5年に一度・奇跡の集結!はんだ山車まつり2012は今秋開催

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  • 山車31輌が揃うのはこの時だけ
  • 迫力の桟敷席はお早めに
  • 豪華絢爛な5年に一度の曳き廻しは10月6・7日

3月から5月にかけて、毎週のように勇壮な山車まつりが行われる知多半島の雄・半田市。坂上げで男たちが激しくぶつかりあう「乙川」に始まり、舟祭りと同時に行われる「上半田」のちんとろ祭、そして潮干祭として海浜曳き下ろしが有名な「亀崎」まで、10地区で合計31輌の山車が曳き廻されるのですが、5年に一度だけ、それらの山車すべてが集結します。それが「はんだ山車まつり」です。

「はんだ山車まつり」はこの秋、10月6日(土)・7日(日)に開催されるのですが、既に半田市内では盛り上がりを見せており、当日のホテルの予約はほぼ埋まり、勢ぞろいした山車を目前で見ることができる「桟敷席」の一般先行販売には行列が。

実は、半田市の山車が集結するのは、当たり前のことではないのです。

地域に伝わる祭りだからこそ

半田市内各地で行われるおまつりは、それぞれの地域にしっかりと根付いていて、地元の人たちによって長年支え続けられています。半田市の友人のまつりにかける思いは半端じゃありません。その時期になると、仕事よりもまつりが大事…なのです。

10地区の山車まつりは、それぞれの神社の神事として行われており、場所も日程も違うことから、全ての山車を見ることは、普段なかなか叶いません。

場所もバラバラ、日程もバラバラ、それぞれが神事でしか曳き廻さない…だからこそ、市内31輌の山車が一ヶ所に集結するというのは、とても難しいことだったのです。しかし、様々な障害を乗り越え、半田青年会議所の呼びかけによって、1979(S54)年に初めて、31輌の山車が勢ぞろいし、半田市民の悲願が実現したのです。

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装飾も見どころです

以前、トッピーネットでは乙川まつりの様子を、「激しい坂上げが春の訪れを告げる-乙川まつり」という記事でレポートしました。

別名「けんかまつり」と呼ばれるほどの勇壮な曳き廻しは大迫力。「ちょっさき」という御幣下の梶棒先を守り通したものは、乙川一の娘を妻として迎えることができるという言い伝えから、その争奪戦は熾烈。男衆は砂煙を巻き起こしながら、急坂を曳きあげます。

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そんな迫力と対照的に、目を奪われるのが山車の彫刻の繊細さです。半田の山車は、幕末の頃から彫刻山車の特徴を持つようになり、それも見どころです。さらに、お囃子とからくりの奉納。幕のあざやかさにも惹かれます。

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桟敷席の販売が始まっています!

その乙川をはじめ、岩滑新田、岩滑、上半田、協和、成岩、西成岩、板山、下半田、そして亀崎、10地区31輌の山車が5年に1度勢ぞろいする「はんだ山車まつり」。第7回としてこの秋10月6日(土)・7日(日)に開催されます。

半田市役所近くのメイン会場にて、その勢ぞろいの様子が見られるのですが、じっくりと目前で見られるのが「桟敷席」です。

桟敷席は2日間で約5,000席、斜面上に設けられますので、豪華絢爛な山車絵巻を大迫力で正面から見る特等席となります。

6月10日、半田市内の雁宿ホールにて桟敷席の一般先行販売が始まりまして、その様子を見に行ったのですが、朝10時からの販売開始を前に長蛇の列が。なんと朝6時台から並んでいる人もいたそうです。半田市民の方は本当に楽しみにされているのですね。地元ケーブルテレビ局もその様子を取材されていました。

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いえいえ、市民の方だけではありません。既にはんだ山車まつり当日の市内のホテルは予約で埋まりつつあり、山車の曳き回し、彫刻、お囃子、からくりを見たいがために、遠方からもたくさんの方がやってくるため、半田市ではこのおまつりによる経済効果も見込んでいるほどなのです。

桟敷席は、6日(土)が5,000円、7日(日)が4,000円となっています。

一般販売は…

<一般販売>
6月18日(月)午前9時から(売り切れ次第終了)
半田市商工観光課・半田商工会議所・半田市観光協会知多半田駅前観光案内所
雁宿ホール・はんだ山車まつり公式ホームページ
※半田市商工観光課のみ電話対応可 TEL: 0569-21-3111(内線506)

桟敷席は、山車が入場する際の臨場感を間近で味わうことができ、さらに、全ての山車を目前で見渡せるというだけでなく、山車の近くで見物ができる開放の際にも、桟敷席の方が優先となりますので、繊細な彫刻などをじっくりと見るのにもオススメだそうです。

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これは見逃せませんよね

こんなご時世にもかかわらず、いや、こんなご時世だからでしょうか、桟敷席の販売は一般先行で既に予想以上の売れ行きとなっていますので「せっかくなら桟敷席で見たい!」という方は、どうぞお早めに。

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縁あって乙川まつりを見させていただいて、四山でもその迫力、繊細さ、豪華絢爛さに驚かされたのに、31輌が集まるというのですから、それはきっと想像以上でしょうね。しかも、5年に一度のことですからね。愛知・半田に伝わる伝統を感じに、この秋は「はんだ山車まつり」注目です。

関連情報

第九回 はんだ山車まつり 公式サイト
第九回 はんだ山車まつり 実行委員会が運営する公式サイトです
この記事を書いた人
TOPPY/川合登志和

記事や脚本を書いたり、名古屋のラジオやテレビの構成作家をしたり出演したり、地域のFMラジオで喋ったりディレクターしたりミキサーしたり、講師したり、サイト作ったりしてます。

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