イベントレポート

セントレアにポケモンのりもの大集合2011!ピース★ジェットも来航

記事公開日:2011年9月9日 更新日:

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★この夏新デザインのピース★ジェットが中部空港に
★あわせて名鉄ポケモントレインも集合
★そっか...ミュースカイはそこになっちゃうか

 今年からポケモン映画は新シリーズ「ベストウイッシュ」となり、主人公のサトシとピカチュウ、ロケット団を除いては登場人物や登場ポケモンが一新されました。それを機に、ポケモンジェットを運航している全日空(ANA)は新たな塗装の「ピース★ジェット」を投入。

 そのピース★ジェットと、名鉄が毎年運行しているポケモントレインが一堂に会する「ポケモンのりもの大集合inセントレア」が8月27日(土)に開催されました。セントレアへ電車で1本のところで仕事をするようになったということで、せっかくなので行ってきました。

 まさか、そんな天気に...そんな入線に...なるか。

ピース★ジェットinセントレアは3日間

 新ANAポケモンジェットがセントレア(中部国際空港)にやってきたのは、8月26日(金)から28日(日)の3日間。そのうち27日(土)は中部空港と那覇空港を2往復するスケジュールになっていて、その合間を縫って、名鉄がポケモントレインを中部国際空港駅に集合させることで、「ポケモンのりもの大集合」を実現させたというわけです。さすが名鉄と全日空の連携プレーです。

 真夏の晴天の下、朝6時台に名鉄電車に乗ってセントレアに出発です。これなら、青空をバックにピース★ジェットを撮れるぞ!と思っていたのですが、電車が知多半島に差し掛かると雲行きが怪しくなり、常滑に入るとなんと大雨。あまりの天気の変化に唖然です。

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嵐のなかで災い転じて吉?

 大雨に加えて、海上空港ならではの風も吹き、スカイデッキは嵐。屋根のある部分に待機して、気合を入れてカメラを濡れないようにしてかばいながらフェンスに走って近づき、パシャっとシャッターを押したらまた走って屋根のある場所に戻るという動きをしていました。自分も含めて。

 そのため、すぐにフェンスに空きが発生することから、入れ替わり立ち代り多くの人が間近で撮影できて、悪天候のおかげで逆にいい流れになっていた気がします。

 それにしても。すごい嵐のなかでも、ポケモンジェットを背後に写真を撮りたいお子さんたちは、親がカメラを構えた瞬間だけ、傘も閉じてずぶ濡れになりながらも笑顔でピース。親が「撮れたよ!」と言った瞬間に、家族そろって屋根のあるところへダッシュ。土砂降りのなかでの笑顔でピースは、きっとずっと思い出として残ることでしょう。

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なんとか両側見られました!

 では、ポケモンピース★ジェットをじっくり観察です。駐機場に置かれている状態で、まずは右側面から。

 前方にはポカブとピカチュウとツタージャ。つんつんツタージャがこんな笑顔を見せているのは、なかなか魅力的です。そして後ろはレシラムにニャースにキバゴにムンナです。色とりどりの紙テープが飛んでいるイラストになっていて、さわやかです。

 なんとか左側面を見たい...となると、それは飛び立つ時を狙うしかありません。しかし、カメラのことを考えると、悪天候用の予備カメラで撮っていたとはいえ、ずっとずぶ濡れになっているのはカメラに危険ということで、その瞬間を屋根のあるところで待ちます。

 そして、動き始めました!

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 動き始めて距離が遠くなると、天気が嵐なだけに、霞むわ暗いわでカメラに収めるのはなかなか大変でしたが、なんとか頑張りました。

 左側面の前方は、ミジュマルとビクティニとウインクしているピカチュウ。このピカチュウの表情がカワイイ。そして後方には、ゼクロムにダルマッカにヤナップ、そしてズルッグです。

 あー、こっちの面もじっくり見たかったですね。ビクティニもいますし、何よりピカチュウの表情がいいです。でも、ツタージャの貴重な笑顔も見られてよかったわけで、まあ結局、すごい風雨のなかでも何とか両面見られましたので、よしとしましょう。

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あー、ミュースカイはそっち入っちゃうか

 午前9時過ぎにポケモンピース★ジェットが飛び立つのを見届けたら、次はポケモントレイン大集合です。

 スケジュールとしては、まず10時18分に「ゼクロム号」と「レシラム号」が連結して8両で到着。26分から29分まで普段はセントレアにやってこない1800系の入線を挟んで、33分に3700系「ビクティニ号」到着となっていました。

 10時過ぎに中部国際空港駅構内に入ると、既にすごい人!

