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英語力以前の問題じゃん-ギャスタウン

記事公開日:2004年5月14日

イラストフォト

 スーツケースから小さめの旅行カバンに荷物を詰め替え、相方の家を出ます。予約してあるホテルはロブソン通り(Robson St.)にあるバークレーホテルです。決して高級とは言えない比較的料金の安いホテルです。こちらではホテルにシングルルームは無く、最低でもダブルベッドになります。

 一人の場合はそのダブルベッドに広々泊まることになります。もちろん二人でもそのダブルベッドの部屋に泊まることになるのですが、一人ならいいのでしょうけど、二人だと部屋もベッドもちょっと狭い感じがしました。

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バークレーホテル ティム・ホートン ギャスタウン

 窓の外には鳩が巣を作っているらしく、「クルックー、クルックー」という声が途絶えません。しかも窓に鍵が無い。これはバンクーバーの治安が良いことを表わしているのかな...という気もしますが、窓にはベランダも無いことから泥棒も壁を登ることはできないだろうという判断なのかも知れません。ちょっと不安でした。

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▲宿泊したのはロブソン通りの「バークレーホテル」。

 ホテルに荷物を置き、バンクーバーの街観光へと出かけます。時刻は午後2時を回ったところでした。相方が「お腹がすいた」と言います。私は機内食をしっかり2食食べたばかりなのでそんなにお腹が減っていません。しかしコーヒーが飲みたかったので、カナダのコーヒーチェーン「ティム・ホートン(Tim Houtons)」でビスケットを食べます。

 そして両替店で日本円をカナダドルに両替します。ここまで、全て相方が英語でペラペラと店員とやりとりをしています。ああ、すっかり先を越されてしまったな...。私は肩を落としました。やはり英語を覚えるには住むのが一番のようです。

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▲ギャスタウン。いかにも外国という感じの街並み。街灯もオシャレ。

 まずはギャスタウン(Gastown)へと向かいます。バラード通り(Burrard St.)からヘイステング通り(Hastings St.)に入り、ハーバーセンターの手前を左に曲がり、コルドバ通り(Cordova St.)からウォーター通り(Water St.)に入ります。このギャスタウンはバンクーバー発祥の地です。道路は石畳になっていて、建物はレンガ造りのいかにも外国という古い街並みが作られています。

 「作られている」と言うのは、見た目は19世紀の雰囲気なのですが当時からずっと栄えているわけではなく、寂れた時期もあり現在のギャスタウンは 1970年代後半以降市の観光局によって再開発された姿だからです。そんなギャスタウンの再開発の目玉であり、現在では最も有名な観光名所となっているのがスチームクロックです。

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▲建物は皆19世紀を再現。レンガ調です。

ギャスタウン スチームクロック

 確かに、バンクーバーと言えばこの時計を思い浮かべます。大きな時計台の様なものを想像していたのですが、到着して見ると普通の時計の大きさです。その名のとおりスチームが吹き上げられています。街並みにピッタリ合ったデザインで19世紀の雰囲気を盛り上げます。

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▲スチーム・クロック。街灯と比較するとわかりますが、意外と小さい。

 ウォーター通りをさらに進むと、左手に「オールドスパゲティーファクトリー」があります。オールドスパゲティーファクトリー。名古屋・藤が丘のお店には何度か行ったことがあります。スパゲティを注文するとパン・ピザが無料で食べ放題というお店で、確かアメリカが発祥だと聞いています。カナダにもあるとは...、後日行ってみることにします。そして三叉路にぶつかるとギャッシー・ジャック(Gassy Jack)の像があります。

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▲オールドスパゲティファクトリーには後日行きます。

 ギャッシー・ジャックは、このバンクーバーの街ができるきっかけになった飲み屋さんをここに開いた人物です。ギャッシーの街だから「ギャスタウン」なのです。ギャッシーはあだ名で、本名はジョン・ディトンです。彼は1867年にこの地にやってきて、まさにこの銅像がある場所でお店を始めました。それは、ヘイスティングの製材工場の工員相手にした「ディトン・ハウス」という飲み屋さんでした。

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▲ギャッシー・ジャック像。まさにここに飲み屋がありました。

ギャスタウン

 1930年頃になると、街はダウンタウンに移りこのあたりは廃墟となってしまったそうです。注目されるのは 1970年代、この地でホームレスがアクセサリーの路上販売をしたことで観光客が集まり始めます。それが人気となり現在のギャスタウンへと繋がっています。今でもホームレスはたくさんいて、お祭りの時でもない限り、観光地とは言え夜は歩かない方が良いと思います。

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▲自分の書いた絵を路上で売る人もいます。

「ところで、スチームクロックって何でスチームが出てるの?」

 と私は深く考えもせず相方に聞きました。すると相方はため息をついて答えました。

「スチームで動いてるからでしょう。」

 私は気づきました。

「あ、そうか。蒸気時計ってことか。蒸気で動いてるんだね。」

 相方はさらに深いため息をつくと、こう言いました。

「あなたは英語の勉強する前に、頭の回転良くするパズルとかやった方がいいんじゃないの?」

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▲お土産屋さんからはメープルのいい香りが漂います。

 そのとおりかも知れません。我ながら恥ずかしい...。ちなみにこのスチームクロック、世界で唯一の蒸気時計だそうです。世界で一つなくらい珍しいものなんだから、気づかなくても仕方ないじゃん。と、開き直るとさらに頭が悪そうなのでやめておきます。

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▲観光地化した今も、広場にはホームレスがいます。

ギャスタウン(ブリティッシュコロンビア州)MAP

ギャスタウン


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