「じゃんけんのピー」を名古屋あるある解説

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よそでも使っとるかもしれんけれど、名古屋の人が使っとる名古屋ワード「じゃんけんのピー」の使い方を学びましょう

意味は?

チョキのこと

じゃんけんにおいて、紙に勝ち、石に負ける、ハサミを指します。

基礎的な使い方です

TOPPY
TOPPY

最初はグー、じゃんけんぽん。おお、おみゃーだけ、ピーだで負けだがや

これは、複数人でじゃんけんをした際に、一人がピーを出した一方で、それ以外の全員がグーを出したという場面ですね。

続いて応用です

はい。じゃんけんの応用で、3つのグループ分けをする際には、このように言います。

me-ko
me-ko

グッ、ピッ、パーであーわーせ、せっ、せっ、せっ

6人であれば、2人ずつといった具合に、うまく3つのグループに分かれるまで続きます。 もう一度

これは地域によって違いがあり

TOPPY
TOPPY

グッ、ピッ、パーでそーろーいっ

TOPPY
TOPPY

グッ、ピッ、パーでそーろった

というバリエーションもあるようです。

ただ、2つのグループに分ける際には

me-ko
me-ko

グッ、パッであーわーせ

と、ピーが省かれるケースが多いようですが、

me-ko
me-ko

グッピであわせ

と、グーとピーで分ける場合もわずかながらあるようです。

「ピー」を「チョキ」とも言うとは理解していても、よそでは「ピー」が通じないということを、名古屋っ子は頭に入れておく必要があります。

ツイッターでいただいた意見をご紹介します

3つご紹介します

ご意見[1]

「ピー」は共通語で、全国どこでも通じると思っていました。

特にじゃんけんは、親が教えるというよりも、子どもたちの間ですることで覚えるものですから、学校の用語と同じで、地域の色が濃く出ますね。ですのでそれが当たり前と思い込んでしまうわけですね。これは、よそに転校する際には、はばにされる要因になり得ますから、しっかりと「よそではピーではなくチョキ」ということを学んでおく必要がありますね。

ご意見[2]

階段で行われるグリコじゃんけんも、グーは「グリコ」、パーは「パイナップル」、そして「ピーナッツ」でピーですよね!

そうですね。間違っても、チヨコレート何て言ってはいけませんね。

ご意見[3]

名古屋をモデルとしたマンガ、ドクタースランプの、主人公アラレちゃんのツレ、ピースケくんのピーですよね。

そこですかね。確かに作中でピーって言ってたような??

諸説ありますが、ピースサインの「ピー」が語源とも言われています。そう言われると、そんなにローカル色の強いものでもありませんよね。

名古屋っ子はじゃんけんのチョキをピーと呼ぶことで、平和を望んでいるのかもしれません。とはいえ、ジャンケンというのは、勝敗を決めるものであります。戦いの中にある平和。平和を希求しつつも、社会に出れば、戦いに勝ちぬいていく必要がある現代社会。そんな世の中の矛盾を、じゃんけんをとおして名古屋の子どもたちは学びます。

動画でもご覧ください!

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この記事を書いた人
TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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