え?ウサギが縁を結んでくれるの?えいっとくんも一役買ってくれるかな?
ああ、天気が良かったら、ここからも美しい夕日が見られたんだよね…。はぁ。
島根県立美術館(島根・松江市)MAP
TEL:(0852)55-4700
駐車場:3時間まで無料
休み:毎週火曜日
企画展1,000円
10:00~18:30
(3~9月は日没30分後まで)
宍道湖の畔、夕日のスポットと知られる国道9号線沿い袖師公園。その公園と一体となっているのが島根県立美術館です。「えー、美術館なんて興味ないよ~」という方もいらっしゃるかもしれませんが、通り過ぎるのはもったいない!この美術館には無料で入ることができるスペースがあり、そこにもさすが島根です。
縁結びの願いごとを叶えてくれるという動物の像があるというのです。さらには、お願いの仕方がいかにも宍道湖らしいのです。美術館でも縁結び。行ってみましょう。
島根県立美術館の駐車場は、国道9号の反対側にあり、3時間まで無料で駐車することができます。出雲の県立博物館と同じく、ガラス張りでとても開放感があります。1階ロビーへの入場は無料です。ロビーに入ると、ガラス張りであることの理由がわかります。ガラスの向こう側に広がるのは宍道湖。
ロビーからは、宍道湖と沈み行く夕日を見ることができるのです。運がよければ…ですが。私たちの運は良くなかった…。
そのため、島根県立美術館は通常午後6時半閉館なのですが、3月から9月の間に限っては、日没後30分まで開館しています。入口にはその日の閉館時間が提示されています。もちろん、ガラスの向こうに見る夕日も綺麗でしょうが、さらに湖畔には芝生広場が設けられていて、自由に外に出ることができます。そこには6つの屋外彫刻が展示されているのですが、注目は、縁結びの手助けをしてくれるという宍道湖うさぎです。
宍道湖うさぎとは、広場に並んだ12羽のうさぎからなる藪内佐斗司さんの彫刻作品でして、まるで走り行くうさぎを瞬間瞬間で捉えたような、躍動的なポーズをとっています。うさぎは、美術館側から宍道湖へと弧を描いて駆け抜け、最後は直立で空を眺めています。夕日もいいですが、満月の夜に月明かりに照らされる姿を想像すると、なかなか幻想的です。
この12羽のうさぎのなかに、縁結びの願いを叶えてくれるといううさぎが1羽だけいるというのです。それは、先頭から2羽目のうさぎ。このうさぎにシジミをお供えして、西を向きながら撫でると幸せが訪れるとのこと。実際、このうさぎの前にだけ、たくさんのシジミが置かれていました。
シジミは宍道湖でたくさん採れ、宍道湖で採れる魚介類七種を言う「宍道湖七珍」のなかでも全国的に有名です。それにしても、その置かれたシジミの数だけたくさんの人が願掛けしているわけですね。そのうち、このうさぎだけ背中の色がテカテカになって剥げちゃうんだろうな…と思うと、ちょっとかわいそうかな。
このときギャラリーでは、「藤城清治・光と影のファンタジー」が開催されていまして、それを堪能してふとミュージアムショップに立ち寄ると、つぶらな瞳でこちらを見つめる、今時っぽいゆるキャラグッズ売り場があるではありませんか。
胸元には「T」の文字、青い長靴を履いてマントをまとい、なにやら触角のあるカワイイキャラです。実はこれ、地元テレビ局山陰中央テレビ(TSK)のキャラクター「えいっとくん」。えいっとくんグッズを買えば、ひょっとすると縁結びにも「えいっと!」効果があるかもしれません。
このえいっとくんグッズは、平日の日中に直接山陰中央テレビに行くか、この島根県立美術館でしか手に入れることができないレアものです。そのレアさと、キャラの素朴な雰囲気に思わずグッズをたくさん買ってしまいました。
ちなみに、島根県を本拠としているテレビ局のキャラクターのなかでは、このえいっとくんが一番人気!とのこと。どうしてそんなことが言い切れるのかって?言い切れるんです。島根県を本拠としているテレビ局は、山陰中央テレビ1社しかないので…。
この美術館のすぐ横に、日本海テレビ松江本社がありますけど、日本海テレビは鳥取県鳥取市が本拠なのです。
うさぎにお願いして、えいっと!縁結び、ご利益あるかな?
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