第4章 名古屋の文化・風習

嫁入りが派手な本当の理由は?ご当地ソングが無い!?

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これだけは興味がある?名古屋の結婚 全国から注目された嫁入り物語

今回からは名古屋の文化・風習を見ていきます。名古屋独特の風習といって、全国の方々がピンとくるのが結婚式だと思います。名古屋の結婚式にまつわる風習が広く知られるようになったきっかけは、名古屋・東海テレビが制作したドラマ「名古屋嫁入り物語」ではないでしょうか。このドラマは、フジテレビ系列全国ネットでプライムタイムに放送され、名古屋地区だけでなく全国で高い視聴率を記録しました。名古屋制作の番組が、プライムタイムに全国で放送されること自体が珍しいなかで、高視聴率を記録するというのはさらに稀な例です。しかも題材が名古屋ということも尚更です。
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結婚するのは家と家 娘3人持てば身上つぶれる?嫁をもらうなら名古屋から?

昔からよく聞く言葉です。前回テレビドラマ「名古屋嫁入り物語」のお話をしましたが、実際に名古屋の結婚式は派手なのでしょうか。トラック何台分もの嫁入り道具を娘に持たせ、それを近所の人々に披露し、ガラス張りのスケスケなトラックに紅白の幕をつけて凱旋し、さらには集まった近所の人達に向けてお餅、お菓子などを娘の両親がばら撒く。そんなことが現在も日常的に名古屋では行われているのでしょうか。
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嫁入り道具にお金をかける本当の理由 派手好きとか見栄とかじゃなくて実は…

名古屋の結婚シリーズ第3弾。いよいよ嫁入り道具の荷送りです。名古屋ではごく自然に紅白幕を掲げたトラックを見かけることがあります。これは嫁入り道具を運んでいるトラックです。紅白幕を掲げているのは嫁入り道具を運んでいることを知らしめるためです。なぜ知らしめなければならないのか、それは「このトラックはバックすることができないぞ」と主張するためです。嫁入り道具を運ぶトラックがバックすることは出戻り、つまり離婚を想像させるので縁起が悪いとされているからです。運転マナーが悪い名古屋でも、道幅の狭い道路で紅白幕のトラックを見かけたら、皆バックさせないようによけなければならないのです。もしどうしてもよけない路上駐車の車などがあったらどうするか、その場合は祝儀を渡してでもどいてもらいます。決してバックはしないのです。
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「お値打ち」が大好きな現金なヤツそれが名古屋っ子 ケチではなく価値が重要

お値打ちこれは名古屋っ子が名古屋弁だと意識していない名古屋弁のひとつです。最近では全国的にも少しずつ使われるようになりましたが、元々は名古屋の言葉です。この言葉には名古屋っ子の性質が実によく表れています。具体例で見てみましょう。お寿司で考えてみます。お寿司屋さんには回るところと回らないお店があります。回転寿司のお店の中には100円均一のところがあります。そういうお店は「お値打ちなお店」と言えるでしょうか。答えはノーです。
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お祭りに見る名古屋らしさ 名古屋まつりやどまつりが始まったきっかけとは

地方の文化や風習がよく表れ、なおかつ他の地方の人の目に触れることが多いのが「お祭り」です。お祭り自体がその地方のイメージとなっていることもよくあります。例えば、徳島県で思い出すものはと聞かれたら阿波踊りと答える人は多いでしょう。どんたくは博多、祇園祭は京都、七夕祭りは仙台、ねぶたは青森と、お祭りの名前を聞いただけでその街の名が思い浮かびます。変わって、名古屋のおとなり三重県は、全国で最もお祭りの多い県です。平均すると1日に1つ以上のお祭りがあります。お祭りとは、もともと神さまや仏さまを祀る行事ですから、伊勢神宮のお膝元である三重県がそうなのは頷けます。このようにお祭りと地方とは密接な関係があります。ということで、今回はお祭りを通して名古屋を見ていきます。
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名古屋を歌うご当地ソングって何か思い浮かびますか?なぜヒットしないのでしょうか

