三河(東愛知) 東海あまのじゃくツアー

潮風と涼しさを感じに風車のある山へ...灼熱でソフトアイスも味によっては-蔵王山

記事公開日:2007年8月25日

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 多治見市で40.9℃を観測し、74年ぶりに我が国の最高気温記録を更新するなど、名古屋周辺では暑い日々が続いています。そんななか、友人たちと田原市の蔵王山へと行ってきました。蔵王山と言えば山頂に風車があり、なおかつ南北を海に挟まれていることから、潮風を感じながら涼しげな絶景を見ることができるのでは...と思っていたのですが、そうは甘くはありませんでした。せっかく買ったソフトアイスも...。

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合併して渥美半島はすべて田原市に

 田原市は愛知県の渥美半島一帯に広がる市です。かつて渥美半島には田原町、赤羽根町、渥美町の3つの町がありましたが、田原町は2003(H15)年8月に赤羽根町と合併し田原市に、そして2005(H17)年10月、当初は合併を断った渥美町を編入し、現在の形となっています。

 観光面から考えば、志摩市や伊賀市のように合併の中心となった街ではなく、広く知られている名称を前面に出し、渥美市にした方が良さそうな気もするのですが、どうやら観光イメージよりも旧城下町のプライドが優先されたようです。

風力発電風車の蔵王山

 そんな田原市の市街地の北側にそびえるのが蔵王山です。山頂には大きな風力発電用風車があります。蔵王山は年間を通して秒速6メートル以上の強い風が吹いていて、その風を利用して風力発電を行い、展望施設の照明や冷暖房の電気をまかなっています。余った電気は電力会社に売ってもいるそうです。

 タワーの高さはなんと30メートルで、高さは11階建てのビルほどあります。それでも、三重県津市の久居地区にある風車と比べると半分以下の大きさだというから驚き。

 それだけ風が吹いていて、しかもそれが潮風であれば、さぞかし涼しいのではないかと思いきや、猛暑日はそれも熱風。とてもではありませんが、涼しさを体感することはできなかったのですが、この風車、近くで見ると予想以上にデカく、しかもギュオンギュオンと音を立てていて大迫力。ある意味ゾゾっとしました。

 ちなみに、ある一定以上の風の強さになると停止するそうです。まあ、どこかの風車のようにポキっと折れても困りますからね。

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田原市のエコ・ガーデンシティ構想

 田原市はこの蔵王山だけでなく、市内の各所に風力発電施設を設け「エコ・ガーデンシティ構想」に取り組んでいます。全国モデルにも選定されていて、コンパクトシティ、廃棄物リサイクルなどと合わせて、その実現を期待されているとのことです。その風力発電風車がたくさん設置されているのが、この蔵王山の北にある「緑が浜エコパーク」です。

 風力発電を行っているだけでなく、環境共生技術を導入したトイレを設置し、エコロジーな施設のある公園として田原市のエコのシンボル的存在となっています。風車は全部で11基あり、この地方では最大規模の風力発電設備です。

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日本一の三河港

 さて、そんな緑が浜エコパークの東側にはトヨタ自動車の田原工場と三河港が広がっています。三河港は日本一の港です。何か日本一なのかといいますと、まあトヨタがある時点でおわかりだと思いますが、自動車の輸出入が日本一なのです。輸入については1993(H5)年から輸入金額と台数ともに、そして輸出は1998(H10)年から金額が日本一となっています。

 トヨタの田原工場は船積み輸出の基地となっていて、三河地区にあるトヨタの各工場で作られた自動車が北米やハワイへと旅立っていきます。

 ホノルルまでは1週間、ポートランドへは2週間。そしてジャクソンビルやニューアーク、バルティモアへは4週間かけ、その名も「トヨタ丸」に乗せられて運ばれていきます。蔵王山展望台には「第12トヨタ丸」の模型が。日本郵船の自動車運搬船にもかかわらずトヨタ丸。それは必然。

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意外と狭い?渥美半島と知多半島の間

 では、蔵王山からの景色をゆっくりと楽しむことにしましょう。展望台から見て風車のある西は渥美半島の先っぽ。先端にはエコな風力発電とは対極に当たるって言っていいのかな、渥美火力発電所があります。そしてその先には南知多町に属する篠島や日間賀島、そして知多半島もうっすらと見えます。

 こうやって見ると、三河湾の入口である知多半島と渥美半島の間というのは結構狭いことがわかります。もっと南西を見ると、渥美半島の先の向こうには神島があります。そこはもう三重県です。

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 一方、東方向には豊橋市街と田原を結ぶ三河湾大橋があります。山の向こうは湖西市。もう静岡県です。その先には浜松市があるわけですが、なんと冬の見通しが良い日には富士山が見るのだとか。しかも年々見える回数は増えているのだそうです。

蔵王山から発射されているテレビ電波

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 ちなみに、この蔵王山からはテレビの電波が発射されていて、既にデジタル放送も開始されています。田原市街と対岸の蒲郡市の市街地に向けて放送されています。それだけロケーションがいい場所なのです。

 山頂ではこの田原の電波だけではなく、浜松からの静岡県の放送局の電波や、こちらも対岸と言える、三重県の放送局の電波もしっかりと届いており、本当にたくさんのテレビ、ラジオ局を楽しむことができます。

 最近はすっかりテンポのよさを感じられなくなった名古屋のFM局たちとは対照的に、テンポのいい静岡県のFM局の放送を聞きながら蔵王山を登ってきました。でも、喋っていたのは名古屋のタレントさんだったので、なんとなく違和感。

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無料で夜10時まで開放・蔵王山登頂認定証とは

 さて、この蔵王山の展望台ですが、無料です。しかも年中無休で夜10時まで開放されているので、夜景もゆっくりと楽しむことができます。それだけではありません。展望台の3階にあるレストランは夜9時半まで営業していますので、日本一の港の夜景を見ながらディナーなんてことも可能なのです。

 ただ、展望台の売店の営業は午後4時までです。この売店では「蔵王山登頂認定証」をもらうことができます。もちろん、徒歩で登ってきた人にだけ与えられる栄誉ですので、私たちのように車で来た人はもらえません。

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 でも、無理ですよこの日は。風車を見て、潮風に当たって涼をとろうと思ってやってきたわけですが、実際は熱風。徒歩で登るだなんてそんな...。

 熱風を浴びたので、売店で売られていたマイナス12℃の新食感ソフトアイスでクールダウンしようと思ったら、おばちゃんに「暑いからごめんね~」と言われながら手渡されたアイスはドロドロ。確かに、ある意味新食感でしたけれども。

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 ところが、友人が買ったソフトアイスはちゃんとしていてドロドロしていません。なぜなんだ...。どうやら、ゴマ味という私のチョイスが失敗だったようです。猛暑日のアイスの味選びは慎重に。

関連情報

蔵王山展望台(田原市観光ガイド)

蔵王山(愛知・田原市)MAP

田原市 蔵王山

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