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8「川名」
年中お祭り楽しい縁日
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2004.7月 取材 |
名古屋牛乳飲んでるの〜? | 馬頭観音・飯田街道
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名古屋へのこだわり | 稍名寺・マンドリン音の博物館
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小牧長久手の戦いで焼失 | 太平寺
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1000年以上の歴史を誇る・火と土と水の神 | 川原神社
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塩付街道から飯田街道に入り、東へと歩いてきます。現在、国道153号線は2本走ってい
て北側は新設されたバイパスで、南側にある片側1車線の細い道路が旧・飯田街道です。
当時の面影を残す建物は少なくなっていますが、ふと建物の端に観音さまがありました。
馬頭観音です。かなり狭い角地にあり道路標識の棒が邪魔そうでしたが、綺麗な花が供え
られていて大切にされている様子がわかりました。この観音さまは、この場所で馬車によ
る運送業を営んでいた服部文五郎さんという方が同業者7〜8人と共同で、1909(M42)年に
馬の健康と輸送の安全を祈願して、ここに安置したものだそうです。現在は行き来する自
動車を見つめています。

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▲約100年、この街道の移り変わりを見つづけています。 |
また、駄菓子を売っているお店を発見しました。クッピーラムネやおにぎりせんべいな
どが所狭しと店内を埋め尽くしています。「ロッテ」「チョコレート」という文字の看板
が大きく出ていますので、すぐに発見できると思います。名古屋牛乳のショーケースが懐
かしかったです。思わず「♪名古屋牛乳〜飲んでるの〜?」というCMを口ずさみたくなります。ちなみに名古屋牛乳の本社は、
先ほどの西友のすぐ近くにあります。

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▲こちらが駄菓子屋さん。駄菓子屋さんにしては大きな店構え。 |  |
▲品揃えは今も昔も変わらないのでしょう。 |
 | 名古屋へのこだわり |
−稍名寺・マンドリン音の博物館 |
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しばらく歩いて行くと、左手にお寺があります。川名山稍名寺です。建物が綺麗で新し
く見えますがその通りで、このお寺は1989(H元)年に再建された真宗大谷派のお寺で、阿
弥陀如来が安置されているそうです。そして、もう少し歩いたところにあるのが川原神社
です。この日は屋台が並ぶ縁日でした。楽しそうなので散策を終わらせてから行くことに
します。川原神社を越えてさらに歩いて行くと、右側に「マンドリン音の博物館」という
濃い茶色の不思議な建物があります。

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▲阿弥陀如来を祀る川名山稍名寺です。 |  |
▲中央に見える茶色い建物が、マンドリン音の博物館です。 |
この博物館は、かつてない盛り上がりを見せた「なごやの日」に開館しています。なご
やの日とは平成7年5月8日で「758(なごや)」という語呂合わせの日です。マンドリンと
は8本の弦からなる楽器で、もちろんここで見ることができます。イタリア製の名器が数
多く展示されている他、日本最初のマンドリン製作家、鈴木政吉氏の初期の作品など他で
は見られないものが展示されています。また明治・大正時代の頃から現代まで、世界のマ
ンドリンに関するレコードやCDが所蔵されていたり、館長である南谷さん演奏によるCDも
販売されています。入館料は24歳以上700円、未満500円、小学生80円となっています。日
本で初めてマンドリンが作られたのはこの名古屋、名古屋ゆかりの音色に耳を傾けるのも
いいですね。ところで、この博物館の館長さんは余程「758」という語呂合わせが好きな
のか、この博物館のホームページのオープンも1997年5月8日ということで、こだわりをひ
しひしと感じます。

