シーエス・グリル(名古屋・中川区)
以前、取材の仕事で訪れた中川区尾頭橋にある「ステーキ家 シーエス・グリル」さん。その際にクリスマスディナーメニューがローストビーフだという話を聞き、ローストビーフに目が無い相方にそれを話すと、絶対行きたい!ということで、予約をしてクリスマスディナーに行ってきました。どれも手の込んだ逸品ばかりでした。
クリスマスコースは…
最初に出てきたのは「大根なますのスモークサーモン巻き」。さっぱりした大根とスモークサーモンがとても合います。そして「蛸とバナナの豆板醤マヨネーズ」。このソースがまろやかでありながら、結構ピリっとくるという不思議な味わいでした。
箸で食べるチーズフォンデュとは…
変わって「箸で食べるチーズフォンデュいろいろ」。箸で食べると銘打たれているだけあって、内容も和な感じ。子持ち昆布と小さな焼きおにぎりがこれほどまでにチーズと合うとは思いませんでした。チーズフォンデュのポイントはグリエールチーズを使っていることだそうで、家でやる場合にもグリエールを入れると味にとても深みが出るよ、とマスターの奥さまに教えていただきました。
続いては「薩摩芋のポタージュスープ」。薩摩芋をスープにすると甘みがすごいですね。さらに「伊勢海老のテルミドール」。とってもクリーミーで伊勢海老の身がぷりぷり。本当に贅沢な気分になれました。
いよいよローストビーフです
お口直しに「生姜のシャーベット」が出てきて、いよいよ「黒毛和牛テンダーロインのローストビーフ」です。もう口に入れた瞬間とろけてしまうようなやわらかさ。シャーベットの生姜といい、ローストビーフに添えられていたおろし生姜といい、生姜の味がおいしい。でも、聞くと普通の生姜だそうで。
う~ん、どうしたらこんな味が出るのだろうと、相方と二人でうなってしまいました。ローストビーフとおろし生姜がこれほどまでに合うとは。でも、スーパーで買ってきて真似しても、たぶん全然違うのだろうなぁ。
メインの後はシーエス・グリルさんならではのご飯もの。普段はライス、パン、印度風カレーのなかから選べるのですが、クリスマスディナーだけは特別に「ハヤシライス」をチョイスすることができます。これが絶品。コクはあるのに、上品で優しい味なのです。初めての味わいでした。
素材の味が生きています
最後は「聖夜のとっておきのデザート」と「コーヒー」と「焼き小菓子」です。デザートも一品一品とても凝っています。塩のアイスクリームに、りんごの赤ワイン漬け、かぼちゃのテリーヌにいちごのスープ仕立て。どれをとっても味がしっかりしていて、食べるたびに相方に「これ、すごい塩だね」「これ、すごい赤ワインの味だね」「これ、すごいかぼちゃだね」「これ、すごいイチゴだね」と感想を言った私に相方は、「あなたはグルメのライターには絶対なれないね」と苦笑い。
でも、どれもすごく素材の味が生きていて、それが私の率直な感想でした。
1年間の自分達へのご褒美という感じで、マスターの奥さまとお話をしながらゆっくりととても贅沢な時間を過ごすことができました。全てカウンター席で、アットホームなお店です。普段はステーキメニューで、コースを選ぶこともできます。行かれる場合はご予約をされることをオススメします。ちなみにクリスマスディナーは一人8,400円でした。
ぜひともまた来たいと思います。そのためにも仕事頑張らないとね~。
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