そりゃぁドラゴンズだがね

中日見事快勝!クライマックスシリーズ初戦 07.10.13

記事公開日:2007年10月14日 更新日:

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 2004(H16)年からパリーグで導入されているプレーオフ制度が、今年からセリーグにも導入され、「クライマックスシリーズ」として始まりました。まずは2位と3位のチームが2位の本拠地で3戦を戦います。

 というわけで、今年惜しくも連覇を逃し、2位となったドラゴンズがナゴヤドームに3位のタイガースを迎えての3連戦です。記念すべき「クライマックス・セ」の初戦を見てきました。

 プレーオフ制度には賛否両論あったものの、該当チームのファンとしては、日本一へのチャンスがどうこうというのももちろんありますが、それ以上に、シーズンが終わったにもかかわらずまだ楽しみがある、そのことがとても嬉しいです。

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 土曜日の試合ということで、早い時間から人出も多く、それを見込んでかステージイベントが用意されていました。午後3時と午後4時半から2回「HAPPY SHOW TIME!」。そして午後3時45分からは「クイズ&PRコーナー」です。ダンスショーは、ドラゴンズのマスコットとして不動の話題性を誇るドアラももちろん登場するということで、初回の午後3時のものを見ることにしました。

 冒頭からドアラは自由気まま。他のチアドラたちの振り付けなど気にせず、相変わらずの独特な動きで存在をアピール。でも、リズムはちゃんと合ってるのがさすがです。チアドラたちが、ステージに上がった子どもにハロウィンのお菓子を配っていると、ドアラはそれが気になる様子で、カボチャの形をしたポシェットを奪って中身をチェック。とってもフリーダム。

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 チアドラももちろん、ドアラの素行はわかっていますから、時間つなぎの際、

「それでは、しばらくの間ドアラの小島よしおダンスでお楽しみください~。」という、期待どおりのフリ。

 ドアラは「そんなの関係ねぇ!」から「オッパッピー」まで一連のダンスを披露。明らかなパクリ。でもドアラだから許す。

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 基本的にはダンスショーなので、ドアラと同じドラゴンズのマスコットである、シャオロンやパオロンもダンスに加わります。もちろん彼らは振り付けどおり。ごくたまにドアラも頑張って振り付けを合わせますが、足上げは中途半端。でもそんなドアラがキモカワ。

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 最後、みんなでポーズを決める時、「あれれ?ドアラがいないぞ?」と思っていたら、なんとステージ裏の壁の上からヒョコッと顔を出して得意のダブルピース。誰かドアラを止めろ(笑)。

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 さてさて本題。試合です。中日の先発はエース川上投手。初回、3人できっちりと抑え、エースとしての抜群の安定感を披露。しかしやっぱり短期決戦のクライマックスシリーズ。ファンも気が気ではありません。投球の1球、1球に声がこぼれます。ストライクを一つ取るたびに大歓声。そんなテンションで9回まで持つのだろうかという程でしたが、それ以上に阪神ファンの応援はすごい。気に障るほどすごい。絶対に勝って欲しいという思いがメラメラと湧いてきます。そしてその思いがドラゴンズの応援へとつながります。

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 するとその初回裏、荒木選手がエラーで出塁して、2塁へと盗塁すると場内は大歓声。井端選手がファーストゴロで荒木選手を3塁に進めると、森野選手のライトヒットで1点が入り、ドラゴンズファンは狂喜乱舞。続くウッズ選手が2ランホームランで一気に3点。もう初回でいきなり最高潮。でも、日本シリーズの盛り上がり振りとは何かが違います。相手が阪神というのもあるのでしょうけど、普段大人しいドラゴンズファン、名古屋っ子がここまで盛り上がるのかと思うほどでした。

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 その後もエース川上投手は抜群のピッチング。6回表の1アウトまでノーヒット。各回の攻撃を3人で終わらせていく様は本当にエースの貫禄を感じさせるものでした。関本選手にレフトヒットを打たれるもきっちりと抑えます。

 6回裏、阪神は3点ビハインドにも関わらずJFKの一角である久保田投手を投入。ドラゴンズファンがどよめきます。

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 ところが、その久保田投手から谷繁選手と荒木選手のヒットで1・3塁とすると、井端選手がライト方向にヒットを打って1点追加。さらにミスター3ランの森野選手が期待の場面で期待どおりの3ランホームラン。もうこれ以上の展開はありません。

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 7回が終わると、いつものドアラのバク転タイム。今回はダンスのお姉さんとダブルバク転。勝敗を占うバク転は2人とも成功。するとチアドラたちはバク転が成功したお姉さんをみんなで祝福。同じく成功したはずのドアラはほったらかし。悔しがるドアラがこれまたカワイイ。こんなシーンもあって、試合展開は最高、場内はみんな笑顔でほんわかした雰囲気となりました。もちろん、1塁側だけの話ですが。

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 ドラゴンズはその後、石井、鈴井、久本、岡本、クルス、平井、それぞれ投手を小刻みに投入して確実にアウトを重ねて行きます。落合監督の慎重さが伝わってきます。

 ドラゴンズのピッチャーが打たれて交代する際、阪神ファンは「蛍の光」をそのピッチャーに浴びせるという、いかにも阪神ファンらしいイヤラシイ慣例があるのですが、それもこの試合展開では、自分たちがもう終わりだーと言っているようにしか聞こえず、逆にいい気分。

 試合はそのまま7対0で見事ドラゴンズが完封勝利。第2ステージへ王手です。ヒーローインタビューはもちろんエース川上投手と、ミスター3ラン森野選手。

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 川上投手がファンへ感謝の言葉を述べている間も、森野選手と大の仲良しと評判のドアラは森野選手にちょっかいをかけています。相変わらずです。

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 このクライマックスシリーズには、第一生命、ドコモ、イトーヨーカドー、そしてJoshinがスポンサーとしてついていて、ヒーローインタビューの背後にはそれらが書かれた壁が置かれていたのですが、Joshinの文字はとても切なく感じました。Joshinといえば阪神ですものねぇ。

 これで、明日ドラゴンズが勝つか引き分けとなれば、第2ステージへと進出となります。何が何でも勝って、東京ドームへと行って欲しいものです。もちろん明日は虎キラーの中田投手登場でしょうか。

 こんなに盛り上がった試合は久しぶりというか、初めてのような気がします。何より、あの阪神タイガースに勝ったことが嬉しい。だって、正直...。ねぇ...。名古屋っ子だって本気で応援すれば、阪神ファンに負けないというのを見せることができた気がします。、明日もこの調子で応援しますから、明日もお願いします!

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