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名古屋を代表し強い地元ブランド力を誇った家電量販店・次々と失われているエイデンの”らしさ”

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 かつて名古屋には、家電量販店と言えば誰しもが「エイデン」と答えた時代がありました。その当時、名古屋っ子は電化製品を迷うことなくエイデンで買うのが当たり前で、結婚などで新居を構える際には、エイデンで電化製品一式を揃えるというのが一般的な名古屋っ子のスタイルでした。紅白の幕で覆われたエイデンの軽トラックが、真新しい電化製品一式を運んでいる姿を昔はよく見かけたものでした。

栄電社からEIDENへ

 ある年齢以上の名古屋っ子であれば、エイデンというよりも「栄電社」と言ったほうが親しみがあるかもしれません。栄電社はその後CIを導入し、アルファベットの斜体で書かれた「EIDEN」となり、赤を基調とした店舗デザインになりました。ところがここ最近、お気づきでしょうか。

 エイデンはこれまでのイメージからガラリと変わり、青と黄色を主体とした店舗にデザインを変えつつあります。「EIDEN」の文字も斜体ではなくなり、横長のものとなりました。そしてこの夏、東海地方各地にあったミドリ電化の店舗が、エイデンに事業譲渡されつつあります。一体エイデンに何が起こっているのか。今回は名古屋を代表する家電量販店、エイデンの昔と今を見てみます。

個人商店として戦後にはじまったエイデン

 エイデンの創業は1948(S23)年です。個人商店としてスタートを切っています。その後株式会社栄電社となり、1965(S40)年からチェーン展開を始めました。当時のキャッチフレーズは「音と光の栄電社」。「栄」の文字の周りが光り輝いているようなマークでした。

 その栄電社の名が急速に知れ渡るきっかけとなったのが、1977(S52)年に始まったテレビショッピングです。木琴の独特な音楽とともに電化製品が紹介され、月賦で購入することも可能でした。特に、テレビ愛知で夕方に放送されていたアニメの再放送では、毎日必ずテレビショッピングが流されました。

 まだ家電製品のテレビショッピングが目新しかった時代です。栄電社はこの頃既に「エイデン」という略称を使うようになっていたのですが、現在のように「エ」にアクセントを付ける呼び方ではなく、当時は「デン」にアクセントを付けており、まさに「栄電」でした。今聞くとものすごく違和感があります。

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中部地区をネットするEIDENは多角経営

 そんな「栄電」は、1989(H元)年にCIを導入し、店舗名をアルファベットの「EIDEN」とし、ロゴの一部に赤いポイントをつけ、看板などを全て赤色で統一しました。このCIは華々しく、エイデンの新しいイメージが深く名古屋っ子に焼き付けられました。

 エイデンは広告戦略や販促に力を入れるようになり、1996(H8)年にはその部を独立させ「株式会社ハドック」という広告代理店を設立するほどにCIに力を入れます。その甲斐もあり、エイデンのイメージは洗練されていきます。

 ハドックはパーフェクTV(現在のスカイパーフェクTV!)設立に関わり、さらにそのハドックの社長が、PRIDEを運営するドリームステージエンターテインメント(DSE)の社長を兼務し、深いかかわりを持つなど多角的な展開を行い、それをエイデンとのイメージと融合させ、PRIDEの格闘家がエイデンのCMに登場するようにもなりました。

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ホームセンターを吸収して新時代へ…のはずが

 その少し前には、三河地区に「サカキヤホームセンター」を展開していた株式会社サカキヤと株式会社栄電社は合併して、株式会社エイデンサカキヤとなり、ホームセンターと家電量販店を融合させた「ホームエキスポ」という業態を開発。

 また、パソコン専門店「コンプマート」について、伊藤忠商事と共同出資で新会社を設立して関東地区への進出を試みたり、CDショップの株式会社ディット(ディスクステーション)、修理専門店「シューリーズ」など多角的な攻めの展開を一気に加速します。ところが…。

 まもなく21世紀を迎えるという、2000(H12)年あたりから、エイデンの牙城である名古屋へと一気にガリバーたちが攻め込んできたのです。コジマとヤマダです。さらには関西からミドリ電化も進出。さらにさらに、外からだけでなく内からも地盤を揺るがされます。

