トッピーの放送見聞録

1回戦から全日程中継する三重テレビの高校野球中継を見すぎて決勝を見に球場へ行ってみた

記事公開日:2017年7月26日

★1回戦から全日程を地上波で中継する三重テレビ
★朝日新聞の号外が現場で印刷されて配られるんですね
★選手も応援もですが中継も暑さとのたたかいですね

 高校野球の地方大会が各地で行われていますが、それがテレビでどのように放送されるかは、県によって大きな違いがあります。ケーブルテレビがメインで地上波では決勝しか放送されないところもあれば、一方で、三重県のように開会式・1回戦から決勝戦まで、全日程が地上波で中継されるところもあります。

 これには、その地方の高校野球熱はもちろん影響しますが、それだけではなく、独立テレビ局がその県に存在するかどうかという要素もあります。そのあたりはこちらの記事で書かせていただきました。

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 さて、私は愛知県に住んでいる、愛知県生まれの生粋の愛知県民なのですが、ケーブルテレビが無かった時代から、三重テレビの電波が良く飛んできて、高校野球は三重大会の中継を見るというのが7月の風物詩となっていまして。今年も1回戦から見てきました。

 すると2歳の娘が「私も応援にいきたい」と言うので、三重大会の決勝を四日市霞ヶ浦球場に見に行ってきました。愛知県民なのにです。今回は試合のレポートではなく、中継現場ってこんな感じなんだという視点でレポートします。

新聞テレビ欄における三重テレビの存在感

 三重県まで高速道路で走りまして、コンビニで中日新聞を買ってみますと、当たり前のことですが、テレビ欄が「三重版」です。三重版は中央にドーンと三重テレビがフルサイズで掲載されており、この日は高校野球決勝が大きく枠をとる形になっていました。

 ここで「おや?」と思うことが。高校野球三重大会の決勝は、NHK津放送局総合テレビでも放送されるはずなのです。ところが、NHKのテレビ欄は愛知と同じ形なんですね。津局の番組表ではなく、基本的に名古屋局の番組表に注釈で【三重は高校野球】といった形でしか書かれていないのです。存在感がありません。

 意図的なのかどうかわかりませんが、三重テレビの高校野球中継は大きな存在感の一方で、NHKでやってることは気づきにくい、中日新聞による三重テレビナイスアシストです。

三重テレビの中継車はナンバーも「7」

 結構早めに家を出てきたつもりだったのですが、周辺道路は渋滞。たくさんの人が平日にもかかわらず、決勝を見ようとかけつけている感じでした。ただ、駐車場は四日市競輪場に停められるようになっていたので、事なきを得ました。入場料を払って球場に近づくと、さっそく中継車がいるではありませんか。NHKとその奥に三重テレビの中継車がいました。

 三重テレビのハイビジョン大型中継車には、局のキャラクターである「エムっとくん」と「ビっとちゃん」が描かれ「デジタルは7ch」と大きく書かれています。アナログ放送とサイマルだった頃に導入したこともあって、デジタル放送のみになった今では「デジタルは」が蛇足になってしまってる感がありますね。

 ちゃんと、中継車のナンバープレートも「7」になっていまして、こだわっていました。

 さらに奥に歩いていくと、CBCテレビの中継車も。決勝の様子を即座に名古屋に届けるために待機しているのでしょうね。試合を中継するわけではありませんから、大型のものではなく、ちなみに、ナンバーはチャンネルの「5」ではありませんでした。

好天に恵まれましたが暑い中の試合・中継です

 外野の芝生にすわり、なんとか日陰の場所を確保できました。レジャーシートは必須ですね。今年(2017年)の決勝は三重と津田学園の一戦です。

 この試合は、複数のテレビ局が中継を行っているわけですが、さすがずっと中継をしている三重テレビはその存在感もアピール。中継カメラの下や実況席には社旗が。

 社旗は7チャンネル…ではなく、アナログ時代のままの「33」です。かつてはチャンネル由来した「33」でしたが、今は「三が重なるテレビ」という意味合いで、あえてそのままの社章にしているようです。

 テレビカメラにはしっかりとすだれが巻いてありますね。三重テレビにとって、いや、どんなテレビ局にとっても、ハイビジョンカメラは高額な機器ですものね。メンテナンスも大変そう。

 試合は、津田学園が三重をやぶり、甲子園初出場を飾りました。娘もお手製のポンポンをもって一生懸命応援していまして、野球生観戦の楽しさに触れることができたようで、満足気でした。

 ちなみに、かつて私の妻はバトンをやっていまして、高校生の頃は球場での応援もやっていて、当時は岐阜放送テレビも1回戦からずっとテレビ中継を行っていたこともあり、「長良川(球場)まで勝ち進めば岐阜テレビに映る」と、岐阜県の高校生チアの間では言われていたそうです。今では、岐阜大会は、ケーブルテレビでの中継がメインになりましたね。

その場で印刷 その場で号外

 試合が終わり、球場の外に出てみますと「号外でーす」と、津田学園の甲子園行きを知らせる、朝日新聞の号外が配られていました。「はやっ」と思ったのですが、なんと、現場で印刷してるんですね。確かに、今なら頑張ればできますものね。

 高校野球は朝日新聞の主催事業であること。これは大前提ですからね。そう考えると、中日系の三重テレビが高校野球中継に熱心なのはちょっと不思議な気もしますが、三重県には地上波テレビ局が三重テレビしかありませんから、必然ですね。(名古屋のテレビが映るのでチャンネルが1つしかないという意味ではありません)

 これまで、高校野球三重大会をずっとテレビで観戦してきましたが、初めての生観戦でした。プロ野球とはまったく違う、その場で去る選手たちがいる、片方の夏が終わる、ほんと、1戦1戦がドラマなんだなと、より強く感じさせられました。

 そして、「実際に見て応援したい」と、言い出した2歳の娘に感謝ですね。そういう動機でもなければ、高速道路を走って四日市まで来ることもなかったでしょう。

ワクドキで見たワンタン麺で塩分補給

 では、試合観戦後はイオンモール四日市北へ。先日、三重テレビの夕方のワイド番組「とってもワクドキ!」がここから中継をしていまして、なんとそのレポーターがニッチェのお2人だったんですよね。ツッコミの方が四日市の暁高校卒で地元だからということですねきっと。

 いただきました。丸醤屋の大粒肉ワンタン麺。「ワクドキ見たよ」のサービスで味玉付きです。しっかりおいしく塩分補給できました。

 それにしても愛知県民として思うのです。三重テレビの県民への寄り添い方の強さをですね。高校野球もそうですけど、ほんと、平常時も災害時も、地域に密着したきめの細かい情報を発信し、三重での生活の楽しみ方を提案する内容が本当に充実しています。

 まあ、平日昼間はサブチャンネルがメインの編成で、メインチャンネルは通販で稼ぐという、割り切りもありますが、サブチャンネルの「エムツー」では、朝から夕方まで通販は一切なしの通常編成をしているわけですから、終日総合放送を果たしていると言えますね。

 三重県民にとっては三重テレビがあって当たり前に思えるのでしょうけど、愛知県民からすると、愛知にもこんなメディアがあったらなと、うらやましく思うわけです。

関連情報

四日市霞ヶ浦球場(三重・四日市市)MAP

四日市霞ヶ浦球場

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