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5「桜山」
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s 2004.7月 取材

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画像 馬の背に塩を付け中山道へ市大病院・塩付街道
画像熱田の宮への道しるべ川澄地蔵・みやみち地蔵
画像扱うものは古くても最新こもれび

画像馬の背に塩を付け中山道へ −市大病院・塩付街道
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 白金は昭和区の西端なので、そのまま西に進むと新堀川を越えて中区に入ってしまいます。また東に戻ると既に散策した滝子界隈になるので、一度鶴舞の駅まで戻り、地下鉄で桜山の駅に向かいます。桜山は滝子から八熊通を東に行った所で、滝子にあった法務局からは300メートルほどのところです。
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 桜山駅を出てまず目につくのが、ピカピカの大きな建物の名古屋市立大学医学部、市大病院です。この市大病院は瑞穂区で、市大病院の敷地の北側と東側が区境となっています。そしてその東側を南北に走る道路が塩付街道です。塩付街道は南区呼続の冨部神社を起点として、一度笠寺へと南下してから瑞穂区内に入り北上、そしてこの桜山からまっすぐ北に続き昭和区で飯田街道に接続、さらに千種区を貫いて東区矢田で瀬戸街道と接続されていました。室町時代から江戸時代にかけては馬の瀬に塩を乗せる、つまり背に塩を付けて運ぶ街道だったことからこの名がつきました。当時は南区本星崎町一帯にて塩作りが盛んで、その塩を内陸へと運ぶ街道だったのです。その塩は東区の古出来町で一度集荷され、瀬戸街道や中山道を経由して信州まで塩俵が馬の瀬に付けられ運ばれたそうです。
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▲名古屋市立大学、市大病院の新しい病棟。画像 ▲塩付街道は結構細い。

 では、塩付街道を一旦昭和区と瑞穂区の区境まで南下します。現在、塩付通という地名が残されていますが、その通りは塩付街道の一本東を走る道路で、かつての塩付街道は市大病院のすぐ東側の細い道路です。現在は途中で分断されていて、瀬戸街道へそのまま抜けることはできません。街道近くには古くからの建物も多く、黒壁の建物も多く見受けられます。菊園町1丁目の交差点にはかしわ・たまごを売る「鳥繁商店」というお店がありました。確かに売れる以上に鳥には繁殖してもらわないといけないので、いい名前のお店です。
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▲街道沿いには瓦屋根の古い建物も残ります。画像 ▲こちらは東側を走る、現在の塩付通。画像 ▲かしわ、たまごの鳥繁商店。

画像熱田の宮への道しるべ −川澄地蔵・みやみち地蔵
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 塩付街道の、ちょうど市大病院の南端くらいのところにお地蔵様があります。川澄地蔵です。家と家の間にひっそりとあり、狭そうですがしっかりと屋根やあり今でも大切に扱われていることがわかります。堂内にはお地蔵様といっしょに「馬頭観音」があり、街道を往来する馬の安全と、商売繁盛を願って祀られたのでしょう。そして少し北に歩いたところ、今度は右側にお地蔵様があります。こちらはみやみち地蔵です。こちらは宮参り往来の道しるべとして風雨に晒されていたのですが、現在はお堂の中にいます。こちらも綺麗な花やお供え物が置かれており、地元の人に大切にされているのがわかります。「右・みやみち、左・なるみみち」とあり、昔はこのお地蔵様に導かれ、人々は右へ曲がり熱田神宮へと歩いていったのでしょう。
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▲川澄地蔵は家の玄関に挟まれています。画像 ▲曲がり角にあるみやみち地蔵。画像 ▲いろいろなお供え物がしてあります。

画像扱うものは古くても最新 −こもれび
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 この塩付街道、さっそく八熊通で立ち往生してしまいます。横断歩道が無いのです。そのため東にある現在の塩付通へと歩き八熊通を渡ります。その藤成通1丁目交差点に面白いお店を発見しました。「こもれび書房」と古美術の「こもれび」です。古書は店内に入りきらないほどあり、店先にまで広がっています。マンションの一階ではあるものの、なかなか歴史ある風情で思わぬ掘り出し物がありそうです。掘り出し物といえば、実際に店内でじっくり品定めをするのが醍醐味ですが、なんとこの「こもれび」はインターネットにてホームぺージを開設していて商品が見られるだけでなく、オンラインで買うことができてしまうのです。時代の進化とはすばらしい。アドレスは「komorebi.co.jp」とわかりやすい。ヤフーオークションにも多数出品しているとのこと、扱うものは古くてもお店自体は最先端というわけです。
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▲ふとこういった塀が残っていたりします。画像 ▲扱うものは古いけど、新しいこもれび。画像 ▲神明社で少し休憩。

 さて、その交差点から少し北に歩くと左手に神明社があります。お祈りをして大きなクスノキの陰で少し休憩します。次は塩付街道を外れて八熊通を東へと歩きます。
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