一見すると緑も水も多いけどやっぱり砂漠でやっぱりイスラム

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ドバイの街をあちこち見ながら…

ビルがたくさん立ち並び、道路には街路樹がずらりとあるのですが、ドバイは元々砂漠です。そのため、見えない苦労がたくさんあります。ドバイでは雨が半年全く降らないなんてことはザラで、数時間雨が降り続くなどということは、年に1回あるかないかです。

そのため、街路樹や芝生があるところには全て人工的にホースやスプリンクラーなどで水が与えられています。海水を淡水化して散水しているところもあります。緑があることが当たり前ではないのです。

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ラマダン中は教徒以外も公共の場では飲食禁止

そして、街並の見た目だけでは感じないのですが、やはりほとんどの人々はイスラム教徒で、服装もそういった格好をしています。私たちが訪れた時はちょうどラマダンで、断食月となっていました。この期間、イスラム教徒は夜明けから日が沈むまで一切食べ物を口にしません。水やタバコもです。

さらに、イスラム教徒以外でもこの期間は公共の場での飲食はダメです。なので私たちも朝食はコンビニで買って車の中で済ませました。ちなみに、物価はサンドイッチが1ドル程度と、それほど高くはありません。コンビニでもドル紙幣を使うことができますが、お釣りは現地通貨のディルハムです。物価が高くないのには、消費税の類が一切無いというのもあるのでしょう。

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自国民はラマダン中は早退

さて、ラマダン中は朝から何も食べないわけですから、当然集中力に欠きます。なので、学校や会社もこの期間は時間が短く、公務員は午後2時に、一般企業でも午後4時に終業となります。しかし、この期間も外国人労働者は当然24時間体制で工事に従事しています。

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男女の区別はしっかり・だけど差別は無い

イスラム教は男女の役割の区別がはっきりとわかれており、服装なども決まっていますが、差別は無いとのこと。実際、女性大臣もおり女性の地位も高くなっています。また最近では美容整形が流行しているそうで、ある日本の美容整形会社がドバイを舞台にしたCMを流していたのにも意味があったわけです。

前回、国民は医療費が無料という話をしましたが、これは公立病院のみで、美容整形や私立病院での受診は実費になるとのことです。

重要な金曜お昼・ジュメイラモスク

さて、イスラム教といえば思い浮かべるのが1日5回のお祈りです。空港などの公共施設などでも、時間になるとお祈りの時刻を知らせる音楽が流れます。そのお祈りのなかで、最も重要なのが金曜お昼のお祈りです。普段は家や会社でお祈りをしている人も、週に1度この回だけはモスク(礼拝堂)へ行く人も多いのです。ドバイのモスクのなかで一番大きくて美しいと有名なのがジュメイラモスクです。

残念ながら、アラブ首長国連邦ではモスクにイスラム教徒以外が入ることはできませんので、見学と言っても私たちは外から見るだけしかできませんでした。一部の時間、タイミングによっては、このジュメイラモスクのみ観光用の見学時間帯を設けているとのことですが、もちろんその場合は露出の無い服装でしか入ることはできません。

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7つ星ホテルがあるジュメイラビーチ

ジュメイラモスクの近くには海の色がとても美しいジュメイラビーチがあり、ペルシャ湾を望むその海岸には波の形をしたジュメイラ・ビーチ・ホテルや、ヘリポートや展望レストランなどがあり、ドバイを代表するホテルとして写真などでも有名なブルジュ・アル・アラブというホテルがあります。こちらはなんと格付け7つ星。

高さは321メートルで世界で最も高いホテルです。全室スイートルームという扱いなので、金額ももちろん破格。321メートルにもかかわらず、全ての部屋が2階建てメゾネットタイプなので、階数はわずか20数階しかありません。ちなみに、このホテルなどを運営するジュメイラグループの会長は首長です。

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元はイスラムなアラブの砂漠がここまでの近代都市国家となっていて、街中が工事現場となっているわけですが、その歴史を振り返る施設などもあります。次回は現在ある観光施設をぐるっと回ってご紹介しましょう。名古屋がさらに元気になって、次のドバイになるためのヒントが隠されている…とは到底思えないけど、無理繰りそういう視点で見ることにします。

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