランチ4名様招待券、ニンテンドー3DSLL、ニンテンドー3DS専用ソフト「トモダチコレクション新生活」そしてあの「知多牛焼肉セット」が当たる大抽選会は午後5時からの開催です。

 しかもです。このイベントが開催されるのは、かつて明治時代に4大ビールメーカーへ果敢に挑戦した伝説の「カブトビール」の工場だった「半田赤レンガ建物」。そうです。もちろんそのカブトビールも復刻販売。それもめったに味わうことのできない、「生」カブトビールなのです。

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 明治時代の伝説の生ビールを味わいながら、未来の半田の名物料理をいただく。最高ですね。当日はバンドライブやお笑いライブ、怪談、プチ縁日、クイズ大会、エコレンジャー&ハンダシオンステージなどイベント盛りだくさんです。

 8月3日(土)は朝11時から午後8時まで、半田赤レンガ建物と隣接するナゴヤハウジングセンター半田会場で開催される「ご当地Summerフェスティバル」にぜひぜひ。オススメです。

取材協力・関連情報

ご当地Summerフェスティバル(半田商工会議所)
ご当地グルコン!グルメコンテストin半田(半田商工会議所)

半田赤レンガ建物(愛知・半田市)MAP

半田赤レンガ建物

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