03.ぶらり関西 あまのじゃくツアースペシャル

お山の上の遊園地で聞き覚えのあるCMソングが-スカイランドいこま

記事公開日:2007年4月5日

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 近鉄生駒ケーブルに乗っていよいよ生駒山上へとやってきました。生駒山上駅を出るともうそこは生駒山上遊園地の入口。と言っても、この生駒山上遊園地「スカイランドいこま」は現在、入場料金を取らない遊園地となっていますので、入場ゲートなどがあるわけではありません。それぞれのアトラクションに乗る際に料金が必要となります。

 名古屋で例えますと、港にあるシートレインランドと同じ方式です。奇しくもどちらも鉄道会社系の遊園地です。

 今回は、この生駒山上にある奈良県唯一の遊園地と、半年前まで営業していたもうひとつの遊園地の残骸を見ていくことにします。半年前までは唯一の存在ではなかったのです。

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 生駒山上遊園地はその名のとおり、奈良県と大阪府の府県鏡にある生駒山の山頂にあり、ケーブルカーもしくは、信貴生駒スカイライン(有料)にてマイカーで訪れることができます。営業しているのは3月中旬から11月末までで、基本的に営業時間は午前10時から午後5時までとなっています。大型連休や夏休みにはナイター営業も実施されます。

 それぞれのアトラクションは1回300円といった乗り方もできますが、のりものフリーパス(大人3,000円)、ジュニアパス(中学生以下2,700円)を利用すると乗り放題となります。大人と子どもの値段の差の小ささにビックリ。

 古い遊園地という雰囲気を隠すことはできませんが、アトラクションの入れ替えは現在も行われており、この春に「ジャンピングスター」と「メジャーオービット」が新登場しています。

 私たちは訪れたのが夕刻前ということもあり、パスを買ったりアトラクションに乗ったりといったことはしませんでしたが、標高642メートルの山頂という立地の良さから、アトラクションそのものだけでなく、アトラクションに乗りながら見られる景色がさらに開放感をアップしてくれることでしょう。

 入場料は無料となっていますので、遊園地の敷地内にある展望台などから絶景を眺めたり、ベンチでお弁当を広げたりすることもできます。

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 この日は曇っていたのであまり遠くまで景色を見ることはできませんでしたが、京都・奈良方面だけではなく、大阪方面も遠くまで見渡せます。かすかにではありますが、大阪湾の水面に陽の光が反射しているのがわかりました。景色そのものよりも、大阪府の横幅の狭さに驚きです。関西は名古屋の私たちの感覚よりも各府県が小さく、街が凝縮されていることがよくわかりました。

 生駒山上遊園地はかつて近鉄興業株式会社が運営していましたが、現在は近鉄の子会社である近鉄レジャーサービスの運営となっています。同じく近鉄興業が運営していた遊園地に奈良県の「近鉄あやめ池遊園地」がありましたが、会社が解散した2004(H16)年に閉園となっています。

 ちなみに現在の近鉄レジャーサービスは本店こそ大阪の上本町にあるものの、会社の本社は三重県にある志摩スペイン村内に構えています。このことから、近鉄がレジャー産業を三重県に集約していることがわかります。

 生駒に来て思ったことは、名古屋の人間が考える大阪と三重の距離感と実際とは違っていて、大阪の人にとっての三重県というのは、心理的にも地理的にも近い存在なのだなぁということです。今回はこの奈良県まで伊賀上野経由で来たのですが、三重から奈良までの距離の短さに驚きました。

 ちなみにこの生駒山上遊園地の敷地内からは、関西一円に向けてテレビ放送の電波が発射されています。この電波は名古屋の東側に住む私の家まで飛んできます。これまで思っていたよりも、関西が近い存在であり、かつ凝縮された地域であることが実感できました。

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 一通り遊園地を見て回って遊園地の入口に戻ってきました。するとそこには、犬や猫と触れ合うことのできる「ペットふれあいの森生駒」がありました。中学生以上800円、こども500円で入場することができる施設です。「ペット」で「ふれあい」と聞き、名古屋っ子の私たちはふとひとつの歌を思い出しました。

 私がなんか「IPC~」って感じだよね、と言うと、友人は「めっちゃかわいい!」と、ある名古屋ローカルCMソングをつぶやきました。驚いたのはこの後です。

 そのペットふれあいの森からは、そのCMソングと似たような曲が流れてくるではありませんか。いや、いや、違います。似ているのではなく、まさしくそのまんま。「IPC~めっちゃかわいい!~ペットふれあい王国♪」と流れているではありませんか。

 えー!

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 なんとこのペットふれあいの森、愛知県弥富市や岡崎市にペットふれあい王国、わんわん動物園を展開しているあのIPCの経営なのです。驚きました。IPCのサイトではこのペットふれあいの森生駒についてはなぜかほとんど触れられていないので、全く知りませんでした。

 ちなみにこの施設はIPCが1999(H11)年に「IPCわんにゃんふれあいパーク生駒」としてオープンしたもので、2003(H15)年に現在の名称に変更されています。でも、ペットふれあいの森なのに、ペットふれあい王国の歌をそのまま流してるんですね。まさか名古屋ローカルのCMソングをこんなところで聞くことになるとは思いませんでした。

「ちっちゃいペット、おっきなペット、触ってご~ら~ん♪ペットふれあい王国♪」に、妙な脱力感を感じつつ、下山します。

 続いては、この生駒山上遊園地を奈良県唯一の存在にしてしまった遊園地の跡地を見に行きます。半年前まで夢の国だった場所は今、どうなっているのでしょうか。

関連情報

生駒山上遊園地

取材協力

KAZ Communications

スカイランドいこま(奈良・生駒市)MAP

スカイランドいこま

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