三重 東海あまのじゃくツアー

「梅を見ようよ」切実な願い?想像以上の規模の梅園-いなべ市農業公園

記事公開日:2008年3月22日

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 春の陽気に誘われて、名古屋では桜の開花のニュースが聞こえてきましたが、まずは桜の前に、梅を見ておかなければということで、春の陽気とは全く言えない冷たい雨が降った20日春分の日に、東海地方で最大級の梅園があるという三重県いなべ市の「いなべ市農業公園」へと行ってきました。

 場所はいなべ市の旧藤原町。三重と岐阜と滋賀の県境近くで、地図を見るとかなりすごい場所にあるのですが、実際は想像をはるかに超えていました。しかも、梅園なのに梅を見ない人がいるのか?という謎の看板が...。

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不安にさせません!山道の配慮

 大垣市と言われてもピンとこない、飛び地となっている大垣市上石津町を国道365号線で南下します。旧上石津町の中心部を越えると、コンビニどころか住宅も何も無いエリアに突入。本当にあるのか...と疑問になるほど。

 すると、「梅林公園左折」という大きな看板があって、ほっと胸をなでおろします。しかし曲がった先は、今度こそ本当に何も無い山道。走る車の姿もありません。不安に...。

 でもやっぱりその自覚があるのか、不安になりそうになる要所要所に「梅まつり」の幟が。到着したお昼過ぎには雨も止み、雲間から鈴鹿山脈が見えてきました。そして予想外にたくさんの見物客が。どうやら皆さん、三重県側から来てる人ばかりのようです。

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東海エリア最大級4500本

 いなべ市農業公園の梅林公園は、100種類4500本と、その規模は東海エリア最大級。3月8日から30日までは「梅まつり」が開かれていて、休日には特別イベントが開催されています。

 この日は、三岐鉄道西藤原駅から「梅まつりウォーキング」が行われていましたが、地図を見る限り、直線距離で7キロ以上あります。どう見ても気軽にウォーキングという距離ではありませんよね。しかも起伏も激しい...。パンフレットを見ると、11キロ3時間コースとのこと。しかも午前中は雨でしたから、これはもはや高地トレーニングですね。

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満開でたくさんの人が

 私たちもそうですが、雨があがる気配を何となく感じていたのか、先日三重テレビのニュースで取り上げられていたせいか、雨の日の割には意外にもたくさんの人が梅を見に訪れていて、ぬかるみの中を携帯電話やカメラ片手に梅を撮影していました。

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 梅そのものも満開で確かに美しいのですが、背後に見える鈴鹿山脈とのコントラストがいいですね。しかも雲の切れ間から、雪の残る山並み。あの向こうにはひこにゃんが...と思いを馳せてみます。

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それは必然大人気の直売所

 ひこにゃんもいいですが、このいなべ市梅林公園にもキャラクターがいます。相方は勝手に「梅子ちゃん」と呼んでいましたが、残念。女の子ではなく「うめぼうや」という男の子。そんなうめぼうやですが、ネーミングがあまりに安直過ぎて、高知市のうめキャラクターと名前が被っています。

 と思ったら、こちらは「うめぼ~や」で、あちらは「うめぼうや」。棲み分け(?)はできています。

 そんな「うめぼ~や」が描かれた直売所では、とうもろこしや焼きそば、みたらしだんご、豚汁などが販売されていて、座る場所がないほどの大盛況。それもそのはず。周囲には飲食店どころか、コンビニすら見当たらないようなところなのですから。

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梅林公園まで来て階段がおっくう?

 この梅林公園、19世紀の英国で作られた庭園によくあるスタイルの沈床庭園を真似ているのか、山深すぎてたまたまそうなってしまったのか、梅園のある場所は、直売所や駐車場からかなり低く、梅園を遠目に見るには高台でちょうどいいのですが、梅の香りを感じたりと、梅を間近で見るのには、急な階段を下りないといけません。

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 しかし、やはり梅を見に来るのはお年寄りの方が多いために、ここまで来て、梅を見に階段を下りない人がいるのか、直売所には「梅を見ようよ」という看板が。

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 梅林公園に来ているのに「梅を見ようよ」とは、かなりシュールな看板です。梅林公園に来て、梅を見ずにとうもろこしやみたらし団子を食べただけで帰ってしまう人がいるのか...。

静寂のなかでやっぱりトレーニング?

 満開の梅を満喫したところで、せっかくここまで足を伸ばしたのですから、周囲の観光地にも寄ってみようと、地図上で、ものすごい存在感を示している「中里ダム」へ。

 中里ダムは1977(S52)年に誕生したダムで、年間5000万立方メートルの水を北勢地域に供給しています。高さ46メートル、長さ985メートルで、ダムの体積はナゴヤドームの2.4倍。三重県なのにナゴヤドームに例えられていて、なぜかちょっとホッとしました。

 ちなみに、このダムの下にはかつて集落があり、田畑や神社が眠っているとのこと。故郷の地が水没して二度と行けなくなるだなんて、私には想像ができません...。

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 静寂に包まれたダムの湖面を見ていたら、向こうから走ってくる人影が。なんと、ダムの周囲でトレーニングをしている青年でした。確かにここなら、車にも人にも邪魔されることなく、集中することができます。

 ウォーキングにしてもトレーニングにしても、いなべの人ってひょっとしてかなり運動大好き?この前の駅伝でも29市町中7位と高成績でしたから、やっぱりそうなのかも。

 運動だけが目的で、梅林公園に来たのに梅を見ずに帰ってしまう人のための「梅を見ようよ」だったのかな。

関連情報

いなべ市農業公園

農業公園・梅林公園(三重・いなべ市)MAP

いなべ農業公園

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