試合は勝ったけど幻に虚無感…中日×楽天 08.06.09

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2008年6月9日 楽天×中日

頻繁に観戦へと行っていますが、今回の楽天戦で一区切りとなりまして、ドラゴンズ強化月間(?)を締めくくります。

9日の月曜日にナゴヤドームへと行ってきました。相手は創設4年目を迎えた、野村監督率いる東北楽天ゴールデンイーグルス。

楽天といえば、絶好調の山﨑武司選手や、鉄平選手、元メ~テレの高山アナウンサーと結婚した川岸選手、小山投手、ドミンゴ投手と、元中日勢が頑張っていて、前日の8日には彼らの活躍によってドラゴンズは負けてしまいました。

楽天3連勝で迎えた月曜日。先発投手の発表から大盛り上がりです。

42 VS 19

中日ドラゴンズの先発投手は、197勝目を目指す42歳の山本昌投手。中4日での登板です。

私がまだ小学生だった頃から投げてますよね。昨年はわずか2勝しか挙げられなかったのですが、今年に入り既に3勝。名球会入りとなる200勝まであと4つです。期待が高まります。なお、これまで投手として名球会入りしている選手のなかに、中日出身者はいません。達成すれば初めてのこととなります。

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一方、楽天の先発投手は「マー君」の愛称で人気を集め、CMにも登場している田中投手。その年の差は23。ちなみに、田中投手が生まれる直前の日本シリーズで、既に山本昌投手は登板していますので、その差がいがに大きなものかがわかります。

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ラジコンつながり

楽天の4番を務める元中日の山﨑選手と、山本昌投手はラジコン好きで有名で、ラジコンカーレース大会を2人で毎年開催していて、さらにはそのラジコンを通して、フォーミュラニッポンで今年大活躍中の松田次生選手とも親交があるという、意外な繋がりがあったりします。

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投手戦から一転

冒頭は、山本昌投手が3回まで4三振2安打無失点、一方の田中投手も2安打無失点と投手戦の様相を呈していたのですが、意外と試合の進行は遅かったです。

大きく動いたのが4回裏でした。4番の和田選手が出塁すると、井上選手がそれに続いたところで、英智選手が3塁打を放って2点、さらに小田選手も続いて3点目が入ります。これで山本昌投手に勝ち星がつきそうな気配となり、ドームは一気に盛り上がります。

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野村監督がでてきました

5回表はフェルナンデス選手に2塁打を許すものの無失点で切り抜け、山本昌投手が勝利投手の権利が与えられたのですが…。

6回表に試合は大きく動きます。渡辺直選手、高須選手に打たれ1点を失うと、落合監督は山本昌投手から吉見投手に継投。

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吉見投手はいきなりリック選手にフォアボール、さらにはフェルナンデス選手にデッドボールを与え、ペースが乱れます。デッドボールでは野村監督が心配そうに出てきました。

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幻と消えた…けど猛反撃

そして6番に代打で入った、元近鉄の川口憲史選手にライト方向に運ばれ、吉見投手は2点を失います。

3対3の同点に。これで山本昌投手の勝ち星が幻と消えてしまいました。このときのドーム内の落胆ぶりといったらありませんでした。

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ドラゴンズはその裏、楽天の青山投手の不調や、キャッチャーの木村選手のエラーなどを突き、中村紀選手の2塁打、井上選手、英智選手とヒットが続き2点。さらには荒木選手のセンター方向へのヒットで3点目が入り、6対3と再び3点差をつけて引き離します。

その後、吉見投手は立ち直り、7・8回と3人で抑える好投ぶり。9回は岩瀬投手の登場で、中日は見事勝利を収めました。

お立ち台はいつもはスタメンじゃない2人

ヒーローインタビューは、井上選手と英智選手。英智選手のヒーローインタビューは、ドアラに負けないフリーダムさで人気を集めていますが、この日は今シーズン初のお立ち台となったのがこの時期ということもあってか、結構控えめでした。

その代わり、井上選手が「英智と書かれているボードは良く見かけるけど僕のはない」と笑いを誘っていましたが、普段はスタメンから外れている2人は、スタメンとなったこの日、試合前から「2人でがんばりましょう」と、握手を交わしていたそうです。

現実のものとなりましたね。

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クラッチもっとゆっくり!

この日は、楽天イーグルスのキャラクターであるクラッチがナゴヤドームに来ていたのですが、負け試合ということもあってか引き上げるのが早く、あまり見ることができませんでした。彼は帽子を自分で取ることができるようで、試合前には、ドアラに楽天の帽子をかぶせて喜んだりしていました。

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勝ち試合でしたし、井上選手と英智選手のやりとりを見て、本当ならすっきり気持ちよく帰れるところなのですが、やはりひっかかったのが、山本昌投手に勝ちがつかなかったことですね。周囲のドラゴンズファンも、同じような発言をしている人が多かったです。

吉見投手は無傷でチームトップの7勝目。でも試合後、「山本さんに申し訳ないです」と発言していたようですので、一番すっきりしなかったのは、吉見投手本人でしょうね。

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