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さて博物館を越えると山崎川が流れ、県道30号にぶつかります。右に曲がると地下鉄川
名駅です。一旦右に曲がり駅の方向へと歩きます。すると山王通にぶつかるので、第三銀
行のある角を右へと曲がり再び西へと戻ります。そしてしばらく歩くと右側に太平寺があ
ります。このお寺は1533(天文2)年に建立されたのですが、1584(天正12)年の小牧・長久
手の戦いで焼失。その後数百年の時を経て1897(M30)年に再建されるも再び焼失。現在の
本堂は1931(S6)年に建てられたものだそうです。そしてその太平寺の右側にある細い路地
を歩いて行くと、先ほどの川原神社の前に出ます。

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▲山崎川を越えると地下鉄川名駅に出ます。 |  |
▲地下鉄川名駅です。奥に見えるのが第三銀行。 |  |
▲太平寺です。小牧長久手の戦いはこの地まで影響したのですね。 |
 | 1000年以上の歴史を誇る・火と土と水の神 |
−川原神社 |
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川原神社にはこの日たくさんの出店があり、お囃子も聞こえてきました。何かお祭りが
あるのかとワクワクします。川原神社の創建時期はわかっていませんが、907(延喜7)年の
延喜式神名帳には既に記録が残っています。まず境内に入ると、左側に池があり弁財天が
祀られていました。「川名の弁天さま」です。

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▲何やら賑やかな様子の川原神社。 |  |
▲この日は暑かったので、冷しパインが美味しそう。 |  |
▲川名の弁天さまの池は、深緑で神秘的。 |
境内の出店では、かき氷やお面、フランクフルトなどが売られていました。人出も多く、
浴衣を着た子ども達をたくさん見かけました。これぞ日本の夏。毎年この季節は日本に生
まれてよかったと思います。この雰囲気は絶対に日本でしか味わえませんから。すると、
社殿の前に大きな茅の輪がありました。そしてその横には榊立てなどお供え物が置かれて
いるテントがあり「お供え物300円」と書かれていました。テントにいらっしゃった方に
話を聞くと、今日は年に一度の「茅の輪赤丸神事」の日で、茅の輪を八の字状に左・右・
左とくぐり、神様にお供え物をして、その後おでこに朱色の墨で印を打ってもらうと、夏
を無病息災で過ごせるとのこと。

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▲本殿に近づいて行くと、次第にお囃子が聞こえてきます。 |  |
▲これが茅の輪。くぐって無病息災。 |  |
▲そして本殿にお供え物をします。 |
さっそく300円を手渡しお供え物を受け取ります。そして茅の輪を左・右・左とくぐり
本殿へと歩きます。もちろん、真ん中は神様が通る道ですので、少し端に逸れた所を歩き
ます。お供え物を供えお祈りをします。すると、神職の方が「こちらへ」と言って私を呼
び寄せます。神主さんは朱色の墨を含ませた布がついた棒で、私のおでこにチョンと赤丸
を打ってくれました。

「これで、この夏は無病息災間違いなし。」

とお墨付きをもらいました。今後も散策を頑張れそうです。

ところでこの本殿、とても色が鮮やかなのですがそれもそのはず。1998(H10)年に再建
されたものなのです。かつての社殿は戦災で焼失しているのですが、1992(H4)年にも不慮
の火災が発生し焼失してしまったのです。

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▲お囃子はここから聞こえていました。テープだったのね。 |  |
▲今日ばかりはお囃子に合わせて飛び跳ねそう。 |  |
▲浴衣姿の女性もたくさん見かけました。 |
茅の輪、赤丸神事は毎年7月4日の正午から行われています。他にも川原神社では3と8が
付く日に朝市が行われたり、毎月のように年中行事が行われ多くの人で賑わうそうです。
境内にある川名稲荷社の月次祭も毎月8日の午後2時に行われています。いつも何かお祭り
ごとをやっていて、月に6回朝市がある。これこそ、身近な神社、身近な神様ですね。日
本はいつも神様に見守られていて、神様がとても身近な存在であることがわかります。

そういった信仰は別にしても、こういう縁日の雰囲気というのはたまらなく情緒があり
ますね。

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