名古屋の秋はやっぱり鬼まんじゅう!そして味噌カツがなんと和菓子に!?

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福寿餅(名古屋・北区)主に月・火曜休みの不定休

そろそろ名古屋周辺の紅葉スポットでも、木々が色づき始めていているだろう今日この頃、秋はやっぱり食欲の秋で、何かおいしいものを食べたくなりますが、名古屋の秋と言って外せないものと言えばやっぱり「鬼まんじゅう」ではないでしょうか。

鬼まんじゅうとは何か

鬼まんじゅうとは、まんじゅうと言っても今何かと話題のあんこが入っているわけではなく、砂糖と薄力粉を混ぜた生地にさつまいもを混ぜて蒸しあげたもので、名古屋では各家庭でもよく作られるメジャーな和菓子です。私の母も存命の頃はよく作っていました。

鬼まんじゅうは名古屋であればスーパーでも年中よく見かけるのですが、やはりこの秋に獲れたてのさつもいもで作られた、おいしいものを食べたいということで、北区にお住まいのsatyさんから情報をいただき、評判のお店へと行ってきました。

北区で人気のおにまんじゅうのお店

北区の味鋺は、今でこそ高速道路や大きな国道が行き交い、住宅団地が立ち並ぶ地域となっていますが、幹線道路を少し離れて路地に入ると、昔ながらの建物やお地蔵さん、そしてわずかですが農地も見受けられます。かつてはほとんどがそういった農地で、味鋺はさつまいもの一大生産地でした。庄内川によってもたらされた砂地の地質が栽培に適しており、お盆の時期から収穫できたことから「味鋺の早生イモ」の名で特産品として知られていました。

現在は下火になってしまったサツマイモで、再び町おこしをしようという運動が10年ほど前から広がっており、空き地を農地にして住宅団地に住む親子がさつまいもの収穫体験を行ったり、北区のお菓子やさんによるいも菓子の製造販売に力を入れています。

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鬼まんじゅうになんと4種類!

そんな北区にお店を構えている和菓子屋さんがあります。辻町の「福寿餅」です。店の看板には「鬼まんじゅう」と書かれており、まさに看板メニューであることがわかります。さっそくお店に入ると、目の付くところに鬼まんじゅうがずらりと並べられています。鬼まんじゅうだけを見ても「鬼まんじゅう」「黒鬼まんじゅう」「さつまいもカルテット」「オニあん」と4種類もあります。どれもとてもおいしそう。

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まずはオーソドックスな鬼まんじゅうをいただきます。一口食べると、甘い!でも、砂糖の甘みはほとんど感じません。さつまいも自体がとても甘いのです。そして鬼まんじゅうは、スーパーで買うとあまり口当たりの良くないハズレに出会うことがあるのですが、福寿餅の鬼まんじゅうは口当たりも食感もとても良いです。たぶん、保存料とか添加物を使っていないのでしょうね。

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続いて黒糖を使った黒おにまんじゅう。先ほどの鬼まんじゅうも甘いと思ったのですが、こちらはさらにその上を行きます。と言っても、嫌な甘さは全くありません。黒糖の甘さとさつまいもの自然な甘さが丁度良く絡み合います。渋~いお茶が合いそう。

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味噌カツが和菓子になった!?しかもういろ!

さて、福寿餅のショーケースには他にも大島まんじゅうや塩大福、くさ餅なども並んでいたのですが、中に一つとても気になったものがあります。それは「みそかつういろ」。見た目はういろうではなく、茶色いまんじゅうで、そこには「ノーマルバージョン」と書かれていました。みそかつでういろうでノーマルバージョン。一体何だろうと興味津々で買ってみました。

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相方は、ういろと味噌を使ったおまんじゅうで、「みそかつ」ってのはイメージでしょ?と言うのですが、どうも私は腑に落ちません。

一口食べて衝撃。なんと、おまんじゅうの中からは小さな味噌カツが。

ういろと味噌カツのコラボレーション。これ以上の名古屋名物の融合が果たしてあるでしょうか。しかも、中の味噌カツは甘めに仕上げられていて、合う。

名古屋流創作和菓子の真髄と言うしかありません。

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と言っても、これはノーマルバージョン。みそかつういろうの更なる発展形とは一体どんなものなのでしょうか…。

これからも北区の福寿餅からいろんな意味で目が話せません。

もちろん、名古屋の正統な和菓子屋さんですから、お月見のシーズンには名古屋流の丸くて細長いお月見団子を味わうことが出来ます。いかにも名古屋な和菓子店でありながら、名古屋の先を行く和菓子店でもある福寿餅に注目です。

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コメント

  1. シウマイ より:

    はじめまして!たまに拝見させていただいております。
    おととい深夜、関東ローカルのテレビ番組「モバポスGREAT」(日テレ)にて、常磐道茨城県内のサービスエリアで販売している、納豆ドックと納豆大福なるモノが紹介されていました。
    納豆ドックは?そのままナンでさておき、納豆大福の方ですが、試食したゲストのサバンナ高橋(犬井ヒロシ)ならび、MCのびびる大木曰く中に入っている納豆が「クセのある味!?」だそうで微妙だったとか・・・
    話は変わり先週木曜放送の「アメトーーク!芝田山親方&スイーツ芸人」の回なんですが、自分で考案したスイーツを紹介するコナーで、アンブラン!?なるモノが登場!
    しかも局がレシピ?を基に製作した現物が、スタジオに用意され、ゲストの芝田山親方&スイーツ芸人が試食!(雨あがりは食べられない)
    見た目は?「こげ茶のモンブラン」なんですが、食べてビックリ「こしあん」で、中に「もち米」が入っていて、要するに「モンブラン風のおはぎ」というモノ。
    ゲストが一口してから「アンブランやー!」てみんなで言ってました。
    (2007/11/09 11:54 PM)

  2. トッピー@管理人 より:

    >シウマイさま はじめまして こんばんは
    これからも名古屋周辺の面白いものをレポートしていきますので、当サイトをよろしくお願いいたします。
    (2007/11/11 3:54 AM)

  3. こんばんは。私の住んでいる町(喜惣治)を記事になっていたので嬉しく楽しく読ませていただきました。記事の中の写真のコメントで「▲喜惣治観音には古い写真が残されていました。」とありましたが、その中に私のひいおばあさんが写っているので取り上げていただいて嬉しかったです。
    (2008/03/10 11:20 PM)

  4. トッピー@管理人 より:

    >社会保険労務士さま こんばんは
    コメントありがとうございます。喜惣治観音については、名古屋を歩こうの「北区その12・楠」で紹介させていただいていますが、それはそれは!何だか不思議なご縁ですね。訪問当時は堤防の工事をしていて、そのなかであの観音さんがふち気になって、思わず覗き込んだのです。
    時代の移り変わりとその土地の歴史を感じられる、とても暖かい印象の写真でした。
    (2008/03/13 1:38 AM)

  5. 近くに住んでいますが味鋺がさつまいもの一大生産地とは知りませんでした。北区喜惣治一丁目にある「ふじよし」のおにまんじゅうもとても美味しいですよ!!
    (2008/11/27 7:28 PM)

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