 三重県に本拠を置く、エイデンよりもかなり規模が小さかったギガス(関西電波)が力を付け始めたのです。それにより名古屋も家電量販店の戦国時代を迎えることになったのです。全国的にもこの頃から競争は激化し、体力の無い中小のチェーン店は姿を消していきました。

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全国区への脱皮

 コジマやヤマダに対抗するため、2001(H13)年にエイデンは大きな決断をします。広島に本社を置く、株式会社デオデオと共同持株会社「エディオン」を設立することを決めたのです。そうです。エイデンは名古屋地場のチェーンから、自らガリバーになる道を選んだのです。しかし売上も従業員数もデオデオの方が上。

 さらには、家電製品販売に特化しているデオデオに対し、あちこち手を広げ過ぎてしまったエイデンは、合理化をしなければならない状況となり、コンプマートもハドックもエイデンの一部門へと吸収合併されてしまいます。それでも、エディオンの本社機能を名古屋に置くこととなり、エイデンの面目についてこの時は保たれました。この時は…です。

 さらに大きな動きが起きます。一時期は東海地区にかなりの店舗数を出店し、エイデンに真っ向から勝負を挑んでいたミドリ電化。消費税が外税表示だった時代から、内税表示に統一し「ポッキリ価格」を売りにして、東海地区でもかなりのCMを打ち、その知名度はかなり高くなっていました。なんとそのミドリ電化が、エディオングループに参加することが決まったのです。2005(H17)年のことです。

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東海地区で競合するミドリとひとつに

 このニュースが流れた時、私はにわかにそれを信じることができませんでした。デオデオとエイデンは出店地域が違うので統合に難は無く、利点が多かったと思うのですが、名古屋にミドリがこれだけたくさんある現状で、エイデンとどう統合するというのか。私は全く想像がつきませんでした。しかし、次第にミドリの店舗は名古屋から姿を消していきました。

 そしてとうとう、2006(H18)年には三重県の名張と伊賀を除いて、東海地区全てのミドリがエイデンに事業譲渡されることになったのです。しかし、ミドリは事業譲渡について店頭に小さなポスターを掲げているのみで、ホームページの店舗案内には一切それを明記していません。

 そのことから、「やってみますのミドリ」がエイデンをどう見ているのかがよくわかります。

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規模としては業界2位へ

 ミドリが加わったことで、エディオンは売上高業界第2位の規模となりました。でも、それをエイデンは手放しでは喜ぶことはできないでしょう。なぜなら、デオデオと同じくミドリもエイデンよりも売上、従業員数ともに上。エイデンはエディオングループ3社のなかで、最も小さな存在となってしまったのです。その結果が、今のエイデンなのでしょう。

 2006(H18)年、エイデンはそれまでの完成された、そして洗練されたイメージのデザインやロゴを一新。青と黄色のありきたりなものに変わってしまったのです。なぜわざわざイメージを崩すようなことをするのだろうと、新しいマークを見ながら考えていると、ふとひとつのことに気づきました。この青と黄色という配色は、デオデオと同じだということです。

 なるほど、デオデオにイメージを「合わせさせられた」と考えれば納得がいきます。もう少し深く考えると、青と黄色を混ぜればミドリ色。なるほどね。まあ、それは考えすぎでしょうけれども。

 そして最近になって発表された事実があります。それは、2007(H19)年を目処にエディオングループの本社を名古屋から大阪に移すというものです。ミドリのある関西に本拠地移転です。もう、エイデンがエディオングループのなかでイニシアチブを取れていないことは明白です。

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長年の懸念だった瀬戸市への出店を果たし…

 10年前、とあるエイデンの方にこんな話を聞きました。「エイデンはこの東海地区で圧倒的な店舗網で、地域とともに歩んでいます。東海地区にある人口10万人以上の都市には、愛知県瀬戸市を除いて必ずエイデンがあります。瀬戸市への出店でそれが完成するのです。」

 あれから10年。エイデンは2006(H18)年10月、ようやく瀬戸市への進出を果たします。これにより、今も1989(H元)年に導入されたCI当時のまま、赤いロゴを掲げている四軒家店が無くなり、青と黄色に覆われた瀬戸店がオープンすることになります。

 青と黄色の今のエイデンを見ていると、エイデンは何か多くのものを失ってしまった気がします。その10年前にお話を伺った時に頂いたエイデンサカキヤのパンフレットにはこうあります。

