ボウ滝(アルバータ州)
バスはトランス・カナダ・ハイウェイ1号線を走ります。道路の両側には何も無い草原が広がっているのかと思いきや、あちこちに牛がいます。どうやら牧場のようなのですが道路と面しているところに柵があるだけで、他には何も仕切りが無いように見えるほど広大な面積です。
これらアルバータ牛が再び日本に輸入される日はやってくるのでしょうか。なるべく早く安全性を確保して輸入再開しないと、牛丼が食べられない…。しかし、これだけ広大な草原を走り回っていたら筋肉が鍛えられて、脂肪分は無くなってしまいますよね。カナダの牛に霜降りは期待できないな。
ボウ滝
1時間半ほどでバンフ(Banff)に到着です。予定には無かったのですが、昨日バンフに寄れなかったことから昼食をバンフに変更することでバンフ観光を組み入れてくれたようです。まずはボウ川(Bow River)にあるボウ滝(Bow Falls)へと向かいます。ボウ川は昨日見たボウ・レイクからカルガリーへとカナディアンロッキーを流れている川です。
▲ゆったりと流れるボウ川。確かに少し青い。
氷河が溶けた水は綺麗な色をしていると言うとおり、少し青みがかかっています。しかしこれでまだ驚いてはいけませんでした。
ボウ滝は岩場が滝のようになっているだけで、それ程高低差があるわけでも無く、ラフティングをしたら面白そうといった感じです。なぜこの滝に寄ったのかなと思ったのですがこのボウ滝、マリリン・モンロー主演の映画「帰らざる川」のロケ地として有名なのです。残念ながら予備知識が無かったので映画を知りませんでした。
▲このボウ滝は映画にも登場するようです。
川岸に近づいてみます。足元の水は無色透明なのに、遠くを見ると水が青いのです。やはり氷河が溶けた水は不思議です。
▲足元の水は色が無い…なぜ。
バンフ
ボウ滝のすぐ裏手にはフェアモント・バンフ・スプリングス・ホテル(The Fairmont Banff Springs)があります。その姿はまるでヨーロッパのお城。森に囲まれそれはもうタイムスリップしたかのようです。1888年にオープンした老舗のホテルで、敷地内にはゴルフ場、テニスコートなどもあり乗馬やプールも楽しめるとのこと。
▲フェアモント・バンフ・スプリングス、森の中にそびえるお城という風情。
レストランやショッピングセンターもありブティックや宝飾店もあるそうです。また、内部はビクトリア調の作りで豪華な調度品がずらりと並んでいるそうです。ちなみに1泊3万円程度からということなので、豪華な気分を味わうにはいいかも知れません。残念ながらホテルは遠目に見るだけで、バンフの中心部へとバスは向かいます。
▲このホテルの駐車場に停めたけど。許可とってるんだよね…。
数分でバンフ市街に到着、時刻はちょうど11時半です。マウント・ロイヤルホテル(Mt. Royal Hotel)の駐車場にバスを停め、30分の自由行動です。さすがカナディアンロッキーの観光拠点、活気があります。大通りにはお土産屋さんがずらっと並びます。もちろん、カナダの観光地には必須である、大橋巨泉さんの人形が微笑む「OKギフトショップ」もあります。
観光拠点と言っても街自体はそれほど大きくは無く、ロッキーの山並みが街に迫っています。お土産屋さんにはいろいろなものがあり、ドリームキャッチャーをはじめとしたインディアングッズの小物を売るお店から、宝石店、サーモンジャーキーを売るお店などがありますが、「バンクーバーとそれほど品揃えは変わらない」と相方が言うので特に何も買いませんでした。
すると、赤毛のアンのお店を発見しました。確かに、モンゴメリーの小説「赤毛のアン」はカナダが舞台のお話です。しかし、それは東海岸のプリンス・エドワード島です。ここから直線距離で4000km以上離れています。すごい便乗商売です。北海道で沖縄土産を売るようなものです。
昼食の集合場所は、その赤毛のアンのお店があるサンダンス・モール(Sundance Mall)というショッピングセンターです。相方は足の痛みがまだ強く、あまり歩けないのでそのショッピングセンター内を見てまわります。
すると、リンゴをおもいっきりキャラメルでコーティングしたようなお菓子を見つけました。相方は食べたそうですが見るからに甘そう。ご飯が食べられなくなるのは困りますから、とりあえず食後に買うかどうか考えることにします。
しかし、このショッピングセンターには「SEOUL」と書かれたレストランしかありません。またもや…な昼食なのでしょうか。ドキドキしながら正午を迎えます。
▲いかにも観光地というお店が並びます。
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