最高の英語教材…になるかな?-バンクーバー到着

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スターバックスの交差点(ブリティッシュコロンビア州)

私は日本を出発する前に相方からおつかいを頼まれていました。バンクーバーのスーパーでも普通に日本の食品は販売されているのですが、やはり輸入コストが上乗せされていて日本ではあり得ない価格なのだそうです。それに加え、名古屋の味を食べたいということもあり食品を中心にあれこれリストを渡されていました。

バンクーバーで相方が借りているアパートにて

最初に頼まれたのが「ほんだし」でした。だしは和食の基本ですから当然と言えば当然です。そしてお茶漬け、これもこちらでは結構値が張るもので、相方にイトーヨーカドーでの購入価格を教えると驚いていました。さらにナカモの「つけてみそかけてみそ」とイチビキの「献立いろいろみそ」。

これは名古屋でしか売られていないかもしれませんが、赤味噌をベースにした味噌ダレで、いろんな料理に調味料として付けるものです。相方の同居人は千葉の人なのですが、相方の味覚に料理を合わせているうちにすっかり赤味噌好きになってしまい、この赤味噌ダレが欲しくなったそうです。

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▲相方が住むアパート近くの街並みはこんな感じ。

そして、そんな千葉出身の同居人が希望していたという「スガキヤラーメン」。インスタントですが奮発して3食も買ってきてしまいました。スガキヤラーメンとは豚骨ベースのラーメンで、名古屋を代表するラーメンと言っても過言ではない一品です。現在は中部と関西にしか店を出していませんが、かつては関東に進出していたことがあり相方の同居人はその味が忘れられないのだそうです。

今でもスガキヤが名古屋にあることを相方が話すと、どうしても食べたいということで今回希望したとのこと。やっぱりこの味はクセになるんだ…。スガキヤが関東から撤退した理由は、価格設定と関東での家賃が折り合わなかったところにあるので味自体は関東でも受け入れられていたようです。

他に私が買っていったもので相方が特に喜んだのが「駄菓子詰め合わせ」です。さすがにこれはバンクーバーには輸入されていないようです。駄菓子に限らずスナック菓子類はあまり輸入されていないらしく、「じゃがりこ」やチョコレート菓子も喜んでくれました。そして水出し麦茶も喜ばれました。

喉が渇いた時には水やジュースを飲んでいるようなのですが、やはりお茶が一番飲みたくなるとのこと。しかし、当然自動販売機にお茶はありませんし、お店にも冷たいお茶は売られていません。日本にいる時は当たり前に存在しているものが無くなってみて初めて、その重要性に気づくというものは多いようです。

食品以外にも、日本製品がいかに優れているかを実感したものがあるそうです。当然、それも頼まれていました。それは「消しゴム」です。カナダの消しゴムは消えが悪いそうです。そして「電池」。こちらも日本のものに比べると寿命が断然短いそうです。製法や規格が違うのでしょうか。

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▲この交差点は2つの角がスターバックス。

私が日本から持っていったお土産の代わりに、相方から手渡されたのがビデオテープでした。何が入っているのかと言うと「ドラゴンボール」でした。こちらではケーブルテレビに入らないとテレビが映らず、相方の家も安いプランですが加入しています。そのなかのアニメチャンネルでドラゴンボールがリピート放送されているのです。ところで、なぜ今更ドラゴンボールなのか?と思っていると、

「これなら、そんなに難しい単語も無いし、大体ストーリー知ってるから英語もわかるでしょ。」

なるほど。これで英語を勉強しろということですね。確かに、ドラゴンボールは原作を何度も読んでいますし、テレビも再放送を何度も見ていましたからストーリーやセリフの多くは頭に入っています。しかも子ども向けなので難しい単語は出てきません。それなら簡単かな、と思って早速見てみたのですが…。

ついていけない…。

私が日本で聞いていた英語教材のCDよりもかなり喋る速度が速い…。見ると相方は理解している様子…。

日本を離れて半年、相方の英語力が格段に進化していることをこの後さらに知らされることになります。

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▲ドラゴンボールを録画したビデオ。メーカーは富士フィルム。

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