最近、インターネットで「名古屋はええよ!やっとかめ/つボイノリオ」の非公式プロモーションビデオが作られ一部でとても有名になりました。しかしこの曲自体は1985(S60)年に発売されたものですが、当時流行ったという記憶はありませんし、最近耳にした方も初めて聞いたという人が多いのではないでしょうか。その他に「名古屋の歌といって思い出すものはありますか?」とあなたは聞かれたら答えることができますか?名古屋にご当地ソングは無い。というわけでは決してありません。調べてみると驚くほど名古屋の歌は存在します。まずは戦前を見てみます。
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名古屋のご当地ソングを作ろうといくつもプロジェクトがあり歌を作るも結局自己満足

名古屋をテーマにしたご当地ソング、前回は1976(S51)年に発売された「名古屋っ子/無有」までをご紹介しました。石原裕次郎さんを起用すれども売れず、若手アーティストの歌も売れず、名古屋のご当地ソングはどうやっても売れないという定説がレコード業界で広まったのか、名古屋の歌はパタリと発売されなくなってしまいました。とうとう作られなくなった名古屋の歌その状態に風穴を開けたのがオリンピックです。名古屋が1988(S63)年のオリンピック誘致活動に乗り出すと、1981(S56)年「名古屋オリンピック音頭/川崎英世・小林真由美」が発売されました。時代背景もあるのでしょうが、オリンピックで「音頭」という感覚がいかにも名古屋らしいといいますか、これでは垢抜けません。
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名古屋といえば中日ドラゴンズ 球団の誕生から日本一までを振り返る

名古屋を語るにあたって、中日ドラゴンズを外すことはできません。2004(H16)年10月1日、ドラゴンズファンの名古屋っ子で埋め尽くされたナゴヤドームにおいて、中日ドラゴンズは6度目のリーグ優勝を果たしました。私もその日はドームに赴き、落合監督の胴上げを目の当たりにしました。この日、急遽ローカルで生中継を編成したCBCテレビの視聴率は平均で33.4%、瞬間最高視聴率を記録した胴上げの場面は57.4%に達しました。在宅率を考えれば、この日は名古屋のほとんどの家庭でドラゴンズ優勝決定のシーンが見られていたことになります。
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名古屋っ子はドラゴンズに何を見ているのか?何を象徴しているのか?

名古屋といえば中日ドラゴンズ、中日ドラゴンズといえば名古屋というくらいに、ドラゴンズは地域に密着した球団です。ところが、名古屋っ子は皆ドラゴンズファンと言うとはできないと思います。名古屋っ子はどのようにしてドラファンになるのか名古屋っ子の好きな球団はどこなのか。具体的な統計データは無いので根拠はありませんが、私が20年程前、小学生の時にクラスでアンケートを取った結果では、ヤクルトや近鉄といったごく少数の意見を除いて、クラスは中日ファンと巨人ファンが同数で真っ二つにわかれました。
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パチンコもスパ銭も遊べる本屋も実は名古屋が発祥というサブカル都市

結婚、価値観、お祭り、歌、ドラゴンズと名古屋の表文化を見てきましたが、今回はサブカルチャーを見ていきたいと思います。名古屋のサブカルチャー、いわゆる大衆文化を代表するものといえばパチンコです。愛知県内のパチンコ店舗数は901店で東京、大阪に次いで3位。(H13年12月末警察庁生活安全局風俗営業等関係資料より)ですが、ただ単に名古屋はパチンコが盛んというだけではありません。パチンコは名古屋と実に深い関係があります。パチンコに似たものは大正時代にイギリスから日本に入ってきましたが、当初は子どものおもちゃでしかありませんでした。それを初めて商売にしたのが、名古屋市西区浄心で遊技場を経営していた正村竹一さんです。
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