「単に大きくなることが目的ではない。地域の人々への貢献につながる影響力が欲しい。」

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 今のエイデンは、単に大きくなることが目的に変わってしまったような気がしてなりません。エイデンの本社は名古屋のままとは言え、エディオングループの本社機能は名古屋から離れてしまうわけで、エイデンはもう、かつての「名古屋の電気屋さん」では無くなってしまったのかもしれません。

 今はまだ残っているあの赤いEIDENの看板。外装工事が行われたり、新店舗に移ったりして、それが青と黄色のデオデオ色に1店舗、また1店舗と変わっていくたびに、そんな寂しい思いが心をよぎっていきます。

続報

とうとう…さようなら名古屋のエイデン
2012(H24)年9月末をもって、「エイデン」という店舗名は直営店から消滅することになりました。

関連情報

エイデン
エディオン

取材協力

KAZ Communications

エイデン本社(名古屋・港区)MAP

35.100031, 136.863694

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コメント

  1. ぁゃゃ より:

    名古屋人なら家電量販店と言えば瀬戸の故中島武則氏が創業したホーエー家電ですね。
    ヤマダ電機に去年買収されてしまいましたが。
    (2006/09/14 9:10 AM)

  2. 藤岡 より:

    栄電社ですか。懐かしいですね。私が名古屋在住の頃、父親の知り合いで、栄電社に勤めていた人が独立して始めた誠電社 確か矢場町?だかにあった電気屋さんで何もかも買っていたのまで思い出しました。それにしてもTOPPYさんは、よくぞそこまで と思う位調べあげますね。私は へぇそうなんだ と思うばかりです。ちなみに私は、ある店舗の店長と知り合いなので、コジマ専門ですが、彼は価格.COMには頭を痛めています。
    (2006/09/14 4:37 PM)

  3. nori より:

    お久しぶりです、栄電社のテレビショッピング映像懐かしいですね。私の知っている栄電テレビショッピングは名古屋テレビで夕方6:50分頃放送されていました。その後に「ドラえもん」の10分間短縮バージョンの放送を月~金まで必ず見ていた事を思い出しました・・・昭和55年辺りの話ですが。
    エイデンの影が薄れてしまう事を一言で言えば「得るものあれば必ず失うものあり」なのでしょう。
    平成に入ってからエイデンがなぜ多角的な攻勢に出れたか?この要因のひとつには東海地区の家電量販店の収益力の高さがあったのだと思います。
     東京・大阪地区と比較して名古屋周辺での家電小売単価は少し高かった。
    閉鎖的な市場は収益力の高さを下支えしていた・・・・・地域の住民が少し高い価格で家電製品を購入することと引き換えに。
    しかし、時代は移ってデフレの波は名古屋という地域障壁をも崩してしまう。
    競争相手が自分の市場(縄張り)になだれ込んできた時点でエイデンのビジネス手法は成り立たなくなってしまったのでしょうね。
    最近、東海地区でも家電小売価格が下がってきたと聞きます
    地域価格差がなくなりつつあるのでしょう。ほんの数%のお話ですが。
    エイデンらしさが失われること引き換えに、名古屋周辺の人たちは今までより数百円~数千円安い家電製品を買うことができるようになった。
    これが良いことなのか?悪いことなのか??私には判断できませんが、これが今という時代が出した答えなのだと思います。
    (2006/09/14 7:25 PM)

  4. ささおか より:

    noriさま
    別に貴殿の評論は望んでおりません。
    管理者さまは、エイデンに対するイメージをお話しされているだけではないのでしょうか?
    (2006/09/16 12:48 AM)

  5. MOMO犬 より:

    こんばんは。管理人さんの久しぶりです。
    >今のエイデンは、単に大きくなることが目的に変わってしまった>ような気がしてなりません。エイデンの本社は名古屋のままとは>言え、エディオングループの本社機能は名古屋から離れてしまう>わけで、エイデンはもう、かつての「名古屋の電気屋さん」では>無くなってしまったのかもしれません。
     ちょっと家電量販店とは違うかもしれませんが、東海銀行が三和銀行と合併してUFJ銀行になる時の事を思い出しました。(もっとも、UFJの本社は名古屋でしたが)
    まぁ、そのUFJも東京三菱と合併してしまいましたが・・・。
    (2006/09/17 1:33 AM)

