▲こうやって改めて見ると距離あるなぁ。行き岡山からが辛かった…。
三木SA(兵庫・三木市)
名古屋から広島へと車でお盆に出かけたのですが、その道中いくつか面白いサービスエリアを発見しましたのでご紹介します。
小牧から名神高速道路に乗りました。旅というのは、最初の休憩までどれだけ走ることができるかが勝負です。休憩回数は昼食を入れても4~5回に抑えたいところ。バランスを考えても、愛知・岐阜で休憩をするというのは避けたい。というわけで、最初の休憩は滋賀県最初のS.A.である、多賀S.A<下り線>に寄ることにしました。
ここは下り線がメチャメチャでかい。端から端まで歩くと相当な距離があります。そのためトイレも2ヶ所あります。ふと見ると、どこかの制作会社と思われるテレビのSNG中継車が止まっていました。「渋滞風景でも送る気だな。これから混むのか?こりゃいかん。」混雑していないうちに、と、そそくさ出発しました。
ちなみに帰りも多賀S.A.に寄りましたが、上り線はそれほど大きくありませんでした。この付近、多賀S.A.、甲良P.A、秦荘P.AとSAPAが連続します。普通はインターがあって、P.A.があって、とサンドイッチ状態が続く、という感じなのですが、ここだけは「そんなに連続して休憩所を建設しなくても…。」と思えてしまいます。
逆にインターは必要無かったのでしょうか?滋賀県のこの辺りの人は高速乗らないのかな?まだまだ先は長いので、次の休憩は大阪越えを目標に、です。
京都、大阪と順調に進んでいきます。吹田JCTから中国道に入ると、若干渋滞があったものの、それ程気になるものではなく、続いて神戸JCTから山陽道に入り、兵庫県で次の休憩をすることにしました。滋賀から兵庫までは、多くの府県をまたがりますが、距離はそれほどありません。そして、三木S.A.<下り線>で私は驚くべきものと遭遇しました。それはまた後ほど…。
さて、その次はお隣り岡山県の吉備S.A.<下り線>です。疲れが見え始めたのか、兵庫の次の岡山で休んでしまいました。と言っても兵庫県は横に長いですからね。さすがきびだんごの吉備。大きなももたろうがお出迎えです。しかしこの桃太郎、大人だよなぁ~。
しかも猿、犬、キジがめちゃリアル。怖いよぉ。こんな大人が、全裸丸出しで桃から生まれたら、はっきり言ってイヤです。それともおじいさんとおばあさんは、彼を20年くらい育てたのか!?
▲さすがの桃太郎。デカいよデカい。「桃太郎は犬山だろ」by名古屋っ子。
帰りに吉備S.A.<上り線>にも寄りましたが、こちらにはひまわり畑があるとのことで、楽しみにしていたのですが、近づいてみると、頭のデカいひまわりたちは、頭を垂れオバケ状態。しかもそれがかなりの量。ちょっと怖くなってしまい、さらにはひまわりの、顔のまわりのチクチクがささりそうだったので、遠目に見るだけにしました。吉備S.A.は何かと恐怖心を煽ります。
行きはそのまま広島へと向かったのですが、帰りは他にも立ち寄りました。吉備よりも兵庫県寄りの龍野西S.A.<上り線>には赤穂の塩を使用した、塩味ソフトクリームなるものがありました。次回訪問時には必ず食してみたいとおもいます。
また、広島の福山S.A.<上り線>では、かぼちゃの重さ当てクイズ、なるものが実施されていまして、どれどれ、持った感じで…と思って現物を見ると、「94kgのかぼちゃと、もうひとつさらに大きなカボチャ、ふたつあわせて何kgだ?」なんて書いてあるのです。賞品は何かな?と思って見ると、特産品と書いてあるだけで、何かわかりません。
わからないもののために、腰を痛めるのもイヤだったので、断念することにしました。まぁ、100kg以上のかぼちゃを持ち上げられるわけがないんですけど。首の後ろをグルグルと、アリナミンのCMのように回せる方、特産品ゲットのチャンス!
▲かぼちゃ重さ当て。ガチャガチャの後ろでひっそり。誰も見てない…。
さて、私は兵庫県の三木S.A.<下り線>で何を見たのか。それぞれのサービスエリアでは、その地方特産のお土産を扱っているのですが、高速道路では買い忘れを考慮してか、比較的広範囲の商品が置いてあります。例えば兵庫県のサービスエリアでも、それより手前の大阪や京都のものや、先の岡山土産までもが置いてあります。
この三木も、兵庫県ということで、神戸の中華街のおみやげや、阪神グッズ、トラッキーの目覚まし時計などは当たり前のように置いてあります。他にも、お隣り岡山県のきびだんごや、倉敷出身の阪神星野監督グッズなどもあるのですが、どう考えてもおかしなものがあるのです。
それは、神戸よりも手前の、京都、滋賀関連と言った物でもなく、それより先の広島土産でもないのです。まぁ、名阪(国道25号)経由できた人など、経路によってはあり得るかも知れないのですが。
それはなんと、伊勢名物の赤福です。三重県…。兵庫県から、かなり離れていませんか?なぜ、なぜここに赤福があるのでしょうか。しかもこれはあまり日持ちしませんから、毎日三重県の伊勢から搬入されているということですよね?わざわざ。確かに、名古屋や大阪の駅売店ではよく見かけます。
それは何となく OKなのですが、兵庫県の三木に赤福というのが、妙に不思議な感じがしました。「遠くまで来たなぁ~。」という達成感が台無しです。一気に疲れが出てしまいました。
▲兵庫県三木市にはためく「伊勢名物」の旗。買い忘れにもほどがある。
「まさか、買う人はいないだろ~。」
なんて話していると、相方が「あ!」と言って袋を持った人を指差しました。
そこには、なんと赤福を5箱も購入している親子連れの姿が!さすが、赤福。美味しいですものね。売ってる場所なんて関係ないんです。イイものはイイ。ええじゃないか、ええじゃないか。他にも「あそこにもあったよ!」という赤福出没情報、ありましたらお待ちしています。
▲おお!買ってる買ってる5箱。この娘さんがせがんだのかな。
「でも、これって使い様によっては、アリバイになるなぁ~。ならんか…。」
「今度の出張は三重だから。」
兵庫方面に愛人がいる方には、お役立ち情報になったことでしょう。
▲伊勢に行ったというアリバイは、三木サービスエリアでどうぞ!
それにしても、赤福は日持ちがしないので、毎日伊勢からここまで運んでいらっしゃるのでしょうね…お疲れ様です。
本編の広島旅行については、「中国四国編」をご覧下さい。まさかこの記事を書いた数年後、赤福であんなことが起きるとは…ねぇ…。
関連情報
コメント