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そば食べてまつりで花を奪え!-道の駅きりら坂下

記事公開日:2008年10月11日

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 午前中にラジオを聴いていますと、たびたび話題になる中津川市の道の駅「きりら坂下」。以前一度立ち寄ったことがあったのですが、なんと運悪くお休みでした。すると先月の岐阜新聞に、10月中旬になると中津川ではソバ畑が収穫の季節を迎え、きりら坂下で蕎麦として出されるという記事を見かけたので、ちょっと早いかな?という気がしたのですが、蕎麦を食べに行ってきました。

 坂下は10月のこの季節、蕎麦だけでなく勇壮なお祭りでも有名です。お祭り当日には行けませんでしたが、きりら坂下でその祭りを垣間見ることができました。さらには、さすが蕎麦を作っているだけあります。ある条件さえ守れば蕎麦のあれを無料で持ち帰ることができます。ある条件さえ守れば...。

あっちもこっちも中津川

 国道19号を走ります。かつては長野県だった旧山口村地区に入ると、左手に立派な橋が見えてきます。「弥栄橋(いやさかばし)」です。その名は旧山口村出身の小説家、島崎藤村が名づけたもので、最初に架けられたのが1932(S7)年。現在架かっているのは二代目で、1995(H7)年に開通したものです。

 長年、長野県山口村と岐阜県坂下町の架け橋となっていましたが、2005(H17)年2月に坂下町、山口村ともに岐阜県中津川市に編入され、橋の両岸ともに同じ自治体となりました。

 そしてその弥栄橋を坂下側に渡ったところにあるのが、「道の駅きりら坂下」です。普通、道の駅といいますと地名だけのところが多いのですが、「きりら」とは一体?実は深い意味があるのです。

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記念碑が馬?

「きりら坂下」のきりらとは、「木曽リバーライトサイド」の略です。うーん。ちょっと待ってよ。ライトサイドってそれは北側から走ってきた時だけですよね?でも通常、川というのは上流から見て右岸左岸が決まるからいいのか...。「ウエストサイド」の方がわかりやすくない?

「きりう」語呂悪いな。

 そんなきりら坂下に到着して、まず目に入ってきたのが、馬の背中になんか派手な装飾が施されている像。しかも「弥栄橋竣工記念」と書いてあります。竣工記念碑が馬?

 実はこれ、坂下の伝統行事を表しているものです。見た目は馬に花でほのぼのしている祭りのように見えますが、ところがところが...。

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最後の瞬間を皆が狙う...

 きりら坂下のなかにも展示があるのですが、馬の背に花が装飾されている姿は、毎年10月の第2日曜、今年は10月12日に行われる「花馬まつり」での馬の姿を再現したものです。

 花馬祭は、坂下神社の例祭として800年以上の歴史を持つ伝統あるもので、かつては10月15日に開かれていました。坂下地区の「町組」「下組」「合郷」の3区から一頭ずつ、背中に花串をつけた馬が、太鼓などの囃子方と稚児に引かれて、祭囃子とともに駅前から坂下神社へと向かいます。

 その姿を想像するとやっぱりほのぼのした祭りじゃないの?と思ってしまいますが、祭りのメインは坂下神社に到着した後です。

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一気に馬が襲われる!?

 馬たちは坂下神社に到着すると、社前で三回りします。そこで大太鼓の合図がなったらもう大変!「花取り」です。参拝客が一斉に馬の背中めがけて突進。背中に飾られた華麗な花串を奪い合います。

 花串を持ち帰って田畑や神棚に供えると、一年の豊作と家内安全にご利益があるとのこと。途中までの子どもたちと御囃子と、最後の花の奪い合いはとても対照的。ニコニコお祭りを見ている瞳の奥で、皆が最後の瞬間を狙っているという人間の心理の表裏一体ぶりがよくわかるお祭りです。

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レストランにはサインがたくさん...

 そんな花奪いに備えるためにも、栄養価豊富なそばを食べておきたいところ。きりら坂下では、蕎麦は全て自家栽培自家製粉。今こんな時代だからこそ安心です。さらにはそば打ち体験をすることもできますが、私たちはレストランでいただくことにしました。

 レストランにはサインがいっぱい。相方はそれらを見て「サインって読めなくて誰?って感じだよね」と言っていましたが私は気づきました。

 飾ってあるサインはほぼ全てがローカルタレント。岐阜のラジオを聴いていない人にとっては、たとえそのサインが読めたとしても「誰?って感じだよね」ということになります。まあ、車に乗るとぎふチャンを聴いている私は当然全てわかりますが。

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こんなにお値打ちなの?

 それにしても、自家栽培・自家製粉の割には価格設定がお値打ちなのです。今はわが国のそば粉は80%近くが輸入という現状。国産のそばというだけなく、すぐ近くのそば畑で作られたというのは、さらに安心が加わります。

 相方はとろろざるそばを注文。ざるそばというと四角いざるに乗ってくることが多いですが、ここでは丸くて大きなざるに乗ってきます。しかも食べ応えありです。量はもちろん、歯ごたえもしっかり。

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 一方私は海老天ざるそばをいただきました。なんと海老が2本。衣がしっかりしていてサクサク。天つゆにつけてもサクサク感はバッチリ。これは揚げたての証拠。天ぷらもそばも食べ応え充分です。

 もちろん、そば湯もついてきますから、おいしいだけじゃなく、そばの栄養分をしっかりいただくことができます。

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条件付ですが持ち帰り放題

 そばに満足してレストランを出るとそこには「無料」の文字。何かな?と思ったらそれは「そば殻」。一度天日干しする必要がありますが、まくらなどに使うことができるとのこと。少し手にとってみると、見た目よりもものすごく軽い!風が吹いたら飛んでいってしまいそうです。

 ですので、無料でもらえる代わりに条件があります。それは、こぼしたら掃除のできる人のみということ。それが無料でもらえる条件です。気をつけて持参した袋に入れましょう。

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 本当においしいそばでした。しかも価格設定もリーズナブルで、オススメです。さすが、そばと言ったら信州ですね。と思わず言いたくなってしまいますが、ここは信州ではありません。美濃です。かつては橋の向こうが信州でしたが、今は橋の向こうも美濃です。

 名古屋から信州に訪れる観光客が、ここでおそばを食べちゃったら、信州のお店は商売あがったりですね。

 花馬まつりの当日は、きりら坂下でそばを食べて栄養補給をした上で、花奪いに望むと見事花串がゲットできるでしょうね。(※個人の感想です)

関連情報

道の駅「きりら坂下」

きりら坂下(岐阜・中津川市)MAP

きりら坂下

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