  6. トッピー@管理人 より:

    >ぁゃゃさま こんばんは
    豊栄家電、ベリーズホーエーといえば円丈師匠のCMでおなじみでしたね。かつてはホーエーとエイデンの統合なんて噂もはるか昔にあったそうですが…。豊栄家電はヤマダ電機に買収されたわけではなくて、豊栄家電49%出資、ヤマダ電機51%出資の新会社「コスモスベリーズ」に事業を継承したという形ですね。コスモスベリーズの本社は名古屋ですが、現在も瀬戸が本店ですね。
    >藤岡さま こんばんは
    誠電社、名前は聞いたことがあるのですが詳しいことはわからないですね。現在も同名の会社は名古屋にあるようですけれども…。ありがとうございます。やっぱり、名古屋にまつわることで気になることは調べないと気が済まないものですから…。
    >noriさま こんばんは お久しぶりです
    エイデンがエディオングループに入ることや、規模が大きくなること自体に私は何ら疑問は持ちませんし、むしろ安くなるのであればそれは歓迎すべきことだと思っています。私が疑問に思うのは、ここまで名古屋で定着し、長年かけて築き上げてきた愛着を持たれているエイデンのコーポレートアイデンティティを容易く変えていいの?ということです。
    >ささおかさま こんばんは
    まあ、そう仰らずに…。そういうことです。一消費者としての想いでしかありませんが、エイデンがデオデオのイメージにそこまで合わせたいのなら、もうエイデンという名を捨てて、デオデオになってしまったら?という投げやりな気にもなってしまいますよね…。
    >MOMO犬さま こんばんは お久しぶりです
    かつて東海銀行にあさひ銀行と提携という話があったときは、このエディオンと同じ形式で、銀行名は変えずに持株会社化するという計画だったんですよね。それを三和が拒否して統合に至ったわけですけど。
    結局同じことですよ。デオデオとエイデンの統合で、エディオンの本社が名古屋に置かれているのに、そこへミドリがやってきて、ミドリはなぜかエディオンに全く合わせようとせず、独自のCIをしっかりと保ったまま、エディオン本社を関西に持っていってしまうという…。
    (2006/09/17 9:46 PM)

  7. nori より:

    コメント読んで皆さんが名古屋の家電業界地図激変に対するさまざまな思いが伝わって来たような気がします
    >疑問に思うのは、ここまで名古屋で定着し、長年かけて築き上げてきた愛着を持たれているエイデンのコーポレートアイデンティティを容易く変えていいの?ということです
    資本の理論で大が小を飲み込んだ以上、大きい側のCI優先になってしまったのでしょうね。
    (以下は個人の主観で)
    ただ、残念ならないのはエイデンが「もしも」経営資源を多角化ではなく他地域との競争(進出)に振り向けていたのならば、エイデン単独でも十分に生き残れていたのでないか?との思いです。
    統合したエディオン3社で上場していたのはエイデンだけだったと思います。規模は小さいとはいえこの信用と資金調達力があれば、東阪へのアンテナショップぐらいは簡単に作れた筈です。他地域へ進出していれば名古屋の小売価格の高さに気付き強い競争力と安い値段が身に着き”強くて安いエイデン”に生まれ変わっていたことでしょう。
    自分の縄張りのみに安住し固執してしまった事が結果的にエイデンらしさをも奪われる原因となったのではないでしょうか??
    小売業でもユニーやサークルK(シー&エス)は早くから他地域への進出を行い他流試合(アウェーでの競争)を行うことで競争力をつけ今も名古屋の企業として存在し続けています、ローカル色は少し薄いですが。
    エイデンとユニーグループの企業形態の変遷は名古屋企業の今後のあり方を考える何かを示唆しているような気がします
    PS:私が前回書いたコメントはエイデンへの郷愁と記事には触れられていなかった『エイデンらしさの負の側面』について書いてみました。記事を評論する意図は無かったのですが、、、、
    (2006/09/18 12:53 PM)

