- いくつかのデータからモンスターボールの中のポケモンを当てる
- ポケモン研究所オリジナルグッズ満載
- そういえばポケモンを放送しているテレビ東京はその昔…
昨年夏、東京の日本科学未来館で開催されていた新感覚・科学アトラクション展「ポケモン研究所~キミにもできる!新たな発見~」が、名古屋市科学館で3月6日(日)まで開催されています。まだちょっと早いかな…と思いつつも、1歳6ヶ月になる娘と行ってきました。
「物事を科学的に捉える」訓練ができるアトラクションとなっていまして、調査して得られたいくつかのヒントから、ポケモンを当てるのがミッションです。モンスターボールのなかにいるポケモンを、出さずに見分けることができるでしょうか?
ポケモン研究室へようこそ
ポケモン研究所は、3つの研究室からなっています。ポケモンを様々な角度から調査して、要素を発見するのがポケモン研究所です。所長はドクター・J。第一研究室は「博士からのミッション」。
ミッションとは、「受け取ったモンスターボールの中にいるポケモンを突きとめること」です。
モンスターボールは3つから選べます。難易度順に、「モンスターボール」「スーパーボール」「ハイパーボール」。それぞれ実際にモンスターボールを手にしてスタートです。このモンスターボールがよくできていまして、リアル感ありますね。ああ、こんな感じのボールなんだ!って思えてきます。
12種類のマシンでデータを収集
モンスターボールのなかにいるポケモンについて、調べることができるマシンが12あります。
・足あと収集マシン
・シルエット撮影マシン
・りんかく撮影マシン
・拡大観察マシン
・付着物分析マシン
・高さ測定マシン
・重さ測定マシン
・外見分析マシン
・進化回数確認マシン
・鳴き声確認マシン
・わざ確認マシン
・ポケモンずかん検索マシン
すべてが使えるわけではなく、基本的にはこのなかから4つのマシンを選んで使って調べます。(この日は平日ということもあり7つのマシンが使えました)
わが家は3人家族でチャレンジ。それぞれモンスターボール、スーパーボール、ハイパーボールを持って研究室へ。
体力のいるマシンも!
それぞれのマシンは、モンスターボールをセットするとすぐに反応します。どれもよくできていまして、シルエットも見えるようで見えなかったり、りんかく撮影も「足ぶみ」で発電した分しか光が当たらなかったり…。
あれこれデータを収集しながら、ボールのなかのポケモンを分析していきます。3種類のボールでそれぞれ観察ノートの中身も違い、ハイパーボールは、入っている可能性のあるポケモンの種類も多く、観察ノートにもそのポケモンの一部分しか記されていません。
私たちは、シルエット、りんかく撮影、拡大観察としていくうちに、モンスターボールとスーパーボールの中身はわかったのですが、ハイパーボールだけは、あれかな?と思いつつも自信なしという状態で、ふと振り返ると…。
研究室にはギラティナの姿が。娘とギラティナと2ショット写真を撮ろうとしたのですが、娘はまだギラティナが怖いようで、逃げられました。
答え合わせ!
わかったら最後の「答え合わせマシン」へ。モンスターボールに入っているポケモンがそこでわかります。私たちは2つは見事正解したのですが、ハイパーボールは惜しくもハズれてしまいました。
断片的な情報から、真実を調べる。科学的なプロセスを疑似体験できる内容ではありますが、これは、情報過多の社会のなかでは科学以外の面でも役に立つアトラクションと言えます。1歳にはさすがに無理ですが、小学生あたりだと手法の習得としてこれは面白いですね。
答えあわせを済ませたら、ポケモンプレゼントです。チコリータ、ヒノアラシ、ワニノコのなかから1体、シリアルコードがもらえます。入場1人につき1体です。親名がポケモンラボになってますよ。
東京のときはフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメでしたね。
ポケモンコレクションルーム
続いて第2研究室はポケモンコレクションルームです。ポケモンを様々な角度から分類・展示。ポケモンの多様性を学んで、分類する力を身につけるものとなっていますが…。
ポケモンのフィギュア展示がたくさん!娘もピチュー・ピカチュウ・ライチュウの進化の流れをお勉強です。
展示されているフィギュアのなかにブイゼルはいないかな…と探したのですが、残念ながら壁にあったイラストのみ。やっぱりブイゼルはかわいいです。
さらには、チコリータ、ヒノアラシ、ワニノコもいますので、一緒に写真も撮れますよ。
ラストはワークショップでポケモンを自分なりに分けてみることで、「分類すること」を体感です。最初の観察、情報収集、そして分類というプロセスをポケモンを使って体感できるのも、700を超える豊富な種類がいるからこそですね。もう少し大きくなったらぜひまたやらせてみたいものです。
自分にも新しい発見ができる!
第3研究室はポケモンから少し離れて、実際にこの地球にあるもので「観察」「分類」「発見」をしてみようという気になる展示が行われています。石ひとつとっても、身近な存在にある自然のなかに、発見はあるかもしれない!という気になります。
オリジナルグッズがたくさん
おまちかねのポケモングッズ売り場です。このポケモン研究所ではオリジナルグッズがたくさんありまして、チョコクランチやドロップなど、研究員の姿をしたピカチュウがかわいらしくあしらわれています。
注目はまず「ステッカー付き石チョコ」。ピカチュウ研究員のフタがステッカーになっているもので、なかには見た目が石のチョコレートが入っています。
そして「トートバック」。Pokemon Labの文字とともにこちらもピカチュウ研究員。「You do It! You discover!」の文字がやる気にさせてくれます。科学はもちろん、それに限らず、人生も発見の連続ですものね。
さらに外せない「クリアファイル」。ピカチュウ研究員がたくさん!
他にも、iPhoneケースやキーホルダーなど、ポケモン研究所でしか手に入らないグッズがいっぱいです。シールプリントのようなイマドキのものもある一方で、レトロなメダル刻印機があったりとそれもたまりません。
そういえば、ポケモンを放送しているのは…!
ポケモン好きの子どもたちが、遊びながら「観察」「分析」「分類」「発見」を学べる「新感覚・科学アトラクション展」。こういう経験が、人生の豊かさにつながるのかもしれませんね。
最後にふと思ったのは、アニメ「ポケットモンスター」シリーズを放送しているのはテレビ東京。今でこそテレビ東京も普通のテレビ局になっていますが、かつては「科学技術振興財団テレビ事業本部・東京12チャンネル」という正式名称で、愛称は「科学テレビ」としてスタートしているのですよね。
科学テレビだったテレビ東京のポケモンで、科学の手法を学ぶ。つながってますね。
この「ポケモン研究所」は、名古屋市科学館では3月6日(日)までの開催。東京・名古屋に続いて、次は大阪のグランフロント大阪ナレッジキャピタルにて、7月16日(土)から開催予定となっています。
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