 まずは「ゼクロム号」と「レシラム号」です。ここで問題なのが、中部国際空港駅にやってくる列車のなかで、2000系ミュースカイは1番ホームに入ることが決まっていまして、1番ホームはガラス壁に覆われていることです。

 ゼクロム号とレシラム号がやってきました。ああ、やっぱり...。これは写真にうまく収めることができません。

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 これではさすがに写真が様にならないので、5月に犬山駅で見かけた際の「ゼクロム号」の写真をご紹介します。

 もちろん、ゼクロムが大きくどーんと描かれているほか、ビクティニやズルッグなど、新ポケモンがずらりです。こっちのツタージャはピース★ジェットとは違い、らしくつんつんしています。

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合間を縫ってやってきた1800系

 私は鉄道車両にあまり詳しくないので、これが貴重なことなのかが実はよくわからなかったのですが、ゼクロム号+レシラム号とビクティニ号の到着の合間に、3番ホームに1800系の2両回送車両がやってきました。

 多くの子どもたちやポケモンファンと思われる人は無反応でしたが、大きなカメラを持った人たちはさかんにシャッターを切っていたので、私も思わず撮りました。すみません、そんな程度の認識で...。

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 あの...これの代わりにここにミュースカイは無理だったんですかね?と思ったら、この日午後の集合イベントで、この3番線にゼクロム号とレシラム号が入って、2番線にビクティニ号と並ぶという瞬間が用意されていて、わざわざ「2番線の3700系ビクティニ号と3番線の2000系ポケモントレインが並んで撮影できる今回1回限りのチャンスです」と明記されていました。

 ただ、その際に3番線に入線したミュースカイは回送。乗客が乗降するミュースカイは必ず1番線じゃないといけないという内規があるのでしょうかね。

 あー、1800系の回送を3番ホームに入れたのは、「どうしてミュースカイをこっちに入れない!」と言われるのを回避するためのカモフラージュだったのかなひょっとして。

ビクティニ号が到着です!

 1800系が去った後、2番線に入ってきたのが3700系のビクティニ号です。赤い車両にポケモンたち。これこそ、いかにも名鉄のポケモントレインという感じがしますね。

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 停車時間は19分ということで余裕もあり、ホームはあふれんばかりの人だかりでしたが、それでも走ったり混乱が起きるようなことはなく、お子さんたちもマニアたちも、思い思いに車両の外観を撮ったり、中に入って撮ったりと、和やかな撮影会となりました。

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 ただ、普通にこの準急新可児行きに乗ろうと思った人にとっては「何事!?」だったでしょうけれども。

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 全てを記憶しているわけではないので、間違っていたらごめんなさいなのですが、今回はポケモンだけでなく、サトシ、アイリス、デントといった人間のキャラクターがいたのが印象的でした。名鉄では初めてじゃない?違うかな。

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 なぜ中に入って撮る必要があるのかといいますと、この車両、外側だけでなく内装も全てポケモンなのです。天井にはキャラクターたちのシールが貼られ、普通の広告も吊り広告も全てポケモンです。

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確かに勘違いするよね...

 ポケモンミュースカイの撮影については不完全燃焼となってしまいましたが、ピース★ジェットとビクティニ号をしっかり写真に収められました。ちょうどこのビクティニ号は準急新可児行きでしたので、そのまま乗って帰ることにしました。

 私と同じことを考えた家族連れもたくさん、そのままビクティニ号に乗車です。相変わらずの嵐の中をビクティニ号が出発してしばらくすると、常滑市を出たあたりで雨は止み、新舞子のあたりではもう一面の青空。セントレアの嵐が幻だったかのような天気です。

 この日、この時間にセントレアに集まったキッズたちは、みんなポケモン好きですから、必ず1つ以上のポケモングッズを身に着けていて、ビクティニ号にはそんなポケモンキッズたちがあふれんばかりに乗車していました。

 新舞子から乗車してきた女性2人組が、そんなポケモングッズ一色のキッズたちの様子を見て一言。

「ポケモンって子どもたちにすごい人気なんだね。」

 まあ、嘘でもなければ、間違ってもいないんですけれども、この時の車両の状態は、若干ポケモン人気具合に演出が入っているといいますか、子どもにおけるポケモンファンの割合がかなり誇張された状態...だったわけですが、セントレアでポケモンイベントがあったことを知らない人の印象は、そうなりますよね。

 今年の名鉄ポケモントレインの運行は、8月31日をもって終了しました。

関連情報

夏の名鉄ポケモンキャンペーン2011(名古屋鉄道)

中部国際空港(愛知・常滑市)MAP

中部国際空港

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