  8. 藤岡 より:

    noriさん あなたの記述も理路整然としていて、楽しく読ませていただきましたし、なるほど と感服いたしました。別に評論なんて感じませんでしたし。TOPPYさんが提供してくれる、さまざまな話題に関して、それを読むのを、楽しみにしている私にとって、いろいろな意見を読ませていただけるのは有り難い事です。個人の主観なんて断らなくても、真面目な記述であるならば、TOPPYさんは、拒絶されるような心の狭い方ではないと思いますが。
    (2006/09/18 8:49 PM)

  9. nanikana より:

    noriさんのコメントを読んでいて思ったのですが、他地域への進出って、諸刃の剣な考え方ですよ。進出を行ったことで、元々持っていたアイデンティティを失うこともありますし、体力が疲弊していくこともありますし。
    ひとつ思い出したことがありますが、ユニーってパソコン販売への進出で失敗しています。進出が必ずしも競争力をつけることへ、イコールとならない事例となります。
    規模は小さくても、独自色を打ち出して商売している会社は多いですし、noriさんが仰るように、3社でエイデンだけが上場していたのなら、その信用力から独自色を継承できたはずなのですが・・・。
    まぁ上場しているから信用力があるというのは、今さらそうとも言えない時代ですから、いまのエイデンとエディオンになにが起きているかは、外野の私たちにはわかりませんが、いまのエイデンって、地元色以外にも良い部分がたくさんあったのに、悪い意味で他の家電屋さんと同じになってしまったという舵切りは、長年の顧客としては、少々残念な気持ちもします。
    (2006/09/18 11:06 PM)

  10. あかだ より:

    いや~、とても興味深いトピックでした。
    エイデンといえば、泣く子も黙る名古屋の信頼ある家電店ですからね。
    テレビショッピングも重要ですが、もしもしショッピングも忘れないでください(笑)。
    少し脱線しますが、Blogへの返信についての個人的主観をば。
    返信するというのは、トピックを書かれた方への情報補足、提供、感想だけで十分だと思うのですよ。
    マジメな記述であるのは当然ではありますが、そこで個人の主観を書き込むのは、少し違うかなと思います。
    (それは、討論場所ではないという基本的な解釈からそう思うのです;)
    そこは、ご自身のサイトでそれを発表し、トラックバックやアドレス掲示という形で対応されるのが、よろしいのではないでしょうか?
    また、個人の主観を書かないと話しの道がそれるような場合には、個人の主観でと前おかれる方が、より返信の意図が明確になると考えます。
    最後に。
    noriさまの(以下は個人の主観で)と前おかれた書き込みと、それを受けたnanikanaさまの書き込みで、エイデンへの想いが語り尽くされた感じがします(笑)。
    みんな、エイデンが好きなんだねぇ。
    (2006/09/19 9:56 PM)

  11. トッピー@管理人 より:

    >noriさま こんばんは
    大きいものに巻かれてしまって仕方が無いということであれば、それこそケーズデンキになったギガスのように、デオデオになってしまったほうがすっきりしていたかもしれませんね…。
    >藤岡さま こんばんは
    そうですね。でも、元記事から発展したい話を展開される際には、そう仰っていただくとわかりやすくなる部分があることはありますけどね。
    >nanikanaさま こんばんは
    確かに、エイデンはイメージだけでなく、普通の家電屋さんになってしまったという印象はありますね。今後も今の方向のまま舵はきられるのか気になるところです。
    >あかださま こんばんは
    やっぱり、名古屋っ子はみんなエイデンが好きなんですね。ギガスがケーズデンキになったところで、感慨深いことは何も無かったですからね…。
    (2006/09/19 11:55 PM)

  12. 藤岡 より:

    皆様  TOPPYさんが提供してくれた、エイデンに関する記述から、感想だの、評論はマズイだのの議論は別としまして、皆様のさまざまな思いが、ひしひしと感じられて、私にとっては感慨深いものがありました。名古屋の家電業界事情がイマイチ分からないと言いますか、思い出せない私にとって、体力の無く消えていった中小チェーン店とはどんな会社であったのか。知っている方がおられましたら、教えて下さい。
    (2006/09/20 6:13 AM)

  13. トッピー@管理人 より:

    >藤岡さま こんばんは。
    一時期は海外展開もしていましたので、中小には当てはまらないという意見もあるかもしれませんが、先日破産したウォッチマンや、そして本社は大阪ですが名古屋でよく見かけ、民事再生法の適用を申請して産業再生機構の支援決定を受けたマツヤデンキなどが姿を消しましたね。他にも会社としては残っているものの、店舗が急減しているチェーンもありますね。
    (2006/09/24 12:48 AM)

