名古屋テレビ塔はアナログテレビ放送終了とともに…
先週、打ち合わせで栄へ行った際に、ふと空き時間があったので友人と名古屋テレビ塔に登ってみました。現在は3・4階にあったレストラン施設などが改装工事を行っており、上の展望台しか見学施設が無いため、750円の入場料金が500円になっていました。7年ぶりに塗り替えられたテレビ塔。そこには悲しい運命が。
7年に一度の塗り替えをしたばかり
名古屋テレビ塔は、7年に一度塗り替えを行います。昨年末に塗り替えられたばかりで今はピカピカ。こういったタワーは東京タワーのように赤白のイメージがありますが、この名古屋テレビ塔はなぜシルバー一色なのか。それは名古屋テレビ塔が建設された1954(S29)年当時の航空法では、赤白に塗るという規定が無かったからだそうです。以上豆知識、パンフレットからの受け売りでした。
北方向には名古屋城、ザ・シーン城北、各務原の山並み。西方向にはJRセントラルタワーズや養老山脈、また南方向には名港トリトン、そして東方向には、にっくき(?)瀬戸デジタルタワーを望むことができます。
アナログテレビ放送の電波発射が終了する…
名古屋テレビ塔からは、NHK総合・教育、CBC、東海テレビ、メ~テレのアナログ放送の電波が発射されています。しかしアナログ放送は2011(H23)年に終了することが決まっています。アナログ放送に取って代わるデジタル放送の電波は、瀬戸市の瀬戸デジタルタワーから発射されています。つまり、この名古屋テレビ塔がテレビ塔でいられるのはあと5年というわけです。
パンフレットや、タワー内の張り紙にも、あと5年で役目を終えますという寂しい文言が記されています。しかしその後も、登録有形文化財として、名古屋のシンボルとしてテレビ塔はこの地に残り続けることになっていますが、果たしてその維持費をどこが出すのか…。
札幌のテレビ塔について、「札幌のテレビ塔は、テレビの電波を出していないじゃん」と馬鹿にしていた名古屋っ子。名古屋も間もなくそうなります…。
コメント
Toppy様、明けまして御目出とう御座居ます。いよいよ「デジタル放送」完全移行の年となりましたね。
「東京タワー」の方は今後も「ラジオ放送」及び「各種電波送信」の役目が有る為「現役」で居続けます。「名古屋・テレビ塔」は、そうならないのでしょうか?
名古屋のシンボルで在るからには「電波塔」としての役目が有ると思いますが。
以前「札幌・テレビ塔」を見た時、今の様に「赤く塗装」されていなくて名古屋と同様「銀ギラギン」でした。しかも「大通り公園の内」に建つ。「ひょっとして、名古屋をお手本にしたのか?」と思う程ソックリなシチュエーション。(高さでは名古屋の方が上)
又、「名古屋・テレビ塔」は1964年の「モスラ対ゴジラ」にも登場しましたね。(当然、後のリバイバル上映で見ました)テレビ塔の足元から人々が「蜘蛛の子散らす様に」飛び出した後(今の様にタワースクエアの出店も無いスッキリした状態)ゴジラがドツキ倒し大音響が轟くシーンは、圧巻でした。
私にも色々と思いで深い「名古屋・テレビ塔」が残るのは、嬉しい事です。
>ara40oyajiさま こんばんは
今のところ、名古屋テレビ塔は、
アナログ放送が終了すると、
テレビ放送の役目は終了することになります。
また、ラジオ送信はもともと行われていないため、
放送を発信するという役目は7月までとなりますね…。
なので、送信所としての収入は無くなるので、
登録有形文化財となってところで、維持費が捻出できなければ、
ずっと残るという保証は無い、という状態です。