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ミッドランドスクエア高層棟のスカイレストラン&スカイプロムナードは長居できない?

記事公開日:2007年3月4日 更新日:

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 ミッドランドスクエア内覧会レポート。前回の記事では、吹き抜けとなっている商業棟の4階までをご紹介しました。続いてエスカレーターで5階へと上ります。

商業棟5階はミッドランドスクエアシネマ

 5階は「ミッドランドスクエアシネマ」。かつてのグランド1~6が進化して生まれ変わった都市型のシネマコンプレックスとなっています。

 大人の社交場というコンセプトでデザインされており、床には木漏れ日をモチーフとしたライティングが施されています。スクリーンは全部で7つ。総座席数は1,270席。しかも全座席が高級な革張りシートとなっていて、ゆったりと映画を鑑賞することが可能です。

 毎月1日や、毎週木曜のレディースデーは1,000円、午後8時以降のレイトショーは1,200円で楽しむことができます。ちなみにチケットは電子マネークイックペイ対応です。iDやEdyではなくクイックペイなのは必然です。なぜならクイックペイは、トヨタの社員証に標準装備されているのですから。

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オフィスタワーの高層階には

 では商業棟を後にして、オフィスタワーの高層階へと足を進めます。高層階の構成は、41階と42階がスカイレストラン、44階から46階がスカイプロムナードという展望台になっています。

 展望台はセントラルタワーズの先例を見て学んだのか、カップルがまったりと長時間居座れないような配慮(?)がなされていました。それは後ほどご紹介するとしまして、まずはレストランを見てみましょう。さすがにスカイレストランには内覧会とはいえ行きませんでしたので、簡単にご紹介します。

41F

・人形町今半
...黒毛和牛にこだわった、すき焼き、しゃぶしゃぶ、網焼ステーキのお店。

・鮨処吉凰
...伊勢湾、三河湾でとれた鮮度の良い地の魚介類を中心に、職人技で握るお鮨。

・Blue'dge(ダイニング&バー・ブルーエッジ)
...大人の時間と空間を提供するバー。

・日本料理吉兆
...京都を中心に全国各地から取り寄せた食材で季節感溢れる料理を提供。

・広東料理福臨門酒家
...本場の味と空間、おもてなしを提供する高級広東料理店。

42F

・イタリア料理エノテーカ・ピンキオーリ
...イタリアNo.1の三ツ星リストランテ。

・フランス料理オーベルジュ・ド・リル・ナゴヤ
...日本初上陸の三ツ星レストラン。

 値段設定としましては、ランチで3,000円台から10,000円台以上。ディナーでは6,000円台から15,000円台以上となっています。最高の夜景を見ながら、最高の食事を。いつかは行きたい。行けるような生活になりたい。目指せ42階!

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 未来への希望は置いておいて、食事はいいから、とにかく景色を眺めたいという、私のような方は、最初から44階のスカイプロムナードへと、世界初のシースルー・ダブルデッキ・シャトルエレベーターに乗りましょう。1階から44階まで、目の前のセントラルタワーズを見ながらグングン上ります。所要時間はなんとたったの40秒。その速さに現実感を失ってしまうほどです。

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いざ展望台のスカイプロムナードへ

 様々な色に光るトンネルを通ってチケットロビーへ。入場料は大人700円、子ども300円、シニア500円となっています。チケットを買ったら、いよいよエスカレーターで46階へと進んでいきます。スカイプロムナードに出てビックリ。

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 なんとスカイプロムナードは天井がありません。中部一の高さから名古屋を一望できるだけではなく、夜には頭上に満点の星空が広がるわけです。私は昼に行きましたので、青空が開放感をさらにアップしてくれました。

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南側

 まずは南側から。名古屋港、そして名港トリトンまで一望できます。金山南ビルがまるでマッチ箱のよう。レインボーホールや熱田や瑞穂に広がる工業地帯も見えます。手前の方に見えるガランとした空き地は笹島のポケパーク跡地。すっかり何もない状態に。

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東側

 そして東側へ。東山スカイタワーや国際センター、中部電力のビル、ナゴヤドームなどはパッと目に入るのですが、名古屋テレビ塔がなかなか見つからないのです。でも桜通と錦通の位置から、あの辺が栄じゃないかな...と目を凝らすと、ちょこんと小さな小さなテレビ塔が。色も銀色なので街並みに溶け込んでしまっていて、すぐには見つけられませんでした。あのテレビ塔が...小さい。

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北側

 北側には名古屋城や名古屋の官庁街が広がります。遠くは県営名古屋空港や小牧山まで。北区のザ・シーン城北は思ったよりも存在感がありました。現在は建設中の部分も含めて名古屋高速のルートが手に取るようにわかります。晴れた日には御嶽山や乗鞍岳、白山までをも見渡せるとのことです。

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西側

 最後はセントラルタワーズを正面に見る西側です。あちらもオープンしたばかりのルーセントタワーが目の前に。そしてその先には、一宮市、岐阜市へと市街地が続いています。こちらも晴れた日には伊吹山や御在所岳が見渡せます。タワーズのお陰であまりよく見えませんが、やはり駅の西側は建物も低く、名古屋は東高西低であることがよくわかります。

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 そしてこのスカイプロムナードでは「時を歩く~江戸の香・昭和の風~」と題して、江戸時代から今日までの名古屋について記録された絵や写真の展示が行われています。1950(S25)年当時のまさにこの場所の写真や、1950年代に旧豊田ビルが建設される様子の写真などには思わず見入ってしまいました。

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電波もよく飛んできます

 中部一の高さというロケーションの良さを確認するために、ワンセグ放送を受信してみました。すると瀬戸デジタルタワーからの電波だけではなく、岐阜テレビと三重テレビも受信することができました。まさに天上です。

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 さて、最初に屋根が無く開放的だと書きましたが、ということはつまり、展望台にいると風も雨も体感できるというわけです。かつてのセントラルタワーズの展望台は、空調も良く、座り心地の良いソファーが置かれていたため、そこをカップルが長時間占領するという事態に陥っていましたが、ミッドランドスクエアのスカイプロムナードはそうは行きません。

 夜は寒い上に、座れるのは金属製のベンチのみ。これは長居はできません。

 でも、屋根が無いということは、雨の日はどうなるの?と思ったら、なんと原則的に傘は禁止。レインコートのみしか認められないとのことなので、雨の日は必ずレインコート持参で展望台へお越しください。

と言いますか、雨の日は来るな、長居するな、ということですよね。この構造。

関連情報

ミッドランドスクエア

ミッドランドスクエア(名古屋・中村区)MAP

ミッドランドスクエア

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