  14. まさ より:

    エイデンのロゴは変更を知ったときはマークはあまり好きではなくローマ字のロゴはくどいようですがセブンアンドアイのマークがヨーカ堂の使われた時よりは良くダイエーの新しいロゴマークと同じぐらい良いと思いました。「僕も前のカタカナやローマ字のロゴの方が良かったと思います。そして以前紹介したスーパーのリンク集のブログの方もヨーカ堂のマークの変更は気に入って無いので紹介しました。」
     確かにトッピーさんが言うように普通の電機屋さんになった感じですがエイデンが開発した「コンプマート」や「ネバーランド」はデオデオの店舗で使われていますしエイデンもデオデオが開発した小型店舗の「ファミリーチェーン」はエイデンも使われていて結構それはそれなりにうまくやっていると思います。「デオデオで使えたデビットカードがエイデンで使えないのは少し不便だと思いますがエイデンの個性を残しているような気がします。」
    実はエディオンは以前は東北や北海道に強いデンコードや関西の上新電機やベスト電機や100満ボルトで商品の共同開発「ボイスネットワーク」を行っていたのですが、ベストが脱会しそれから上新やデンコードや100満ボルトも脱会してしまい残ったエディオンとミドリが東京海上日動のような感じで経営統合してしまいましたが、もしもデンコードーがい家電の全国ネットワークが出来たと思います。 
     あとギガスがケーズに変わったときは初めは時代の流れだと思いましたがすぐになれました。
     これから丸井も栄に来てヨドバシも来るかもしれない時代に生き残りをかけて社内の雰囲気がが少し似ているデオデオと一緒になったエイデンは確かにすごいと思いましたがエディオンの本社を大阪に移転するのはトッピーさんの言う通りだと思いますしアクセスの面でも名古屋が良いと思います。
     
    (2006/10/21 12:13 AM)

  15. トッピー@管理人 より:

    >まささま こんばんは
    CIというのはやはり重要ですよね。デニーズやイトーヨーカドーの看板をまるでセブンイレブンのようにした、セブンアンドアイのCIは愚策としか言いようがありません。あれではまるで、デニーズはコンビニ程度の食事、イトーヨーカドーはデカいコンビニと言っているようなものです。最近はその愚策ぶりに気づいたのか、デニーズの看板が黄色い四角い看板を経て、昔のものに戻されている店舗がありますね。経費の無駄遣いもいいところです。
    (2006/10/23 1:53 AM)

  16. こっそり。 より:

    実は社内の雰囲気も、就業規定も相当変わりました。
    そういった異物に適合出来る、所謂「サラリーマン」だけが残っている
    気がします。デッキのテープを取り出したりするのにお金なんて取りたく
    ないし、そんな事一つできない店員ばかりになっていると思います。
    営業時間の長時間化や薄利多売主義が、店員のスキルアップの時間や、
    お客様とのコミュニケーションや情報交換の時間を無くしてしまいました。
    また、経営の統合やVNの解散によるシステムや服務規程の迷走が、更に
    「大きいけれどまちの電気屋さん」というエイデン独特のスタンスを失
    って行きました。エンジニア資格とかを仮に持っていても、給与やポス
    トに関係もしません。また、今の社内の実情は、携帯ショップのような、
    インセンティブ販売を最重要視するという明らかに間違った方向に走っ
    ています。携帯や衛星放送の加入者数がピークだった時に売り上げを伸
    ばした某社の末路を鑑みれば素人でも判る事なのに、それこそみなさん
    がおっしゃる様に心を失ったエイデンに明日は無いと思います。社員に
    も不評ですよ、あの新しい看板。
    入社した時の契約内容は露も残っていないので、そろそろお暇しようと
    思います。もう、家電業界には未練がありません。ダイオードやコンデ
    ンサ、抵抗やLED、ケーブルの測り売りのないお店ばかりですしね。
    かつての栄電社ないしエイデン、一消費者として愛していました。
    (2006/10/26 2:04 AM)

  17. トッピー@管理人 より:

    >こっそり。さま こんばんは
    とても重みのあるコメントありがとうございます。エイデンを愛し、身を投じ、それを誇りに思われていたから方のコメントだからこそ、エイデンの現状を嘆かれる言葉に無念さを通り越した寂しさを感じてしまいます…。「大きいけれどまちの電気屋さん」。そうですよね。量販店なんだけど、なじみの店員さんに気軽に相談できるという、人と人との繋がりを大切にしている点が、エイデンの良さだったんですよね。それがエイデンらしさでもあり、名古屋の電気屋さんらしさでもあったわけで。ロゴが変わったことや、グループ本社が大阪に移ること自体よりも、そういった「らしさ」を失っていることの方が、名古屋っ子として寂しさを感じる所以だと改めて認識できました。貴重なお話ありがとうございます。
    (2006/10/27 10:07 AM)

  18. くまちゃん より:

     エイデンは変わったほうが良いんだよ。インセンティブを重要視していたのは昔から。昔から他社の物まねでやってきて自分たちの考え方が無かったんだけどな。冬にエアコン売れとか配送センターがあるのに自店で配送しろとか面白いことをやっていたなあ。環境に優しい会社でISOを収得したのに社長自身がサカキヤと合併したときにサカキヤの社長がベンツに乗っていたのを見て社長車の新車のクラウンからセルシオに乗り換えた過去があったなあ。昔からいい加減で中途半端、方針がコロコロ変わるのは相変わらずだね。エイデンは家電量販の姿をした証券会社なんだけどな。わかったかな。エイデンのためを思うなら無視する、利用しない、クレームは言わないことだ。利用しないからつぶれて欲しいね。
    (2006/11/18 4:07 PM)

  19. トッピー@管理人 より:

    >くまちゃんさん こんばんは
    そうですね、変わった方がいいのかもしれませんね。その社長の決断によって、エイデンの本社はミドリ名古屋みなと店跡地にもうすぐ移るとか移らないとか。心機一転で頑張って欲しいというところですね。なんでも、名古屋みなと店周辺は治安に不安があるとかで、本社女性社員を歩かせるのは危険だからと通勤送迎バスを運行するとかしないとか…大変みたいですね。
    確かにいろいろコロコロ変わる会社ですね。ミドリからエイデンへの改装オープンで、一度貼った「買って安心ずっと満足」の看板を、オープン2日前になってコンプマートに張り替えたり…ねぇ。
    (2006/11/21 10:57 PM)

  20. 浜急電鉄 より:

    こんばんは。
    以前家の最寄りにある栄電社(あえて横文字にはしません)へ行ったときのこと、店内で流れている曲に違和感を覚えました。
    歌詞ははっきりと「エイデン」と言ってはいるものの、曲は「石丸電気」そのものだったという事実。あの秋葉原駅の電気街にある赤いネオンの石丸電気の曲が使われていました。
    店員に聞こうと思いましたが理性が勝り、とりあえず黙っていましたがどうも腑に落ちないまま月日が流れていました。
    で、つい最近知ったんですが、栄電社と石丸電気って合併していたんですね。どうりで栄電社で石丸電気の曲が使われているわけですね。
    ただ、旧石丸電気の合い言葉だった「でっかいわー」は無くなっていました。今東京の人が石丸電気で曲を聴いて、あれ?って思っている人もいるでしょうね。
    いずれにせよ、栄電社も石丸電気も単なる地区ブランドでしかないというのは、寂しいですね。

  21. トッピー@管理人 より:

    >浜急電鉄さま こんばんは
    この記事を書いたのは、もう4年も前になるのですが、
    今、読み返しますと、この頃とも状況はすっかり変わってしまったな…と、
    そんな感じがしますね。
    ミドリなんてもう…ですし、おっしゃるとおり石丸はエイデンですし、
    エイデンもデオデオも会社名としては存在していませんし…ね。
    家電量販店の業界地図は、これからもスピード感をもって、
    塗り替えられていくのかもしれませんね。

  22. pika-♂ より:

    俺、今年で32だけど、栄電社知ってます。

  23. NY より:

    >浜急電鉄さま 
    栄のトップカメラの曲は歌詞ははっきりと「トップカメラ」と言ってはいるものの、曲(『草競馬』もしくは童謡『うさぎとかめ』の替え歌)は「どっきりカメラのキシフォート」(JR蒲田駅西口)そのものですが、どちらが先なのか気になっています。

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