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エモい団地がその値段で…物価2割下げる宣言スーパーが心強い 江南団地

記事公開日:2020年2月13日 更新日:

★昭和40年代の面影を残す団地
★あの頃のような雰囲気がありながらスーパーや商店街が機能している
★名古屋へのアクセスが良いのにその値段で…

 愛知県江南市といいますと、ほとんどの道路が斜めになっていて、東に向かって走っていたはずが、いつのまにか北に向かっているなど、方向感覚を失わせてくるので、一度走った道でもなかなか覚えられないことでおなじみです。

江南といえば「藤」ですものね

 そんな江南市を車で走っていたら、ナビに団地が表示されました。「江南団地」です。住所としては「藤ヶ丘」。江南市には藤の花の名所である「曼陀羅寺公園」がありますよね。この団地はそこからすぐ北西の場所にあります。

江南らしい?色の給水塔

 まず目に留まったのは給水塔。土台部分とあわせてまるでロケットのような形をしています。色は薄緑。江南市の展望台「すいとぴあ江南」と同じような色合いなのは合わせてあるのでしょうか?江南団地の水道は「江南団地専用水道」となっていて、4ヶ所の井戸を水源としています。

昭和43年に誕生しています

 江南団地を管理しているのは「UR都市機構」。団地自体は1968(S43)年に建築されているので、築52年ということになりますが、外観はきれいに手入れされている様子で、県営住宅の賃貸団地に比べると綺麗な印象です。

 団地の規模は賃貸住宅が3,290戸、分譲住宅は520戸で、中心部には15店舗の商店街も形成されています。昭和40年代前半の団地らしく、団地内は一方通行の道路が多いのもあの時代を感じさせます。

 団地の中心部には、集会所、郵便局、銀行、管理サービス事務所、店舗(商店街)、スーパーマーケットがあり、さらに交番、保育園、幼稚園、公園もあります。小中学校も団地外とはいえ近隣にあるので、まさにコンパクトな生活圏が形成されています。

かつてはそう「住都公団」でしたね

 目に留まったのは、犬・猫を飼うのはやめましょうという啓発看板。そこに書かれている「住宅・都市整備公団」のロゴ。1981(S56)年に設立され、1999(H11)年に解散しています。あれ?江南団地ってそれ以前からあるよね?そうなんですよね。住都公団は日本住宅公団と宅地開発公団を引き継いで誕生したものでした。

物価を2割下げると宣言するスーパー

 この江南団地で注目したいのはスーパーです。「スーパーヤマト」は平屋建て。その建物自体に高度経済成長期らしさを感じます。屋根の形状といい、内装、床といい、あの時代の団地のスーパー感そのままです。団地の住居棟と違って、今っぽくなっていないのが良いです。

 「物価2割下げます!」という文字がスーパーの名前よりも大きく、並々ならぬ決意を感じます。

 他にも理美容やランチのお店など、商店が機能しているのもポイント。

その利便性でその価格

 この江南団地なのですが、家賃は賃貸だと3万円から6万円台。分譲だと…200万円で3DKの物件があったりします。名鉄江南駅までバスで10分、そこから名鉄名古屋駅まで特急で2駅18分。名古屋へのアクセスも便利で、エモい昭和空間に200万円で部屋が買えるってお値打ちじゃないですか?3万円の家賃だとしても5年半払う感じで買えちゃう……。物価2割下げますどころじゃないよね。

※物件価格の情報は取材時(2020年2月)当時のものです

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